- 販売開始日: 2014/08/01
- 出版社: 朝日新聞出版
- ISBN:978-4-02-273234-7
漢書に学ぶ「正しい戦争」
著者 櫻田淳
「普通の国」=「軍国主義への道」か? 「対北朝鮮柔軟政策」=「国賊」か? 保守論壇でデビューした国際政治学者が、古代中国の知恵を借りながら、情念の支配する安全保障論議に独...
漢書に学ぶ「正しい戦争」
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商品説明
「普通の国」=「軍国主義への道」か? 「対北朝鮮柔軟政策」=「国賊」か? 保守論壇でデビューした国際政治学者が、古代中国の知恵を借りながら、情念の支配する安全保障論議に独自の視点で切り込む。戦乱に明け暮れた2000年前の中国の知恵は、現代日本人に何を教えるのか。「タカ派」でもない「ハト派」でもない第三の道=「フクロウ派」を目指すユニークな戦争論。
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魏相丙吉伝に学ぶ「正しい戦争」
2016/05/31 17:48
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投稿者:マトリョーシカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な漢書から戦争の本質を探していくのかと思いきや、タイトルに述べた魏相丙吉伝の五つの兵(「貪兵」「驕兵」「忿兵」「應兵」「義兵」)の紹介に始まり、自称フクロウ派の著者が日本の安全保障をいかにするべきかが書かれていた。個人的にはもう少し他の漢書も紹介してほしいと思った。
しかし、たった一つの文献から日本が歩んできた歴史、そして安全保障をまとめて説明できるというのは素晴らしい。集団的自衛権の容認を決定した今、次は国際連合の下で「義兵」としての活動、つまり武器使用をも含めた自衛隊の海外派遣が行われるのは安易に予想できる。
またこの本は聞き慣れない「フクロウ派」というタカ派でもハト派でもない第三の選択を紹介している。憲法9条を米帝に押し付けられたものとして変えたい右翼と、人類の宝として守りたい左翼。どちらも互いに耳を貸そうとはせず、議論にすらなっていない。まだまだディベートの素地がなってない日本にとって、「フクロウ派」の存在はますます重要さをましてくるだろう。
筆者はまだ漢書を学んでいる途中だとあとがきに書いていたから、続編を期待したい。