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森の中に逃げ込んでからの追撃戦は迫力があり十分に楽しめるし、終盤での二転三転どころか四転五転の展開にはアッと驚かされましたが、冒頭と結末があまりにもおざなりと言うかアンチョコ過ぎるという不思議な作品。
2016/12/07 10:41
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件が始まり、特に森の中に逃げ込んでからの追撃戦は迫力があり十分に楽しめるし、終盤での二転三転どころか四転五転の展開にはアッと驚かされましたが、冒頭と結末があまりにもおざなりと言うかアンチョコ過ぎるという不思議な作品でした。作者の特徴として、環境描写が細かすぎる(=冗長)きらいはあるが、それ以上に翻訳が下手で配慮が足りないことも大きく関係しているようである。翻訳者は、土屋晃(1959年~、慶応大卒)である。特に、「CSI」などの略号に説明が無いため意味不明のまま読み進まざるを得ないし、文章自体にも誰が言ってるのか分からない矛盾した話や、唐突過ぎて理解できない文章が結構あったのが気になった。普通は注釈を入れるよなあ。引き続き読み漁る価値あるか判断に苦しむ。<2016年3月10日追記;569:『バーニング・ワイヤー』池田真紀子訳(2015)を読んで確信した。こちらは実に読みやすいし、面白い。>
読み始めは何か酷く読みにくい。登場人物が多過ぎ、情景描写が細かすぎ、話が飛び過ぎ、翻訳が下手などの理由が考えられるが・・・・。我慢して進むと、いよいよ事件が始まるのだが、まず「こちら・・・」で切れた911(警察)宛電話にある程度時間が経ってからわざわざ「間違いでした」と訂正電話が来る方がおかしいと思わない。更に、現場に行った女保安官補佐:ブリン・マッケンジーは家の前に停められた車のタイヤが撃ち抜かれていることにも気づかず、明らかに家への不法侵入者がいてかなり深手の負傷者がいることを確認しているのに、単独で捜査のために侵入するというあってはならない判断ミスを犯すのだから前途多難と思わざるを得ない(P-64)。しかし、ブリン・マッケンジーが同じく追われてるらしいミシェルとともに、殺人者に追われて森に逃げ込んでからの展開は一転して速やかかつ迫力ある。ついで、何の脈絡もなく助っ人ギャンディが出現して、これは余りにも都合良すぎだろうと思っていたら、何と覚醒剤密造業者で更なる危機に陥るという捻り技にはオオーッでした(P-252)。悪党どもが徐々に一カ所に集まって来て、事件の真相もおぼろげながら見えて来たと思った途端に(P-430)、現場から助け出したと思っていた同行女性・ミシェルが実は2人の殺し屋の仲間だとわかる。逆に、これまで、数少ない出番で如何にも黒幕的存在感を誇示していた労働組合のボス:マンキウィッツとその手下の弁護士:ジェイソンズが善玉だったと明かされるに及んで、何とも二転三転の仕掛けの凄さに驚嘆。さて、肝心の結末であるが、真の黒幕がミシェルであり、その動機が幼児虐待を告発しようとするスティーブン・フェルドマン(社会福祉局職員)の殺害にあったという理由は、フェルドマン夫妻2人と、その犯人とするために雇ったプロの殺し屋2人の計4人も殺す計画を立てるというのはかなり」無理がありますね。更に、一度は現場のどさくさに紛れて逃げたミシェルは、ブリン・マッケンジーに対する強い敵意のため幼稚な罠をかけて逆にあっさりと警察に捕まってしまうし、もう一人の殺し屋:ハートは不明な誰かに銃殺されましたで終わってしまうし、実にアンチョコ過ぎる結末もかなり不満でした。
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家庭の事情の説明が長過ぎた
2012/09/01 21:07
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投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ディーヴァーの長編小説である。これはシリーズにはなっていないが、話の内容は米国のウィスコンシン州某郡の女性保安官助手が主人公である。そういう点では警察官が主役でなので、リンカーン・ライムのシリーズと同列にして楽しめるであろう。ライム・シリーズの『エンプティ・チェアー』と似たような舞台で発生した事件譚である。
湖畔の別荘で、住民が襲われた。最も近い位置にいた主人公が現場への急行を命じられた。ところが、現場へ行ってみると住民だけではなく、遊びに来ていたという女性の友人までいた。しかし、犯人はまだその別荘近くにおり、2人の女性は銃を持った犯人から逃げるために湖畔、森を逃走する破目になった。
ストーリーとしては実に面白そうである。テンポも速い。問題はそこからである。犯人の2人組と策を出し合う知恵比べが始まるのである。それもよい。だが、主人公の家庭内の諸事情、女性の友人の諸事情などを延々とストーリーに侵入してくるのだ。今回は文庫本1冊に収まっているが、文字のポイントは小さく、読みにくい。つまり、ボリュームはかなりある。その主因はこの家庭の事情を延々と説明する件であった。
