恐怖の2時間18分
著者 柳田邦男
“福島”との恐るべき類似。今こそスリーマイルの教訓に学べ!冷却水停止、炉心圧力上昇、燃料棒損傷、避難パニック。1979年、米スリーマイル島原発で起きた事故は、まさに「今」...
恐怖の2時間18分
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商品説明
“福島”との恐るべき類似。今こそスリーマイルの教訓に学べ!
冷却水停止、炉心圧力上昇、燃料棒損傷、避難パニック。1979年、米スリーマイル島原発で起きた事故は、まさに「今」を予言していた。安全とされた巨大システムはなぜ崩れたのか? 技術への過信、人間の判断の危うさ、情報の混乱――徹底的な現地取材でスリーマイル事故のすべてを描き出した圧倒的なドキュメント。1983年に刊行され、原発問題を考えるための必読書といわれてきた本作が、ついに電子書籍で登場。
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原発関連ニュースを理解するための最適な入門書
2015/08/29 09:01
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
1979年アメリカのペンシルバニア州スリーマイル島原子力発電所で発生した重大な事故について、その事象の進行を様々な切り口から辿ったノンフィクション。原子力発電所は言うまでもなく大変複雑なシステムなので、メルトダウンに至る事実の経過を正確に記述しようとすると、大変難解になりがちです。しかし、著者の柳田氏は航空機事故や医療事故などシステムとヒューマンエラーとの関わりを長年取材してきただけに、非常に分かりやすく、また正確に事故の全容を記述されています。なぜ原子炉内の水位が低下しているにも関わらず注水を止めてしまうのか、原子炉内の圧力を下げたいのに簡単に下げられないのはなぜか、など一般読者が感じる疑問も本書なら読み進むうちに「なるほど!」とすっと頭に入ってきます。原発事故関連のニュースに接する時、難解な専門用語がたくさん出てきますが、そのような専門用語についても本書を読めば、ほぼその解説が網羅されています。非常に役立つ情報が詰め込まれた一冊です。さすが柳田氏の本だと思います。期待を裏切りません。