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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
政府の募集を信じてブラジルに新天地を求めて移住した日本人が、騙されたと知り悲惨な生活を送ります。その恨みをはらずべく起ち上がって日本に潜入した3名。どういう手段で復讐していくのか?
冒頭で騙された人々のことが胸を打ち、その後の展開に興味を持たされました。本当にこんな酷いことがあったのでしょうか?
ワイルド・ソウル上
2013/04/28 04:52
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投稿者:アカクラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
娯楽小説
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
過酷なブラジルでの移民生活。移民の歴史は、ほとんど知らなかったのですが、ここまで大変だったとは。政府に半ば騙されてブラジルのアマゾンに移住、入植させられた者たちによる政府への復讐の物語。噂にたがわず面白く、後の展開が気になります。下巻は、いよいよ復讐劇の始まり!
いつの世も官僚は
2021/07/20 11:43
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
平気で人を騙す。
南米だけじゃない、朝鮮半島、中国へと渡った人たちも多かった。
うまい話に騙されて。
口車に乗せられて。
下巻が楽しみ。
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投稿者:subie - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在の中韓との歴史認識の違いなど、学校教育では決して触れない部分。
日本がとった移民政策について、二世が日本政府に復讐を計画する。
移民問題を扱った小説は多々があるが、細かく丁寧なストーリ展開で一気に読み手を引き込む。日本政府への復讐の計画やちょっとしたミスから生まれる綾などを広がりをもちながら展開していく。最後は、事件記者との。。。
垣根涼介といえば、リストラシリーズなどが有名みたいですが、午前3時のルースターを思い出したのは私だけでしょうか?
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戦後日本で行われたブラジル移民がテーマとなっている小説です。
知らなかった戦後の日本が少し垣間見えるのではないでしょうか。
おおまかなストーリーは、事実を交えつつもハードボイルド系のフィクションとなっていますので、上下巻とも一気に読めるかと思います。
羽田野
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その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す!歴史の闇を暴く傑作小説。
第25回 吉川英治文学新人賞
第57回 日本推理作家協会賞
第 6回 大藪春彦賞
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外務省の腐敗と、その被害を全面に受けた移民たち。
その生き残った人達が巻き起こす。
空前絶後の事件。
上巻なのに、引き込まれる内容で、これほど下巻を早く読みたいと思った本にはめったに巡り会えないと思いました。
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最後までスカッと読ませるけど、その分予定調和かも。オッサン好きーには日本勢より、待ってる側の方が気になった(笑)
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ブラジル移民の話が詳細に記述されており、当時の外務省の失態の数々が明らかにされています。食料不足、国の約束だからと言って、国民をむしけらのように扱う・・・むごい。何でも100%信用はできないという現実に気づかされます。
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分厚い小説もなかなか読み通せなくなった最近では、めずらしく一気に下巻まで読み終わった。結構からすればピカレスクロマンにも見えた。現実の人間ではできない違法行為のカタルシスを小説のなかで疑似体験できる快感を味わわせてくれる、という意味ではそうかもしれない。悲惨な死は無数に登場するが、現実のクライムでは殺人が行われないというのも、ケンと貴子の造形も、人間の邪悪さを覗き込むような不快感なしに読めるという点でも、カラリとした印象を残す。読んでいるあいだは、『君たちに明日はない』と同じ著者であるという感覚がなかったが、厳しい人生状況から目をそらしていないのに、過剰にどろどろした感覚を残さない文章、女をどまんなかにもっていながら「男らしい」ヒロインの造形など、たしかに通底するものがあるようだ。著者あとがきに垣間見られる著者のストイックな創作姿勢に感服するとともに、それがゆえに今後の作品の完成度に著者自身がはたしてどれだけ満足できるか心配になるような著者渾身の代表作、とみた。
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事実を基にしたフィクション。
南米移民の苦難の歴史がよくわかる。
日本政府のモラルのなさ、それは昔からのこと。
そんなセリフがとても印象的。
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ブラジル移民の悲劇を題材にした小説。
上巻は、移民当初の悲惨な状況からいろいろあって、衛藤らの登場人物達が日本への復讐、というよりは外務省への復讐を計画して準備するまでの内容。
どんな復讐をしようとしているのかという期待感が膨らみながら、物語にどんどん引きこまれていく。
それにしても、レバノン人のハサンの男気には痺れるな~。
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大藪春彦賞
吉川英治文学新人賞
日本推理作家協会賞
史上初の三冠に輝くミステリー。
1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った日本人移民。
だが、その入植地は密林で、移民たちは次々と命を落としていった。
こうしたブラジルの移民の苦境がリアルに描かれる上巻の前半である第一章。
まるでドキュメンタリーを読むような臨場感。
そして、命を落としていく人々の中にあって
かろうじて生き延びる人たちが出てくる。
そこで感じるのは日本政府に対する憤り。
そして、第2章。一気に舞台は日本の現代へと移る。
これ以降はブラジル移民として生き延びた男たちの2世たちによる
日本への復讐談となる。
主人公はケイというブラジルで青果市場で名を挙げた男。
そして、コロンビアマフィアのマツオ。
この二人に日本人記者・貴子がからみ
事件は起きていく。
マツオとケイの復讐とは?
そして、最後には手に汗握る逃走劇が待っている。
ブラジル移民という現実に裏打ちされて
ドラマはリアルに読む者の胸を打つ。
ケイと貴子のラブストーリーもいい。
南米特有の明るさとビートが全編に脈打つ傑作だ。
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いやー面白かった。久々骨太エンターテインメントでした。そう、たとえれば、「太麺大盛り、脂多め、トッピング全部載せ。卵ご飯追加」かな。大満足。