たしかに、これだけのボリュームにするには、ストーリーの展開だけではあっさりし過ぎて物足りないかもしれない。しかし、読者である私はあまり興味が湧かない。ストーリーと直接関係のある家庭の事情ならば結構なのだが、関連はほとんどない。
こういう点では、読書中、あまりに長編過ぎて飽きが来てしまったこともある。あやうく挫折するところであった。その点ライム・シリーズには無駄のなく、ストーリーの芯が明快に描かれていることに気付く。ストーリーを読ませるのか、主人公、あるいは作中人物の人となりを描写することに重点を置いているのか、どちらなのかが判然としない。こういう場合は、読者にもやもやとした不満を持たせることになる。
人物の心の葛藤を読ませるのならこれも結構であるが、私はもう少しストーリーを読ませてもらいたいと感じたのである。それがディーヴァーの真骨頂だと思ったからである。ところが、このディーヴァーという作家は、色々な系統の作品を書いているようである。もしかすると、まだ自分のスタイルが確立していないのかもしれない。それはそれでよいが、私はストーリーを読ませてもらいたかった。
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うーんイマイチ
2017/10/05 21:07
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆるサスペンスもの。とあることから、命を狙われ、森の中に逃げ込んだ警官と、それを追う殺人者のお話。この手の小説とイマイチ相性が悪いのか、ディーヴァー作品にもかかわらず、また、ページ数も多いにもかかわらず、正直しょうむなかったと思います。たしかに意外性もありはしましたが。ちょっと残念。
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ノンシリーズ。ライムやダンス・シリーズと違って伸び伸び書いてる印象が強いが、フリーダム過ぎて締りがなく、後半はぐだぐだ感が半端ない。
森での攻防は読み応えがある。素手と知恵で殺し屋に反撃するシーンは緊迫感もあり、ちらちらと家庭問題を挟むことで、ドラマとしてのストーリーも楽しめる。もちろん、二転三転する展開も随所に見られ、ここまでは面白かったのだが──。
後半はかなりひどい。サプライズはあるものの、その後の展開の意味がよくわからない。拡げた風呂敷はほぼそのまま。ひねりもないし山場もない。前半の反動からか、後半はただの虚脱感である。ラストで止めを刺され、ディーヴァーってこんな作家だっけ?と驚くやら呆れるやら。カタルシスを楽しむ作品なのかもしれないが、それには少し軽すぎる。シリーズ最新作を読んで、作家に対するこのモヤモヤ感を解消したいです。
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主人公と犯人が対峙する場面で
とてもハラハラしちゃいました。
騙しあい騙しあいで
すごく面白かったです。
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女性警官が深夜の森林をひた走るスリリングな作品。
ジェフリー・ディーヴァーの久々のノン・シリーズです。
ブリン・マッケンジーは、ウィスコンシン州の女性保安官補。
家庭でくつろいでいた夜、通報で一人、別荘地に向かうと、夫婦の遺体が!
殺し屋二人に追われ、夫婦の友人の女性ミシェルと共に、広大な森林公園を逃げ回ることになる。
これといった装備も、携帯もないまま、いかにして闘うか。
殺し屋の正体は?
警察や夫は、いつ事態に気づくのか‥?
8割が一晩の出来事で、すぐ緊迫した状況になり、引き込まれます。
ブリンは優秀で隙がないタイプだが、仕事中毒気味。バレリーナのような体型だそう。
造園師のスティーヴンと再婚していて、最初の結婚で出来た息子ジョーイには、問題行動が起きています。
それを知り始めた夫との間にも、亀裂が‥
おしゃれで若いミシェルは何かと足手まといになるのですが、一緒に逃げ回るうちにふと、心を打ち明けたりします。
殺し屋ハートは職人気質で、相棒のルイスと組むのは今回が初めて。
ハートに比べれば素人同然のルイスのいい加減さに苛立ちを抑えつつ、追いつ追われつのブリンの賢さに自分に似たものを感じ始めます。
このへんも読みどころ。
どんでん返しは、ディーヴァーなら期待しますよね。
そのへんも抜かりなく。
ただ、最後までスリル満点かと思うと~そうじゃない!というどんでん返しになっていたりする。
ブリンの家庭の問題は、じわじわと。
ブリンの物語という意味では、全体を通してじっくりしたペースになっているようです。
結末もあまり親切な書き方ではないので、ぱーっと夢中で読み進んじゃうと、何が起きているのか、わからないままになる読者もいるかも?
