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ハイデガー 存在の歴史
著者 高田珠樹
存在が荒々しく立ち現れると同時に隠蔽され忘却されていった古代ギリシャ以来、存在把握は劇的に変動し、現在、忘却の彼方に明滅するものとしてのみ存在は現前する──。存在論の歴史...
ハイデガー 存在の歴史
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ハイデガー 存在の歴史 (講談社学術文庫)
商品説明
存在が荒々しく立ち現れると同時に隠蔽され忘却されていった古代ギリシャ以来、存在把握は劇的に変動し、現在、忘却の彼方に明滅するものとしてのみ存在は現前する──。存在論の歴史を解体・破壊し、根源的な存在の経験を取り戻すべく構想された『存在と時間』の成立過程を追い、「在る」ことを捉えようとした、ハイデガーの思想の精髄に迫る。(講談社学術文庫)
目次
- まえがき
- 序 章 ギリシャの旅
- 第一章 カトリックの庇護の中で
- 1 荒地の中の教会塔
- 2 学寮の寄宿生
- 3 反モダニズムに伍して
- 4 哲学者の誕生
- 第二章 葛藤と模索
- 1 生業としての学問
- 2 スコラ研究にことよせて
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人物としての思想家としてのハイデガーの入門書
2016/02/29 20:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Shigenobu Fujioka - この投稿者のレビュー一覧を見る
人物としての思想家としてのハイデガーの入門書。
生涯の流れに沿いながら、人生の主な出来事やその思想の変化を追っている。
若い時のカトリック教徒としての保守的な思想形成や、ナチス政権誕生時の積極的な政権への関与に、多く触れているのが、この本の大きな特徴になっている。
巻末には、主要な著作の概要の紹介、ハイデガーの理解に欠かせない重要な用語の解説などが付いている。
紙の本
ハイデガーの「存在」ということについての思考を『存在と時間』を見ながら追っていきます!
2020/03/09 10:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ハイデガーの主要な著作の一冊である『存在と時間』の内容をもとに、彼の「存在」ということに対する思考を分かり易く解説した一冊です。ハイデガーは、同書の中で、「存在把握は劇的に変動し、現在、忘却の彼方に明滅するものとしてのみ存在は現前する」と言い切っています。すわなち、彼は、存在論の歴史を解体し、破壊しながら、根源的な存在経験を取り戻そうとしたと言われています。彼のこの思想が最もよくあらわされている『存在と時間』をもとに、彼の思想を追っていきます。