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電子書籍
彼岸花
著者 著者:長坂 秀佳
何者かに誘われるように晩秋の京都に出かけた、女子大生の有沙、融、菜つみは偶然、新幹線の中で知り合い、すっかり意気投合する。楽しい旅行のはずだったが、やがて3人は身の毛もよ...
彼岸花
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彼岸花 (角川ホラー文庫)
商品説明
何者かに誘われるように晩秋の京都に出かけた、女子大生の有沙、融、菜つみは偶然、新幹線の中で知り合い、すっかり意気投合する。楽しい旅行のはずだったが、やがて3人は身の毛もよだつ恐怖に、次々と襲われる。追いかけてくる、無気味な舞妓“お篠さま”。そして、行く先々に置かれた彼岸花の意味とは……? 怪筆、長坂秀佳が書き下ろす「弟切草ワールド」待望の第2弾。
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Z級第二弾
2002/05/27 12:12
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投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
『弟切草』三部作の第二弾。本書の主人公は3人の若い女性。何者かに操られるようにして知り合った3人が、山中の旧家で恐怖を体験する。キーワードはもちろん彼岸花だ。
第一弾『弟切草』同様、稚拙な表現のオンパレード。特にひどいのが会話文で、冗談ではなく「こんな話し方するかよ!」と読みながら突っ込んでしまう。こうした頭を抱えたくなるような表現が延々と続くのだから堪ったものではない。
ラストが近付くにつれ二転三転するトリックや犯人像も、その場しのぎの思いつきのようで全然まとまっていない。ホラーなので謎を残して終わることは不思議ではないが、その条件に寄り掛かりすぎていて後味が悪い。
シリーズの第二弾とはいいつつも、本書単体でも一つの作品にはなっている。ただし、完成度はイマイチどころではないが。稚拙な表現の見本、いわゆる反面教師的な書物としてならオススメできる。