誰が嘘をついているのか、どこは嘘ではありえないのか?だまされないで!
最初の印象ほど悪くない人もいるけど。
正体を上手くごまかした悪人もいる。
ネタばれになっちゃうんで~書くのが難しいけど‥
けっこうハッピーエンド‥☆
翻訳もスピード感が出ているのは良いと思います。
ただ訳語が硬めで、とくに叫喚とか蛙鳴はないんじゃない‥?
2008年の作品。
2012年翻訳発行。
ディーヴァーの傑作を★5つとするなら★4かなという気もするんだけど‥
全体の水準で4.5以上はいってるよね~ということで、5つに。
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リンカーン・ライムシリーズやダンスシリーズのような華やかさはないけれど、この後味のよさは、ディーヴァーならではだろう。
解説に、別の結末もみてみたい、とあるが同感。これが悪いわけじゃない、ただ、他の結末もみてみたい、と思わせる何か。
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●保安官ブリンは、家族と共にする夕食の直前、職場から「こちら」と言ってすぐに切れた不穏な911コールの正体を探れとの指令を受け、静かな湖畔の別荘に向かう。
そこで彼女を待ち受けていたのは、死人、脅える若い女性、二人組の男だった。
かくて追撃者からのがれるべく、広大な国立公園を必死に逃走するブリンの長い過酷な夜が始まった・・・。
●てなわけで、五分の四を占めるのはサバイバルな逃走劇。
いかに敵を騙して逃げ切るかがお題なシンプル構造です。
もちろん、横槍は入ります。ちゃんと伏線があるのがさすがだなあ。
最後のどんでん返しも、ディーヴァー慣用者なら「うん、この展開あるある~」と思うことでしょう。たぶん。
●映画化したら、B級スマッシュヒットが狙えるで賞。いや、展開がめまぐるしくてカットできないネタが多いから、連続ドラマ化の方が向いてるかな?
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ディーヴァーさんは短編の方が好きなので、シリーズ外でこれだけ厚いとちょっと不安ですね。買っちゃいましたけどね。こーゆうのが駄目なんだな。未読を増やしちゃうのだ。
読了
自然の中なのにいつものディヴァーだった。ちょっと無理あるも余韻が新鮮。びっくり。
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本書に関する多くのレビューが翻訳者や解説者の問題を指摘していますが、イマイチなのはやはり本書の内容自体にあります。
560Pある本書の多くのページを費やしている逃亡劇ですが、帯のうたい文句にあった「知力を駆使した戦い」というほどのものはありませんし、むしろ退屈でさえありました。
やはり、標準以上のレベルが期待できるリンカーン・ライムシリーズには及びませんね。
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ディーバの新作でノンシリーズもの。どんでん返しはもうお約束ですが、
今度はこう来たか!
ただ、どんでん返されるだろうなと思って読んだので、
その衝撃はかなり緩衝されてますが。
ディーバ未読の人にはナイショ。
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映画化された「ボーンコレクター」の原作などで有名なミステリー作家、ジェフリー・ディーヴァーの文庫版長編最新作です。僕の大好きな作家の一人です。本作はシリーズ物ではなく単独作品です。流石、外しませんね。シチュエーションは非常にシンプルで、人里離れた山荘のある森の奥地で行われる二人の女と二人の殺し屋の戦い。内容の7〜8割は簡単に言えば森の中の鬼ごっこで、彼の作品に慣れている方にとっては少々退屈にも感じる内容。しかしそこはディーヴァーですから、終盤でキッチリどんでん返しで落としてくれます。3クォーターまでの一見冗長に思える内容は長いフリだったかのようです。ただ彼の他の作品「魔術師(イリュージョニスト)」や「ウォッチメイカー」ほどスリルのある内容でなかったのは確かです。彼の作品を未読の方は一先ず上記二作をオススメします。ミステリ好きで彼の著作のを読んでいないのは、損以外の何者でもありませんので。
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ディーヴァーにしては珍しい作品だと思うのが本書の初期段階。オーソドックスなスリル&サスペンスですか? 森の中の別荘を舞台に、二人の男女が惨殺されるシーンに幕を開け、そこに駆けつけた女性警察官が巻き込まれる。それだけではなく、殺人犯二人組の視点でも書き込まれる。追跡と逃走の森のなかの物語。まさにタイトル通りのオーソドックスな冒険小説『追撃の森』といったシチュエーション。これは本当にディーヴァーなのか?
