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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2014/09/26
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-779101-8
一般書

電子書籍

乳と卵

著者 川上未映子

2008年の第138回芥川賞受賞作! 娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取りつかれている。緑子は言葉を発することを拒否し...

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乳と卵

税込 438 3pt

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乳と卵 (文春文庫)

税込 616 5pt

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商品説明

2008年の第138回芥川賞受賞作! 娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取りつかれている。緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。夏の三日間に展開される哀切なドラマは、身体と言葉の狂おしい交錯としての表現を極める。日本文学の風景を一夜にして変えてしまった傑作。

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みんなのレビュー564件

みんなの評価3.4

評価内訳

紙の本

服は脱げても体は脱げない

2010/09/25 08:47

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 体とはまことに困難なものです。
 ここで体というのは、心と対峙するものとしていいたいわけで、風邪をひいて熱がでたらどんなに心が急いていてもやはり休むしかない、そのようなものとしてとらえてみたい。
 しかも、それが男の体、女の体ということにでもなれば、どんなに社会的な性差を云々したとしても、やはり男には女の体のことがわからず、女には男の体のいったい何がわかるといえるでしょう。
 理解はできるでしょう。ただ、理解と実際はちがいます。女の生理痛はどのような痛みなのか。男の射精はどのような快感なのか。
 体はまことに困難です。

 平成19年度下半期の第138回芥川賞受賞作、川上未映子さんの『乳と卵』を読むと、細やかな体についての表現がメタファーとして理解できたとしても、なかなか男性読者には実感できないのではないかと思いました。その分、女性読者には猛烈に体ごと納得される作品ではないでしょうか。
 ひと夏の三日間のできごと、登場人物は女性三人、といってもそのうちの緑子はまだ初潮をむかえていない少女です。
 饒舌な文体は暑苦しいほどですが、夏の暑さと三人のうだるような関係にうまく合っています。川上さんの言葉使いのうまさだと思います。
 緑子の母である巻子は豊胸手術をもくろんで、妹の住む東京に緑子を連れてやってきます。巻子と緑子の親子のあいだには会話がありません。ペン書きのメモで会話をしています。大人になろうとする少女の不安をこのような形にした、川上さんのたくらみといっていいでしょう。

 結局、この小説は少女から女性になる過程をえがいています。
 最後の母との和解も、おとなの体の受容だと感じました。なま卵のぬめり感も、ひょっとしたら、女性読者なら充分納得できるものかもしれません。
 芥川賞受賞後のインタビューで川上未映子さんはこんなことを話しています。「男、女にかかわらず体はどうしても変えられないということは不思議な感じがします」
 そんな川上さんですが、ある時期自身のキャッチコピーとしてこんな言葉をもっていたそうです。
 「服は脱げても体は脱げない」。なるほど。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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紙の本

すごい小説

2010/10/04 12:26

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K・I - この投稿者のレビュー一覧を見る

10月2日に専修大学で行われた川上未映子さんの講演会に行った。
専修大学は母校なので、ひさしぶりに行って懐かしかった。
町の風景はほとんど何も変わっていなかった。

講演会は2部構成になっていて、
第1部が川上さんの基調講演、第2部が専修大学の文学部の先生2人を交えたシンポジウムという形だった。

川上未映子さんが以前神奈川県の書店でサイン会をしたとき、
僕は行き、詩集にサインをしてもらった。

それから、あれよあれよという間に、芥川賞をとり、『ヘヴン』を刊行していろいろな賞を受賞された。

文学界に載った短編は読んだのだが、彼女の小説はこれまで実はきちんと読んでいなかった。
なぜだろう。

今回講演会に行き、シンポジウムでも『乳と卵』が話題になっていたので、さっそく買って読んでみた。
芥川賞受賞作。
いや、でもこれは本当にすごい小説ですよ。
語り手の「わたし」、姉の巻子、巻子の娘の緑子、その3人が出てくるわけですが、
巻子は豊胸手術を受ける、ということに取りつかれていて、
緑子は言葉を発せず、筆談でやりとりをする。

実はサインしてもらった詩集を読んで、
「ちょっと僕が読みたいものと違うかな」と思ったことが、川上未映子さんの小説をちゃんと読んでこなかった理由でもあったりして。
でも『乳と卵』は詩集で描かれていたモチーフが関西弁の語りによって、
ぐいぐいと読ませて、まあ、これはすごい、すごい、と読み終わった後、呆然。

