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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2014/11/28
  • 販売終了日:2017/11/08
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春e-book
  • ISBN:978-4-16-390194-7
一般書

電子書籍

キャプテンサンダーボルト

著者 阿部和重 , 伊坂幸太郎

2015年本屋大賞候補作!人生に大逆転はあるのか?小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、それぞれの人生を...

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キャプテンサンダーボルト

税込 1,629 14pt
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キャプテンサンダーボルト

税込 1,980 18pt

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商品説明

2015年本屋大賞候補作!

人生に大逆転はあるのか?

小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。
二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、
それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。

東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、
公開中止になった幻の映画。そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――

現代を代表する人気作家ふたりが
、自らの持てる着想、技術をすべて詰め込んだエンターテイメント大作。

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みんなのレビュー403件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

ファン納得の1冊

2014/11/29 13:57

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る

今気づいたけど表紙がサンダーじゃん(笑)阿部和重さんの小説をそんなに数多く読んだわけではないので、図らずも伊坂さん寄りに立って読んでしまいました。作中の日付が現実の2013年でお決まりの仙台よろしくあのマー君が登場するのに例によってヤバいことに巻き込まれる。疾走感ある展開や井ノ原や桃沢を巻き込む相葉らキャラクターや会話の妙はやっぱり伊坂さん。虚をつく一言や地にじっくり腰を据えて楽しめる感じは阿部さんテイストでしょうか。多彩な変化球の投手伊坂さん、抜け目ない捕手阿部さんのバッテリーが送るファン納得の1冊。

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紙の本

この最高の化学反応を誰が予想できただろうか!!

2015/01/31 22:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しゅんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊坂幸太郎さんと阿部和重さんというエンターティメントと純文学を代表する二人による奇跡の合作。

 読み始めた頃はここは伊坂さんかな?とかこのセリフは阿部さんぽいなとか考えていましたが、途中からそんなことはどうでもよくなってきてしまいます。きっとみなさんそうなってしまうのでは?笑
 
主人公の相葉と井ノ原の友情、犬のポンセがいいアクセントになっていて(ポンセは物語を進めていく素晴らしい役割も多々果たしています)、陰謀論、銀髪の怪人、鳴神戦隊サンダーボルト、蔵王に墜落したB29の謎などキーワードを聞いただけでも脳内アドレナリン全開になってしまうのは私だけではないはず!
 
この二人の化学反応がここまで素晴らしいとは!間違いなく2014年を代表する1冊です!!
この快感を知ってしまうと他の作家同士の合作がもっと盛んに行われることを期待してしまうのは読者のわがままなのかな・・・笑

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紙の本

戦隊ヒーロー

2015/04/05 09:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:プップクプー - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦隊ヒーローなら5人の主人公が欲しかった

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紙の本

待望の合作

2014/12/09 14:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みゅう - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊坂さんと阿部さんが合作の作品を発表すると聞いたときから楽しみに待っていました。私は阿部さんの作品を読んだことがなかったため、合作によりどのような作品になるのか、また、どの部分をどちらが書いたのか考えながら読もうとおもっていましたが。読み始めたら次へ次へとページをめくる手が止まらず、どちらがどこを書いているのかなど考えるのも忘れ一気に読み終えてしまいました。いつも伊坂さんの作品を読み終えた後は余韻を感じ、また最初から読みなおしたくなるのですが、今作はその感じがなかったのが残念ですが、それはそれでいいのかなとも思います。常にいろいろな取り組みをされている伊坂さんは楽しそうに仕事をされているように思えうらやましいです。これから阿部さんの作品も徐々に読んでいきたいです。

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電子書籍

読み進めていくほどに加速する疾走感!

2015/01/05 14:42

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:げちょんぱ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロードムービー的で、SFっぽくもあり、悪と戦う息を飲むアクションもあり、アドベンチャーな高揚感も感じる、実に様々な要素が混在する作品。
そして“何歳になっても、人生はまだまだこれから”とか“一発逆転の人生なんて、ないって分かっている…けど、もしかしたら!”と思わせてくれる、一粒で二度どころか何度なのかも計り知れないほどに読みどころが随所に散りばめられていて、久々に長編作を夢中で貪り読んだ。

冒頭部分から中盤までは、内容よりも阿部和重か伊坂幸太郎のどちらが書いたのか推察できる印象が強く、心理描写よりも場面描写の文字が詰まっていて、本気で読まないと少ししんどい部分が多い。ここで離脱してしまう人が多いかと思うが、そこは少し我慢して読んでほしい。ちょっと我慢して読み進めると中盤あたりから、阿部か伊坂か、そんなことはどうでもよくなってくる。どちらが書いたにせよ、冒頭部分の点が、その後に登場してくる点と、どんどんずんずんあれよあれよと繋がっていく。
いい歳をして、まるで図書館でワクワクしながらページをめくっている子どもの頃に戻った時のように、本に向かって真剣な顔・ホッとした顔・驚いた顔・感心した顔に自然とさせられた。

