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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひと通り読んだつもりになっていたシェイクスピア作品。本書を読む事でまだまだ読み切れていなかったことを実感。また、生の芝居にも少し興味が出てきました。
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シェイクスピアの戯曲は現代にも通じる点がたくさんある。その理由は、恋愛感情はもちろん、憎しみ、親子関係のもつれ、抗争、妬み、恨みなど、人間のごく普通の心理を描いているからなのだが、この本では、シェイクスピアの描いた人物の背負っているもの(たとえば、ある人種に対する当時の人々の一般的な「人種観」等)にまで目を向けて解説してくれており、よりシェイクスピアの戯曲を楽しむきっかけを与えてくれる。1作品の解説が1章にまとまっているので、知っている作品の解説から読み進めることができる。更に、シェイクスピア作品を下敷きにした映画(例「ウエストサイドストーリー」)についての言及も諸処にあり、「舞台でシェイクスピアは観たことがないが映画なら知っている」という方にも抵抗はないだろう。現在読書中。
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ヒトゴロシイロイロ・・・。インパクトがありすぎて、忘れられません。そんなわけで、5つ星。
シェイクスピアは高校時代から興味があったものの、読んだ作品は数点。しかも、メジャーなのは後回しにしている現状。。。そんな中、メジャーな作品をわかりやすくさくさくっと、その背景なんかもあって、読みやすいしかしこまったものでもない。シェイクスピアの生涯もわかるし(ヒトゴロシイロイロ)、シェイクスピアにちょっと興味がある方は読んでみてください。
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いや〜阿刀田さんの『〜を楽しむために』と『〜を知っていますか』シリーズはどれもコストパフォーマンス高すぎます。めちゃくちゃおもしろいし、ためになるし、言うこと無し。
このシリーズ読むと、必ずそこで紹介されている話をもっと知りたくなるし、その舞台となっている地に行きたくなるし、ちょっと教養を得た(気に)なるし(笑)
入門書的な趣もあるんだけど、結構深いところまで言及してたり。阿刀田さん自身の解釈や四方山話も楽しいし、何度も読み返したくなりますね。そしてまた、その価値が十二分にあります(*´ー`)
例に漏れず、シェイクスピアが読みたくなりましたし(笑)
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阿刀田 高ワールド全開の一冊。
シェイクスピアは取っつきにくい?
シェイクスピアは堅苦しい??
そんなのだったら400年以上もファンがいるわけないでしょー!!
というメッセージが感じられる、スパイスの効いた内容です。
シェイクスピアファンも、シェイクスピアに対して上記したイメージを抱いていた人もこの本は楽しめます。
大爆笑しながら読みました。
個人的には、
短大専攻科のころハムレットで論文を書き、それを提出した翌日に出版された
とゆー、甘酸っぱーい思い出があります…。
…あっ、内容関係ねーや。
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「ギリシャ神話を知っていますか」同様に、
テンポよく読み進められてなんとなく判った気になる?のが良いかなと^^;
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2008/7/17 Amazonにて購入
2010/6/10〜6/12
シェークスピアの名前はもちろん知っているし、ハムレット、ロミオとジュリエット、リア王、マクベスなどなど代表作の名前も知っている。が、実のところ1作もまともに読んだことはない。いつもながらの軽妙な語り口であらすじと背景に潜むエピソードを披露してくれる阿刀田氏。いやいや、そんな話だったのね、これらの名作は。でも残念ながら読みたいとは思わんなぁ。
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シェイクスピアが原作の舞台をいくつか見た。
難しくて、ちょっとつらかった。
だからちょっと理解を深めたくてこの本を手にした。
こんな自分にはぴったりだった。
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シェイクスピアを楽しむために読了。ユーモアあふれる例え話があまりないのは残念だったけど、読んだ気になれるあらすじシリーズとしては模範的にまとまってる。舞台も見たくなっちゃうようにできてますね。うーん。アクがないんだよなあ。
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阿刀田さんの取っ掛かりにいかがですか?シリーズは友人に進められて何冊か読みました。
このたびシェイクスピアを発見したので呼んでみました。
自分は大学時代英文科でしたので習った作品はちょっと物足りなかったですが『ヒトゴロシイロイロ』とか覚えやすくてああ、そうだよね、あ~そうだったんだ、と言うような知識満載で楽しませていただきました。
作品の解説よりも最初のシェイクスピア伝が個人的に面白かったです。4大悲劇…あんまりきちんと抑えてないなあ…
旧約聖書と聖書とホメロスとコーランと古代史は読みました。聖書は面白かった。是非。お薦めです。
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かっこつけの教養を得るために読んでみました。
しぇいくすぴーあ!