ちなみに、講演会で川上未映子さんが言っていたのは、
作家にとって、大事なのは「独自の視点」だということです。
川上さんのそのままの言葉ではないのですが、僕はそういうことを彼女は言いたかったのだろうと理解しました。
文体について聞かれたときも、文体よりもまず物の見方そのものだ、というようなことをおっしゃっていました。
とても刺激になるいい講演会でした。

で、で、僕は川上さんの小説をこれからちゃんと読んでおこう、とbk1の「あとで買う」にチェックしておいたのですよ。
これから彼女の書いた小説をちゃんと追っていこう、と思っています。

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紙の本

難しい

2020/06/01 18:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『乳と卵』女性特有の話でしょうか。

私には難しい内容です。

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紙の本

女性

2022/11/09 11:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かい - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞の中でも秀でた作品であるような気がします。後に発表される夏物語につながる作品なので2つで1つのようです

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紙の本

女という入れ物への強烈なコンプレックス。

2017/01/13 21:49

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

川上未映子さんは少々気になっていたのですが、CDを出して
いたりとか、女優さんできれいな写真を公開していたりとかで、
警戒していました。
それにデビュー作がかなり前衛的なタイトルで、趣味じゃない
かもという思い込みもありました。

本を読むきっかけなんて分からないものです。
いきなり単行本という訳にもいかなかったので、芥川賞受賞作
である本著を選びました。

裏表紙の紹介文で、日本文学の風景を一夜にして変えて
しまった芥川賞受賞作、とあります。
私の中で日本文学のイメージはまだ固まっていませんので、
風景まで変わったのかはよく分かりません。
しかし、従来の小説から一歩進んだものであろうことは理解
できました。

似たような書き手として、舞城王太郎さんを思い浮かべました。
共通するのは、思考ダダ漏れ書きをするということです。

文体は、ひたすら読点で文章をつなぎ、何でもないところで
句点で切ります。そうかと思ったら、超短文でつなぎます。
はっきりいって読みにくいです。途中、何回も読み直しました
ので、読速は通常の半分くらいに落ちました。
ですので、一回で理解できたとは到底思えません。

実際、出勤時の電車内では集中して読めたものの、帰宅
時の電車では疲労に負けて眠り読みになってしまいました。
これはしょうがないです。読むのに少々パワーがいるんです。

じゃあダメ文章かというと、そうとも言えないのです。
表現の不自然さや無骨さも散見されるので、粗削りである
ことは間違いないです。ずごんと放り出された、ラフさが
良くも悪くも特徴的です。

先に書いた通り、これは思考ダダ漏れ小説なんです。
作者の頭の中に浮かんだ言葉をぺたぺた貼ったら、文章に
なっていました、みたいな感じです。
そしてその生々しさをあえて消そうとはしていません。

この本はきっと、作者からあふれてくる言葉の波を、酔っぱらう
みたいに身を任せてしまうのが正しい読み方なのかもしれません。
細かい表現や文体にこだわっている場合ではなく、そこが
日本文学の風景を変えたと評される部分なのでしょう。

最も重要なのは、いうまでもなく内容です。
乳と卵ですので、女という入れ物に対して強烈なコンプレックス
を持っているように感じます。
「女という入れ物」の表現が悪くて申し訳ないですが、男の私
ではそうとしか書きようがないです。

たぶん女性の方は、この本を読んで男が分かった気になられて
も困ると思うでしょう。しかし男の視点からは、そもそも自分の
体が強制的に変わっていくことが理解できていないので、
非常に参考になります。
川上さんがきれいな人だけに、コンプレックスが強いのかなあと
思ったりもします。

いずれにしろ、娘を持つ男親には、とりあえず読んでおくようにと
お伝えしたいです。
女性の方には、男ごときでは、何も申し上げられますまい。

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紙の本

哄笑と共に自らの中に錘を降ろしていく

2011/07/17 23:56

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:analog純 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 えー、今回は、ばりばりの現役の若手作家の小説を読んでみました。
 普段夏目漱石とか尾崎紅葉とか幸田露伴とかの小説を読みつつ、こういった現代の女性作家の本をたまに手に取ると、当たり前ながら、すっごい「落差」がありますよねー。

