読割 50
電子書籍
お葬式
著者 著者:瀬川 ことび
授業中に突然鳴り出したポケベルの電子音。あわてて見た液晶画面に表示されたメッセージは『チチキトク』。病院で、豪華なカタログをかかえてやってきた葬儀社を丁重に追い返して母は...
お葬式
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お葬式 (角川ホラー文庫)
商品説明
授業中に突然鳴り出したポケベルの電子音。あわてて見た液晶画面に表示されたメッセージは『チチキトク』。病院で、豪華なカタログをかかえてやってきた葬儀社を丁重に追い返して母は言った。「うちには先祖伝来の弔い方がございます―」。(「お葬式」)。日常のなかの恐怖を、ユーモラスに描く、青春ホラー小説の誕生。
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紙の本
カンペキ!
2003/10/27 11:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紅豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで私が書いてきた書評(数少ないですが)の中で、★5つをつけたのはこの本を除くと、「炎立つ」と「月の影影の海」の2冊だけです。
かたや大河原作の大長編、かたや少女レーベル出身ながら絶大な人気を誇り一般レーベルで再発行までされた「十二国記」シリーズの一作目。
好みはあれど、どちらも世に認められた作品と言えます。
さて、
じゃあ「お葬式」は?
正直評価すごーく迷いました。というか評価するのがバカバカしくなるような本です(笑)
私を含め、これを読んだ知り合いはみな読後、ニヤニヤしながら「馬鹿だね(笑)」と言いました。←それにしてもなんて「カッコ・ワライ」が似合う本なんだろう。
バカ小説です。もちろん、いい意味で!
突っ込みドコロは数あれど、それすらあわせてカンペキです。私的に評価は★5つか★1つ(★なし?)のどちらかしかありえません。
こんな本があってもいいじゃない!
何も考えずに読んで、爽快な気持ちでニヤニヤしようじゃない!
そんな本です。
内容全然紹介していませんが、まあ、難しい本じゃないんでとりあえず読んで適当にニヤニヤしてください。
普段本を読まないお友達薦めてみるのもまた一興。
あー一番の突っ込みドコロは「ホラー文庫」からでてることですね。
紙の本
変なノリのホラー
2001/09/04 17:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラー小説は当たり外れが大きいけれど、この本は会話の軽快さと短編の読みやすさで面白かった。
怖くないし落ちもそれほど驚かせるものではないものの、どの短編を取ってもそこそこの水準を保っている感じ。「ホテルエクセレントの怪談」が秀逸。
紙の本
笑えるホラー
2001/06/22 01:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パンちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作の『お葬式』は、第6回日本ホラー小説大賞短編賞で佳作を受賞した作品。主人公の女子高校生のポケベルに「チチキトク」のメッセージが入る。そして父親が亡くなり、葬儀社の人が来るが母親は断る。この家には先祖伝来の独自の弔い方があったのだ。他に4つの書き下ろし作品も収録されている。
人によって好き嫌いがはっきりと分かれるホラー小説だと思う。それは“怖い”ホラーではなく、“笑える”ホラーだから。多分、作者も最初から読者を怖がらせようとは思っていないのだろう。そのことを知らずに読んだ私は最初、「なんだこれ、騙された〜!」と思わずにはいられなかった。ユーモラスではあるが、偶に少女向けのホラー漫画に見られるような話で新鮮さは感じない。ただ、どこから考えてもおかしいだろうと思う出来事にも、なぜか馴染んで適応していく主人公たちに、じわりとくる怖さは感じた。