ところがどっこい中盤に来て、どこかおかしいとなってゆく。意外なる展開。裏切りに満ちた展開。巻き込まれゆく、ヒロインの家族。一体、どうなってゆくのかがわからなくなる、追撃の終わり。予感は正しい。そう、ディーヴァーの小説がシンプルな対決構図だけで終わるわけがない。ここからがこのツイストが命な作家の面目躍如たるところ。
そして登場人物たちの意外な裏の顔と、さらに巻き込まれてゆくヒロイン一家。女性主人公で必然とされるのが彼女の抱えるホームであり、男性一匹狼刑事小説のように暴力こそ仕事というのではないあたりに味噌があるのだ。愛する夫との間に不信の疑惑、不良化する噂を抱えた息子の子育て問題、そうしたホームドラマの要素も含めて、すべてを逆転させてゆく作家の錯綜した物語を追うにつれ、これがあのシンプル・プランみたいに始まった小説と同じ世界かと思わせる。
そして対決構図は森から脱出後に予想した図面とは全く違ったものに変わってゆき、再逆転! ストーリーはすべてネタバレになるので書くことができないもどかしさをそのままに、といった趣きで口を閉ざすしかないのだが、リンカーン・ライム・シリーズの単純構図に飽きた御仁には、この人の短編作品と同様、本書も実にお勧めしたい一冊。ディーヴァーはひねってなんぼ、というイメージが定着しているが、オフ・シリーズ作品ならではの先の読みにくさも、読書の確たる醍醐味ではないだろうか。
森と夜に始まり、警察署を軸にした終盤部分で、いろいろなことのつじつまが合ってくる。裏切りと懐疑と誤解とのフィルターが幾重にも仕掛けられていた一方で、人間の愚かさや弱さが見えてくる気がする。人は自分の信じている真相ではないものを見たいように見て、信じたいように信じ込んでしまう。そんな弱さと、弱さから脱すべき希望とを同時に与えてくれるあたり、作者が連続ツイスト仕掛けの果てに見せてくれる、読者への優しき眼差しなのだろう。
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面白かった〜〜〜!!!
あたしが日本の作家を好むのは、小説世界との距離感につきる。
いわゆる海外翻訳ものには、残念ながら完璧に入り込むことが出来ないから。
例えば主人公が口にする飲み物、食べ物ひとつとっても、
それがどの程度特別なのかあるいはフツウなのか、
TV番組でもそれがどう、必然なのか特別なのか、
細かいバックグラウンドストーリーを肌で自然にたぐれない時点で、
かなり違和感を感じることが苦痛だったりするのだ。
この作品もそう。
森の中のトレイル、とか、ミルウォーキーとか、
それがどんなものなのか、頭の中で像を結ばないストレス。
でも、それを凌駕して肉迫してきた作品の緊張感に、やられました!!!
もちろん上記のストレスはあるのです。
でも、それをぐしゃっと踏みつけるように、
作品構成、キャラクターの動き、そうして主人公の焦りが耳元で、
息づかいまで伝わるようなこの、大迫力。
この作品は、頭の中に絵が投影される。音が聞こえる。
文化的背景が共有されていないので不完全なんだけれど、
がさがさと主人公達のあゆむ森の、草のこすれる音が確かに聞こえる。
そしてその、圧倒的な迫力のハンターゲームに対比されて、
浮かび上がる主人公の家庭の問題は非常にフラットに描かれるので、
またこれが上手に、物語に緩急をつけて飽きさせない。
すげーよなー、さすがだぜディーヴァー。
有名すぎるボーンコレクター以外ほとんど読んでいないけど、
たまには行ってみようかな、この世界。
十分に練り上げられたフルコースを食べてくつろいだ感覚、贅沢。
ただ実はちょっとだけ消化不良な部分があって、
最後の殺人、これ、ないほうがよくないかなぁ。
羊たちの沈黙のように緊迫したエンディングじゃ、いけなかったんでしょうか。
ちなみに個人的には、絶対違うと思いつつ、
その犯人を主人公が一番最後に会う人だったらまた変わってくるんじゃない?
とも思っています。
そうなるとものすごいトラウマ小説になり、一気にJigsawになってしまうので、
多分それはディーヴァーの世界観ではないんだろうけど。
あー、いい読書だった。
本にカロリー消費があるとしたらあたし、10キロ走ったくらい消費したと思うわ。
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ジェフリー・ディーヴァーの作品は凄い。まさしく作品のタイトルにあるようにストーリーの8割は森の中での逃避行である。
追いかけっこが、はらはらどきどきとスリリングで、それだけで十分楽しめる。加えて、ジェフリー・ディーヴァーのどんでん返しが何重にも用意されている。