読割 50
新耳袋 第九夜 現代百物語
新耳袋 現代百物語 第9夜 (角川文庫)
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紙の本
怪談の信憑性を高めるためには、複数の目撃者の証言が揃うことが大事で『貴賓館』は体験者の数が多いことから複数の証言が積み重なってできている。
2023/05/06 06:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も少しばかり段落わけを変えてますが、初期に戻ったようで、たぶん木原氏のもやもやは落ち着いてきたっぽい。
今回の大ネタは、『迎賓館』ですが、話の前に同じ語り手の警備員怪談がいくつかおさめられ、その中には『件』にまつわると思われる話が含まれている。
このかた、現在はライターとして怪談関係の仕事をしており『迎賓館』も当人の語りで聞いたことがある。
細部は若干違うようですが、当人の話がほとんどそのまま記録され
る。
怪談の信憑性を高めるためには、複数の目撃者の証言が揃うことが大事で『貴賓館』は体験者の数が多いことから複数の証言が積み重なってできている。たまたま仕事で居合わせたってのは、あまり運命共同体っぽくはなく、共通の幻覚を見たとも考えずらい。
仕事であちこちから集まって同じ夢を見るなんて話はそうそうないだろうし、あったらそれ自体が怪談だ。
残りあと一冊。
紙の本
気合いが入り過ぎないのがいい
2018/05/31 16:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
実話怪談を名乗る書籍の中には怖がらせようと力み過ぎてギャグになっているものが多々あるがこのシリーズは淡々と冷静な筆致。この姿勢、評価します。