ペンギン鉄道 なくしもの係
著者 名取佐和子
電車での忘れ物を保管する遺失物保管所、通称・なくしもの係。そこにいるのはイケメン駅員となぜかペンギン。不思議なコンビに驚きつつも、訪れた人はなくしものとともに、自分の中に...
ペンギン鉄道 なくしもの係
商品説明
電車での忘れ物を保管する遺失物保管所、通称・なくしもの係。そこにいるのはイケメン駅員となぜかペンギン。不思議なコンビに驚きつつも、訪れた人はなくしものとともに、自分の中に眠る、忘れかけていた大事な気持ちを発見していく……。ペンギンの愛らしい様子に癒されながら、最後には前向きに生きる後押しをくれるハートウォーミング小説。
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Sweet Memories
2019/07/04 21:06
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
名取佐和子の『ペンギン鉄道 なくしもの係』を読み終えました。
その名の通りペンギンが乗っている鉄道の、遺失物係をやさしく言い直した
なくしもの係にやってくる人々の話。
しんどい状況にあっても、どこかとぼけてて深刻にならないのは、ペンギンの持ち味かもしれません。
この鉄道に流れる音楽が「SWEET MEMORIES」。
CMアニメで、ペンギンがこの歌を聴いて、ほろりと涙を流す、あれです。
思えば、だれにでも、なにかしら、スィートメモリーといえるものがあるのかもしれません。松田聖子は、こう歌います。
失った夢だけが
美しく見えるのはなぜかしら
すぎ去った優しさも今は
甘い記憶
Sweet Memories
(松本隆・詞)
この本にぴったりの詞です。
心が温まります
2020/01/05 13:52
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:teao - この投稿者のレビュー一覧を見る
立ち止まっていた登場人物たちが前に進みはじめる、やさしい小説でした。後半、ぺんぎんの関わりが徐々に明らかになっていくところは、読んでいて夢中になりました。
色々な人
2016/02/28 17:50
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サル - この投稿者のレビュー一覧を見る
一話一話に共感できる人やできない人が現れ、みんなペンギンに引かれてある駅へ足を向ける。そこでするおのおのの選択が、理解できなかったりするけど
それでもそういうこともあるんだろうなと淡々と物語を進めていくと、最後にきゅうっと収束する結末。ゆっくりと世界に引き込まれ、最後は涙でした。
ペンギンについていくと
2015/12/27 01:36
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
色んな環境下、年代の乗客が、電車の中にいるペンギンに目を奪われて、ついていく。そこにはそれぞれのドラマがあって、、、
ラストに近づくにつれ、涙が出てくるストーリー展開です。
優しい物語
2024/10/13 01:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
今の毎日に疲れた人たちが電車の中で忘れ物をし、駅のなくしもの係で出会った守保君やペンギンに癒され、それぞれ希望を見出だして行く…みたいな話を想像しながら読み進んで行ったら、それだけではなかった。
最後の章がすごく長いと思ったら、意外な展開が…。
自らもつらい闘病を経験しながら、時を経て、生きづらさを感じている人たちの気持ちにゆったりと寄り添い、優しく接することの出来る守保君は、すごい人。
続編も読みたくなった。
ちょっとファンタジーがかってますが、まずまずいいお話。
2023/05/27 20:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
大和北鉄道波浜線海狭間駅という、架空の駅の忘れもの係の青年とそこで飼われているペンギンに関わる人々のオムニバス短編集。
最後に出てきた青年は1話目のあの人か?と思いましたが、違いました。さすがに出てきたら都合良すぎですかね。1話目では見逃してあげるのかと思ったらきっちり通報してたので、電車に乗るペンギンという非現実感がありながら、そこは現実的なんだと思いました。
個人的には2話目の学校に馴染めず引きこもりになった高校生のお話が良かったです。彼の家族の描写がないのが気になりましたが…。
ペンギン、自分で電車を乗り継いでウロウロしているという事ですが、実際の所教えたらそんな事できるのかな?でも電車に乗るペンギンを見てみたい気もします。
忘れ物に向き合う物語
2017/08/05 12:20
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とある鉄道会社のある駅に届けられる様々な忘れ物にまつわるお話です。忘れ物を受け取る為に訪れたその駅で、思いがけずそこに自由気ままに赴くままに過ごすペンギンに出会い、おっとりと事情を聞く駅員に出会うことで、忘れ物をしていた人たちが普段なんとなく抱えていた問題や過去の気持ちと向き合う時間を持つことになります。
何故ペンギンなのか他の動物でもと思いましたが、物語を読み進めるとそれが少しずつ明らかになります。何かに過去に思いを残している人に手にとってもらいたい本です。
最後は不要だった
2024/05/27 17:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の話はいらなかったなあ。
無理してペンギンがいる理由を明かさなくてもよかったのに。
なんでだか分からないけど、ペンギンがいる駅・列車っていう設定で十分だった。
気分が悪くなるジジイが出てきて、読後感が悪くなってもったいなかった。
中弛み
2014/12/15 23:47
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラビッツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙と帯で惹かれて買ってみた。
ペンギンの羽がフリッパーがであることは強くインプットされた。
作品は期待して最後まで読んでみたけど伝えたいことがよくわからなかった。
登場人物無理矢理つなげすぎ。
ブックオフ行きです。
4部構成になっています
2022/06/22 14:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の3話は、とにかく登場人物のクセが強く、偶然の出会いも無理があり、あまり感情移入できませんでした。
ラスト4話目は、3話とつながりつつ、おそらく感動的になるんでしょうけど、あまりに古いタイプのおじいさん登場で、(痴呆なのかな?と早合点しました)読むのがシンドかったです。