小さい頃にハムレットを見たことがあるような、ないようなくらいのほとんど知識のない状態で読んでみました。
シェイクスピアの作品のあらすじを教えてくれるだけでなく、その作品にまつわるエピソードも交えて作品に興味を持てるように作られてます。
阿刀田さんが根っからの小説家なので、演劇作家のシェイクスピアのことを手放しに誉めるだけじゃなくて、小説と演劇の違いを認識した上での軽い批判を加えてくれてるのがさらに○です。
本人は否定するんだろうけど、シェイクスピアの入門書としてはかなりお勧めです。
この本を読んで一番読みたくなったのはオセロ。黒人の貴族オセロと白人の美女で妻のデズデモーナの誤解から生まれる悲劇の話。どっかで公演やってないかな~。
満足しました。星5つ。
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知っているつもりになりがちなシェイクスピア劇のあらすじ、原典、誕生の背景などをかいつまんで説明してくれる、とてもありがたい一冊。 “ロミオとジュリエット”でさえもあのバルコニーの場面しか分かりません、という状態だったので、一気に賢くなった気分だ。それにしても、当時の演劇の展開の急なことと登場人物の短慮なことにはちょっと唖然。しかしやはり作者が言うように、演劇は文章ではなく舞台で楽しむべきなのだろう。機会があったら見てみたいものだ。
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大人の教養とはシェイクスピアを知っていることである、となぜか思い込んでいた10代の頃。シェイクスピアの戯曲集を手に取ったものの台詞だけでは人間関係もあらすじも掴めず、これを理解するには演出家の目が必要だとあきらめ、結局映画を見て知ったつもりになっていました。この本は小説家の視点から見たシェイクスピア作品の解説です。
やっぱり戯曲というのは誰にとっても読みにくいものなんだな、とひと安心。戯曲を頑張って読んでは見たものの展開についていけず、どこか読み飛ばしたかな?と前のページを読み返したこともありましたが、そもそも戯曲に記載がなかった、とわかってもうひと安心。そしてシェイクスピアが書いたままの英語でないと楽しみが半減する、当時のイギリスの状況がわかっていないと腑に落ちない点もある、と聞いていろいろ納得しました。そもそも舞台になって初めて完成するものなのであって、小説のように読んで完結するのではないんですね。そして文学作品ではないから人格や展開の破綻があってもいい。「遊びのある脚本の、遊びの部分を埋めるのが役者」とどなたか言っていた気がしますが、そういうことかと。
今は教養というより人間の機微がわかる大人として、シェイクスピア劇を理解できるようになりたいです。
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お勉強になりました。
戯曲とは相性が悪く、喰わず嫌いなところがあったが、シェクスピィアの時代を超えた凄さも少し分かったし、人間洞察の深さもわかった。
取り敢えず、文庫で読めるだけ読むかな。訳者を誰にするか悩むところ。
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シェイクスピア入門ガイド
シェイクスピアって難しそう
読むの面倒
そういう方にあらすじと時代背景、シェイクスピアのねらいなど
わかりやすく教えてくれます。
これであなたもシェイクスピア博士?