- 販売開始日: 2014/10/10
- 出版社: 早川書房
- ISBN:978-4-15-011485-5
われはロボット〔決定版〕
著者 アイザック・アシモフ , 小尾芙佐
ロボットは人間に危害を加えてはならない。人間の命令に服従しなければならない…これらロボット工学三原則には、すべてのロボットがかならず従うはずだった。この三原則の第一条を改...
われはロボット〔決定版〕
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商品説明
ロボットは人間に危害を加えてはならない。人間の命令に服従しなければならない…これらロボット工学三原則には、すべてのロボットがかならず従うはずだった。この三原則の第一条を改変した事件にロボット心理学者キャルヴィンが挑む「迷子のロボット」をはじめ、少女グローリアの最愛の友である子守り用ロボットのロビイ、ひとの心を読むロボットのハービイなど、ロボット工学三原則を創案した巨匠が描くロボット開発史。
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SFロボット作品の根底にあるもの
2012/08/16 12:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:金曜日のらいおん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は,ロボット工学三原則を基本とした短編集です。
この作品が発表されてからのロボット物は,ほぼこの三原則を基本として
いると言ってもいいと思います。それだけこの三原則が,端的にロボット
開発の特性を表したすばらしいものなのだと思います。
いったいどれだけの作家さんが,この作品を愛し,オマージュしたので
しょうか。
読み進めていくと,既読の作品のそこここに,アシモフの成分がちりばめ
られていることがわかります。
ああ,この作者(既読の作品の方)もアシモフ読んだんだなあと思い,
同じように感じることができて,うれしくなったりします。
後世の作品を列挙していくときりがありませんが,メジャーなところでは,
手塚治虫の「火の鳥」でしょうか。「われはロボット」に出てくる「ロビィ」
と性格が同じ「ロビタ」が出てきますし,「災厄のとき」と同じ設定を
手塚治虫色に味付けしたものもあります。
文学以外でも,「ルンバ」の製造元のIROBOT社は,タイトルの
「われはロボット=I,ROBOT」が(どう考えても)由来でしょうし。
是非一度は手に取ってほしい一冊です。
映画化を機会にぜひ一読を
2004/08/09 00:07
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:APURO - この投稿者のレビュー一覧を見る
すぐれた作品や発明は、ただ名作である、というだけにとどまらず、ひとつのジャンルをつくり出し、後に続く作品群をもたらすことがある。
著者アシモフは、ロボット小説の開祖ではないけれど、彼の考案した「ロボット工学の三原則」がなかったら、小説や漫画でロボットものがここまで定着することはなかったかもしれない。
「ロボットは人間に危害を加えてはならない」
「第一条に反しないかぎり、ロボットは人間に危害が加えられるのを見過ごしてはならない」
「第一条、第二条に反しない限り、ロボットは自分を守らなければならない」
この、一見単純な三つの命題が、人間とロボットの間にさまざまな悲喜劇をもたらす。
「子守りロボットのロビイと引き離された少女は、再び彼に会うことができるのか」「正常に作動しているはずのロボットが、人間に対してうそをついた。その理由とは‥‥」など、なかなかに味のある短編がぎっしり詰まっている。
最近ハリウッドで映画化されたようで(D=ワシントンの主演で)、どうやらそれはCGでSFでサスペンスでスペクタクルのようだけれども、その原案となった本作にも、これがきっかけで陽があたればうれしい。
とくに少年少女におすすめしたいなあ。
質の低いマンガ・アニメのノベライズ本ではなく、SFにはこういう作品から入ってほしいので。
科学の暴走にまった
2020/01/07 22:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
AIの導入を予言したかのような、説得力溢れるストーリーです。ロボット3原則が施行される日も、そう遠くないのかもしれません。
なし
2016/05/27 21:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼の有名なロボット三原則が誕生したアシモフの作品集。三原則自体は知っていたけれど元であるこの本を読んだのは初めて。忠実で合理的なロボットと人間の関係性、そして三原則が絡んだ事件が描かれている。
内容紹介
2004/08/09 10:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:早川書房 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロボットは人間に危害を加えてはならない。人間の命令に服従しなければならない、ロボットは前掲二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらねばならない……このロボット工学三原則には、すべてのロボットがかならず従うはずだった。ところが、この三原則の第一条を改変されたロボットが行方不明になってしまう。この事件にロボット心理学者スーザン・キャルヴィンが挑む「迷子のロボット」をはじめ、少女グローリアの最愛の友である子守り用ロボットのロビイ、ひとの心を読むロボットのハービイ、さらには、映画『アイ,ロボット』の後半の展開に深いかかわりのあるアイデアを扱った「災厄のとき」など、ロボット工学三原則を創案した巨匠が描くロボット開発史。
解説:瀬名秀明
−目次−
序章
1 ロビイ
2 堂々めぐり
3 われ思う、ゆえに……
4 野うさぎを追って
5 うそつき
6 迷子のロボット
7 逃 避
8 証 拠
9 災厄のとき