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ジパングの海 資源大国ニッポンへの道
著者 横瀬久芳
日本近海の海底には、金、銀、レアアースなど、約200兆円もの資源が埋蔵されている! 東日本大震災に見舞われた日本列島は、こうした過酷な自然災害が頻発する場所。しかし同時に...
ジパングの海 資源大国ニッポンへの道
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ジパングの海 資源大国ニッポンへの道 (講談社+α新書)
商品説明
日本近海の海底には、金、銀、レアアースなど、約200兆円もの資源が埋蔵されている! 東日本大震災に見舞われた日本列島は、こうした過酷な自然災害が頻発する場所。しかし同時に、地球のプレートが沈み込む場所に存在するがゆえ、海底に世界有数の鉱物資源が生み出されるのだ。領海と排他的経済水域を併せた面積は世界6位を誇る日本の海の、特にその海底資源にスポットを当て、「ジパングの海」の巨大な可能性に迫ります。
目次
- 目 次
- はじめに──火山と地震の「恵み」を享受するジパング
- 第一章 黄金の国ジパングの真実
- 商業規模で採掘できる唯一の鉱山
- 『東方見聞録』の四つの奇跡
- 形を変えたジパングの黄金伝説
- 他
- 第二章 資源大国・日本を支えた鉱山群
- 銀産出量も圧倒的に多い金山
- 日本の粗銅が買い叩かれた理由
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紙の本
横瀬氏の愚痴や苦労話
2020/09/06 07:51
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本近海の資源状況を解説した本と思って買ったのですが、全く違いました。横瀬氏の愚痴や苦労話が印象に残りました。曰く、東大や京大は政府ベッタリの組織で資金にも恵まれているが、地方大学は限定的であり、海洋研究のハードルは高い。成果を上げたら独立行政法人が手柄を横取りしようとしたり妨害する。海洋調査は、「一見さんお断り」の超閉鎖的社会。海洋教育は遅々と進まない等々。トカラ列島(琉球弧に分布する島々)は海洋資源の宝庫で。韓国や中国が虎視眈々と狙っているとのこと。これを守ることに鈍感な役人たちには苛々しました。