長編作だし、冒頭は少し我慢が必要だけれど、これはもう映画化でしょうか?というくらいのエンタメ力は保証する。

ちなみに紙書籍と電子書籍の両方で読み進めてみたが、どちらかというと電子書籍向きな作品。
長編作の分厚さは、通勤電車の中では限界があったし、特に冒頭の我慢部分では、残りのページの分厚さを手で感じながら「まだこれだけあるのに大丈夫かな…」と一抹の不安がよぎった。
電子書籍だと、端末に表示されるページのみと対峙するので集中しやすかった。

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紙の本

合作の意味

2014/12/22 11:26

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:探偵黒澤 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小説として楽しく読めました。なので、小説としては十分だと思います。
ただ4年を費やして合作にした成果があったのかというと疑問に感じます。
僕はK先生の作品は全部読んでいて、K先生の作品は全く読んだことがなかったのですが、今までのK先生にはなかった場面が見れた所もあれば、クオリティダウンしてる所もあって、プラスマイナスゼロな気がしました。
読みやすくて楽しい分、底は浅く、ハッピーエンドが行き過ぎており、少し恥ずかしかったです。
企画もの小説としては5、純粋な作品の出来は3で評価4です。

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紙の本

素晴らしい合作

2020/05/06 21:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり。


世界を救ったというのはあくまで結果論であり、そのきっかけは「お金が欲しいから」だなんてとても人間らしい。
どんどん巻き込まれ、秘密を知ってしまい、ついには世界を救ってるなんてかっこいいにも程がある!
筒井さんがおいしいところを持っていっちゃう感じもまた最高。
最終的にみんな幸せに暮らせているので終わり方も素敵だった。

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紙の本

息の合ったコンビネーション

2018/05/25 04:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

東北地方を愛してやまない、ふたりの人気作家のコラボレーションが楽しかったです。エンターテインメントの中にも、静かな平和への祈りを感じました。

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紙の本

ニヤリとするセッション

2017/12/24 16:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

井坂氏と阿部氏の共作ですがあえてセッションと呼びたい作品です。作家二人響き合いの結果だからつまらないはずがない!できれば仙台市の地図を見ながら読む事をオススメします。

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紙の本

男同士の友情って複雑で単純

2016/02/11 00:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:梨桜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

男の子のあこがれの1つはヒーローで、女子供を守り世界を救えたら格好いい。それは、大人になっても心の底では変わらないあこがれ。
伊坂幸太郎さんと阿部和重さんとが描き出したのは、そんな男たちのあこがれ。日常にうずもれていたって、ひょんなきっかけで、友情と憧れが暴れだす。うらやましいなぁ。

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紙の本

爽快感120%。

2015/01/27 01:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作は阿部和重さんと伊坂幸太郎さんの共作です。
中身については言及しませんが、テンポの良さ・キャラの際立ち・結末は小説というよりも150分のアクション映画を見ているような感触でした。伊坂作品しか読んだことがないため、公平なジャッジではありませんが伊坂さんらしさは随所に見られます(セリフ回し・テンポの良さ等)。ページ数に反して、重厚さはほとんど感じずに走り抜けるように読むことが出来ました。爽快感を味わいたければ是非。

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紙の本

キャプテンサンダーボルト

2014/12/17 02:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:柊佳 - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく後半のスピード感がすごい。はやく、はやく、とページをめくる手が止まらない。息をするのも忘れるくらい読み進めるのに熱中し、読み終えてやっとはぁ、と息をついた。前半で関係ないように思われる話が後半で事件を解決するための重要な鍵となる。この伏線回収の仕方がおもしろい。綺麗だったり荒々しかったり少し馬鹿げていたり。魅力的な登場人物がピンチを乗り越えていくのは読んでいてとても気持ち良い。主人公は性格の全く違う2人であるが2人とも完璧な人物ではなく悩みや弱さがある。最強な2人ではなく少し情けない2人が試行錯誤しながら真実を知ろうとする。情けないが勇気を出して目の前の敵と戦う姿はとても格好良い。この本は阿部和重さんと伊坂幸太郎さんの合作であるが作中の2人のようにこの2人だからこそ辿り着けた結末である。ただ誰かが幸せになったり不幸になったりするだけの話ではなく、読み終えた後、あぁ良かったな、と安堵と心地よさが心を埋める。私のお気に入りの一冊になった。

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紙の本

キャプテンサンダーボルト

2014/12/07 20:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tsht - この投稿者のレビュー一覧を見る

「東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29」「公開中止になった幻の映画」「村上病という、致死率70パーセントの感染症」
これらのキーワードにまつわるエピソードが、二人の男の活躍をとおして描かれ、ひとつの解へと収束していく。その過程では今まで信じていた世界に対する解釈、認識が次々と覆り、この本を読む自分自身、いかに不確かな世界に生きているのかということをあらためて実感させられる。まさに著者二人が言うところの、「世界は見た目通りとはかぎらない」というのを小説の上で体現している。