 しかしこの「落差」は、真面目に言うならば、少し気を付けねばいけません。
 放っておくと、感性が「動脈硬化」を起こしそうになっている自分に気付くことがあります。
 もう少し具体的に言えば、過去の名作と比較して「出来が悪い」と断罪しかねないということですね。これは、「危険」であります。

 今回の作品も、しばらく読み進めていたところで、ふっと「しかし考えてみれば、やはり宮本百合子は天才だよなー」と呟いてしまって、我ながらびっくりしました。

 私は何ということなく、本作を宮本百合子の17歳の時のデビュー作『貧しき人々の群』と比べていたんですね。
 しかしそれはないですよねー。そんな比べ方をされてしまうと、その比較に堪えきれる作品などほとんど無くなってしまいます。

 ただ、私がなぜいきなり宮本百合子を出してきたかというと、それは作品に描かれる世界の広がりということをなんとなく考えていたからなんですね。
 もちろん人間群像を描く作品が広くて、自らの内面に深く錘を降ろしていく作品が狭いと、一律に述べるつもりはありませんが、それでも何といいますか、うーん、やはり、作品の「柄」とでもいうものが昔に比べますと、……というふうに「昔はよかった」になっちゃうのが危険なんですよねー。(いかん、いかん。)

 さて私は、今回取り上げた小説を、とても面白く読みました。場面によっては、本当にぎゃははと声を挙げて笑いながら面白く読みました。そう読めるように、作者がうまく書いてくれているからです。
 で読み終わって、おもしろかったーと思って、さてちょっと分析的に内容を思い返すと、こんな話なんですね。

  女性の肉体の生理・精神を病む子供・母子家庭・関西弁

 うーん、このまとめ方は、ちと問題がありますかね。
 「母子家庭」がここに入っているのはちょっといかんだろうと言う気がします。
 じゃ、関西弁は?
 いや、これは、いいかも知れないな、と。

 しかしこうして四つを眺めていますと、見事に煮詰まってきますなー。
 なんだか見えてくるでしょ。そして、とっても面白そうでしょ。

 その通りなんですね。とっても面白いんですね。声を挙げて笑ってもいい話なんですね。
 事実、クラスマックスのシーンの「卵」の扱いなんか、あざといほどに実に巧みであります。

 しかし関西人がこんな話を書くと、なんでこんな風になっちゃうんでしょうかね。
 西鶴との類似を挙げるには少し「誉めすぎ」としても、織田作とか、そして、私がこの度大いに思ったのは、ちょっとイヤミかも知れませんが、

  「女町田康」

 あ、やっぱり言い過ぎですか。
 ファンの方なんかがお読みになるとイヤがるかな。
 しかしねー、このオーバードライブする文体といい、その中の言葉のひとつひとつが実に微妙にナーヴァスにチョイスされていることといい、まさに町田康に匹敵するような素晴らしさだと私は思うんですがねー。

 最後に、やや本筋と離れたシーンですが、ひとつ紹介したいと思います。
 「わたし」と「わたし」の友人の二人の女性が話し合っているところです。友人の一人が「胸大きくしたい」と言って、もう一人の女性に「フェミニズム的」に手厳しく批判されているところであります。
 本筋から離れたところでもこれくらい、抜群のリズム感で書かれている作品でありますから。

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 (略)何云ってんのよまったく、化粧と豊胸はそもそもがまったく違うでしょうが、だいたい女の胸に強制的にあてがわれた歴史的過去における社会的役割ってもんを考えてみたことあるわけ? あなたのその胸を大きくしたいってんならまずあなたの胸が包括してる諸問題について考えるってことから始めなさいよって云ってんの、それに化粧はもともと魔よけで始まったもんなのよ、人間が魔物を恐れてこれを鎮めるために考えられた知恵なのよこれは人間の共同体としての、儀式なのよ。文化なの。大昔には男だって化粧やってるんだしだいたいあんたはそもそもわたしの云ってる問題点がまったく理解できてないわ、話にならない、と顎で刺すように云えば、は、じゃああんたのその生活諸々だけ男根の影響を受けずに全部魔よけの延長でやってるってこういうわけ、性別の関係しない文化であんたの行動だけは純粋な人間としての知恵ですってそういうわけかよ、なんじゃそら、大体女がなんだっつの。女なんかただの女だっつの。女であるあたしははっきりそう云わせてもらうっつの。まずあんたのそのわたしに対する今の発言をまず家に帰ってちくいち疑えっつの。それがあんたの信条でしょうが、は、阿呆らし、阿呆らしすぎて阿呆らしやの鐘が鳴って鳴りまくって鳴りまくりすぎてごんゆうて落ちてきよるわおまえのド頭に、とか云って、なぜかこのように最後は大阪弁となってしまうこのような別段の取り留めも面白みもなく古臭い会話の記憶だけがどういうわけかここにあるのやから、やはりこれはわたしがかつてじっさいに見聞きしたことであったのかどうか、さてしかしこれがさっぱり思い出せない。

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 どうです? 女町田康、って。だめですかね?

