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「日本人論」再考
著者 船曳建夫
明治以降、夥しい数の日本人論が刊行されてきた。『武士道』『菊と刀』『「甘え」の構造』などの本はなぜ書かれ、読まれ、そして好評を博すのか。そこには、私たちを繰り返し襲う「不...
「日本人論」再考
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「日本人論」再考 (講談社学術文庫)
商品説明
明治以降、夥しい数の日本人論が刊行されてきた。『武士道』『菊と刀』『「甘え」の構造』などの本はなぜ書かれ、読まれ、そして好評を博すのか。そこには、私たちを繰り返し襲う「不安」がある。欧米文明に遭遇し、戸惑う近代日本人のアイデンティティの不安の在処を抉り出す。本書は、日本人論の総決算であり、150年間の近代日本の物語でもある。(講談社学術文庫)
目次
- はじめに
- 第一部 「日本人論」の不安
- 第一章 「日本人論」が必要であった理由
- 日本について考えるとは「比較」すること/日本の三つのモデル/江戸時代の「外国」/他
- 第二章 「富国強兵」──日清・日露の高揚期
- 四冊の日本人論/書いた四人/『日本風景論』/『代表的日本人』/他
- 第三章 「近代の孤児」──昭和のだらだら坂
- その後の四人/「日本人論」が必要とされなかった時期/他
- 第二部 「日本人論」の中の日本人たち
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紙の本
巷に溢れる日本人論の総括とも言うべき一冊です!
2020/03/27 10:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たち日本人という存在について考察した一冊です。しかしながら、これまでに出された数多くの「日本人論」と呼ばれる類書と、同書が決定的に違う点は、同書がそうした類書の総決算的意味をもっているという点です。同書の著者によれば、これまで日本人論と称された類書が愛読されてきた理由として、「私たち日本人を繰り返し襲う不安があるからだ」と喝破しています。また、「欧米文明に遭遇し、戸惑う近代日本人のアイデンティティの不安の在処を抉り出してくれるからだ」と説きます。同書の内容は、「日本人論の不安」、「日本人論の中の日本人たち」、「これからの日本人論」という三部構成で、日本人論を総括してくれます!
紙の本
明示の四十年と戦後の七十年
2018/09/07 10:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人のアイデンティティの不安を、日本人とは何かを考察することで取り除こうと試みたのだが、歴史や文化のハイブリッドを通して、かえって日本人のアイデンティティの揺らぎを強調させてしまった書。