あなたの話はなぜ「通じない」のか
著者 山田ズーニー
周りの人に等身大の自分を分かってもらいたい、相手と信頼関係を築きたい、前提の通じない相手ともきちんと話し合いたい、聞き上手になりたい、人を説得したい、相手の共感を得たい―...
あなたの話はなぜ「通じない」のか
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商品説明
周りの人に等身大の自分を分かってもらいたい、相手と信頼関係を築きたい、前提の通じない相手ともきちんと話し合いたい、聞き上手になりたい、人を説得したい、相手の共感を得たい―。なかなか自分の「想い」を人に伝えるのは難しいもの。コミュニケーション上手になるためにはどうすればいいのか?基礎のキソから懇切丁寧に教えます。究極のコミュニケーション技術論。
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「問いの洗い出し3分ワーク」と「問い1000本ノック」
2008/11/10 01:32
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1章 コミュニケーションのゴールとは?
第2章 人間を「説得」する技術
第3章 正論を言うとなぜ孤立するのか?
第4章 共感の方法
第5章 信頼の条件
著者の基本属性(出生年や出生地)は不明。1984年に「ベネッセコーポレーションに入社」という奥付から察するに,1961年生まれ? 性別も不明だ。最初は男性かと思っていたが(「ズーニー」(”Zoonie”と英語表記まである)という女性っぽくない名前だし,進研ゼミかなんかで小論文の編集「長」をしていたから),文章から感じられる物腰から女性なのか推測している。2000年,ベネッセ退社後,独立(39歳)。61年生まれが正しければ,著者42歳の時の作品。装丁は南伸坊。
素人に文章指南をする職種にいたからだろうが,私のようなあんぽんたんにも腑に落ちる議論だった。章立てからもわかるように,首尾よくいく「コミュニケーション」に不可欠なのは,「共感」や「信頼」なんだよ,ということが本書の趣旨であることは明らか。類書と違うのは,自分の「メディア力」を高めることに主眼を置いた点だろうと思う。私流に翻案すれば,本書は,“あなたの話が「通じない」のは,あなたが相手に‘通じてない’からだ”ということを,手を変え品を変え論じている。鈴木健二『気くばりのすすめ』が“待ち”の勧めなら,山田のは主張の壁を突破する“攻め”の勧めだ。あなたが裏切らない友達が欲しいなら,あなたはだれかの裏切らない友達になっていますか?の論理だ。
議論の手掛かりがつねに小論文(指導)っぽいが,受験勉強(?)が人生に役立つ方法であることを明かす一つの証拠なのかもしれない。実用性を感じたのが,「考える方法を習ったことがありますか?」(48頁)。「問いの洗い出し3分ワーク」と「問い1000本ノック」は,これからも業務で使えそうな受験はハウツー(?)である気がする。
あなたの話が「通じない」のはあなたの「メディア力」が低いからだ,だから「メディア力」を高めるには自分を適切にアピールして,業務内容について同僚たちと話し合え,要するに良き社会人であれというのは,正論だが少しずるい気もした。でも,正論なので反論できない。(878字)
ズーニー氏の話は確として私に「通じました」!
2019/09/02 22:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっと早くに本書に出逢えていたら・・、何よりもそんな表現が出てくるのが本書でした。会話にしても文章(若しくは、ことば)にしても、コミュニケーションの取り方が如何に重要か、を痛い程教えてくれたからです。
相手との会話から相手は本当は何を感じ取って欲しいのか、この事にじっくり着目して明日からのコミュニケーションを改善し、自身の『メディア力(りょく)』を向上させていきます!
通じないという壁があるから、広がる!!
2021/05/23 18:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pyn - この投稿者のレビュー一覧を見る
友人との人間関係や、上司に出来事を説明する時に、「何故この人には、私が伝わらないんだろう。」「何故もっと上手く伝えられないんだろう。」と、話し下手な自分に憤りを感じていた。
しかし、本書で方向性をもった問いの立て方や、等身大の自分で物事を伝えること等を学び、これまで感じてきた憤りの壁は、自分でも乗り越えられるかもしれない、と感じられるようになった。
あまり本を読まない私でも、分かりやすく、飲み込みやすい内容でとても有難かった。
エピローグにあった『「今まで難なくやってきたのに、外と上手く通じ会えない」と苦しみ始めたとき、あなたはすでに壁の外を歩いている。』という言葉には、背中をぐぐっと押されたような気がした。
山田先生の実体験は、何故か涙が出そうになった。私の壁はそれほど大きなものでは無いかもしれないが、本書はそれ位、私にとって共感の多いものだった。
この先、色々な立場・感情・価値観をもった人と関わると思うが、出来ることから意識して、習慣にしていきたい。等身大の自分で、短時間でも深く信頼される、そんな人を目指して。
トークの本質
2015/08/19 07:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JessieTM - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビジネスの役に立つと思い購入。ビジネスだけでなく、普段の生活にも十分応用でき、友人関係、親子関係、仕事仲間との意思の疎通にも非常に有効な内容が盛り込まれていた。
少し曖昧だった
2019/02/02 07:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:angel3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者ご本人が何をしてきたかという説明が初めのほうになかったので、いろいろな例を出されても途中まで一体何の話をしているのか、あまり理解できなかった。でもP170ぐらいからの、宣伝のクレーム対応の例はとても良かった。参考にしたい。
なんで通じない?
2017/03/21 22:15
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nakano - この投稿者のレビュー一覧を見る
日ごろからコミュニケーションに悩んでいて、読んでみたら「あ~なるほど!」と思えることが多々ありました。特に第3章の「正論を言うとなぜ孤立するのか?」で、「正論を拒むのは人間の本能かもしれないと私は思うようになった。…正論を言うとき、自分の目線は、必ず相手より高くなっているからだ。」の箇所とその次の「教えようとする人間を、好きにはなれない。相手の目線が自分より高いからだ。」の部分は、あらゆる場面で注意しておきたいと胸にこたえました。