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紙の本

女にとっての心と体の問題・・・

2021/11/30 20:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

肉体とは何だろう。魂の容れ物なのだろうか。それにしては男とか女とかでつくりは異なり、体形や体格もみんな違っている。
生まれたときから、自分という存在の肉体があり、その中でいろんな考えや精神が変化?増殖?し続けている。
魂が大事だけど、容れ物の方もとても大切だ。言いようもない不思議さや違和感を文学にしたら、きっとこういうことになるのだろう。

登場人物はちょっとイってしまっている人に思えるが、実は私たちの心の中にいる人物だと思う。
好みは分かれると思うが、すごい作品だ。

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紙の本

方言の文学

2019/11/18 21:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miyajun - この投稿者のレビュー一覧を見る

会話にも、わかりにくさはある。

それを文字で、文学でとらえたのは、得がたい。

方言だと、なまなましい。あぁ、いきてるんだなぁ、と。。。

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紙の本

この母子は憎めない

2019/01/14 23:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

おっぱいの豊満手術を受けようとする母・巻子と、その母との会話を拒否してノートでの筆談を続ける娘の緑子。巻子は何かにとりつかれたかのように頭の中が「豊満手術」のことでいっぱいになっている。作品の中でも、なぜ巻子がおっぱいを大きくしたいのかについては本人の口からは語られず、全くの謎なのだ。ただ、妹に熱心にその整形手術のことを語る姉の姿は面白くもあり、悲しくもある。初潮なんてこなければいいのにと、大人になることを拒んでいる娘の緑子は「なんでおかあちゃん、おっぱいなんか大きくしたいんや」と不思議で仕方がない。そんな緑子の母に対する感情が愛おしくなってくる

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紙の本

2008年芥川賞受賞作

2016/01/28 09:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

表題作では突然転がり込んできた姉親子の存在が独特のリズムで語られる。人間の身体中に潜む違和感が、読んでいると伝わってくるような不思議な感覚に陥った。

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紙の本

女性向けである

2023/10/26 10:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る

私にはわからなかったが、読みやすかった。

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電子書籍

難しい

2020/12/27 23:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あゆみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞受賞作ということで手にとってみましたが、文学を読み慣れていない人には難しい作品だと思いました。関西弁の口語の部分も多いので、そこもまた読みにくかったです。読み手の力量が問われる作品だと思います。今の自分の読解力では作品を理解することができませんでしたが、また数年後に手にとってみたいと思います。

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紙の本

どこかの学者が言ってた。

2020/12/06 12:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

女性は生涯において、男性よりも多くの選択肢を持っていると。それゆえに悩みも多いんじゃないかと、この小説を読んで思った。どうしてこんなに女であることに悩まなければいけないのか。ただの生き物ではなく、人間として進化したからだと思う。男性がこの小説を読んだら、どんなことを考えるのだろうか。ちゃんと考えてくれる人がいいから、今はあの人に読んでもらいたい。

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紙の本

女性ならではの作品

2017/06/06 21:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えるべっく - この投稿者のレビュー一覧を見る

春樹さんとのインタビュー記事の流れから
この本を手に取った。

生理の描写など女性ならではの
描写でやや読みづらさもあったが
そこは大阪のノリもあり、
短い作品だったので
あっという間に読破した。

この作者の骨のある
長編を読んでみたいと思わせる
作品でした。

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紙の本

おやまぁ。

2016/07/04 21:12

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容から面白そう、でもレビューは微妙だなと思いながら読んでみたら、
読みづらいし、そんなに期待しているほどじゃなかった。新しい文体だよ、確かに。
でもそれが好きかって聞かれたら、好きじゃないし、卵ぶつけあうシーン、もうちょっと
なんかこう、日記とかも、最終的に収集できたんじゃない?しないのが良いの?
普段日本近代文学を好きな私には分からない感性だったの。

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