著者二人による様々な企みが散りばめられていて、読みながらそれらを見つけていくのもたのしい。それは阿部和重の小説を読んでいる時に感じる複雑精緻な小説構造に触れた時の驚き、喜びと、伊坂幸太郎の小説を読んでいる時に感じる遠くはなれた場所に書かれた文章同士が想像もしていなかった形で融け合っていくカタルシスの両方で、それらがひとつの小説の中に自然な形で存在し、なおかつエンタメとしても優れた内容で、一度本を開けば読み進める手が止まらないとくれば、この合作小説は奇跡的なほどの高い完成度をもって成功をおさめたといっても過言ではないと思う。

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紙の本

合作というか「合体」です。阿部坂幸太郎和重みたいな。

2014/12/05 12:20

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たてさわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

主役は、30歳を超えた男二人。
・頭は切れるが慎重すぎるあまり行動力に欠ける井ノ原。
・行き当たりばったりで行動して後からいつも後悔する相葉。

かつて少年野球のチームメイトであり
真逆の価値観(スタイル)故に「悪友」としていいコンビだったが
些細な行き違いから、交友を絶ってしまう。

その後、めいめいの人生を生きてきたが、
いずれも子どもの頃に思い描いていたような人生を送れず、
おまけに借金までこさえて、悶々とした日々を送っている。

ある時、お金欲しさに怪しい誘いに乗ったところ、
運命的な邂逅を果たす二人…。
最初はぎくしゃくしているが、
様々な苦難を経て徐々に心を開き、
「あの頃」のような輝きを取り戻していく。

――――――――――――という感じのストーリーです。

最初は、井ノ原と相葉、
それぞれのパートが交替で語られています。
・井ノ原のパートは伊坂さん
・相葉のパートは阿部さん
というように分業して書かれているのですが(名前も似ています)
二人が合流して「二人旅」になった後は、文体も混ざってきます
※二人の接着剤として出てくる女性が「桃沢」というのですが、これはおそらく、似た名前の編集者の方ではないかと思います(桃子?)。

つまり「スタイル(価値観)の違う二人のぶつかりあい」というのが、
劇中だけでなく、創作上でも実現しているわけで
これが読んでいる側にはとても面白いです。
※実際、相手が書いたものに手を入れる、というやり方で創作していったそうです。

どっからどこまでが伊坂さんで
どっからどこまでが阿部さんなのか。
これは伊坂さんかな? 阿部さんかな?
いちいち想像したりして。
※そんなこと考える暇もないくらい、スリリングな展開なのですが。

おまけに、舞台となる都市は、仙台と山形。
これは言わずもがな、伊坂さんと阿部さん、二人のホームグラウンドです。
(伊坂さんは仙台、阿部さんは山形。小説の舞台としてよく出てきます)。
「舞台」という点でも、混ざり合っているんですね。

色んな意味で「合作」です。
「脅威の合作!」と叫びたくなるのも無理ないですね。

「純文学とエンターテイメントの区切りなど、ない。
 ここにはただ、最高に面白い小説があるだけだ」

その通りです。本当に面白いです!

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紙の本

ほとばしる雷鳴が文学界を震わせる!!その名も「キャプテーン、サンダー、ボルトォォォォー!!!」」

2014/12/05 00:46

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:2ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは俺の物語か!?そう思えてしまうのは、男の子が好み、夢見る要素(戦隊ヒーロー、野球選手、陰謀論、頼もしい相棒と魅力的な女子、そして世界の危機を救うこと)が詰まっていること、そして、この物語の主要登場人物「相葉と井ノ原」のように自分の現状がどん詰まり状態で鬱屈した日々を過ごしているからかもしれない。
特に相葉の未だに小学校時代を引きずっている姿や「俺は何をやっているんだ、昔の俺が見たらどう思うかな?」なんて言葉は読んでいて辛くなってくるものだった。
これからの人生に一発逆転を期待するのは、都合が良すぎることかもしれない。
でも、キャプテンサンダーボルトに見る、男たちの限りなく0に近い可能性に賭ける悪あがきや、己にとって何を大切に生きるのかを問い、決断する姿は読んでいて胸が熱くなった!
ミステリー、サスペンスの味わいをスピード感溢れる展開のまま心地よく楽しめる阿部さん、伊坂さんの小説技巧が本作の大きな魅力の1つだが、最も心に残ったのは、良い意味でまだまだガキ臭くて、ダサくて、みっともなくて、でもそれ故に最高にカッコイイ男の友情であり、男(親父)の背中だった。それは、熱い想いを持って今作に取り掛かったであろう作者のお二人の姿にも重なるようでした。素晴らしい作品をありがとうございました!
※もちろん、女性も最高に楽しめます☆

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