紙の本
反撃の狼煙が上がる
2010/08/08 21:48
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
霧間凪の母親の代から準備した策略により、氷の魔女アルケスティスは炎の魔女ヴァルプルギスを封印することに成功した。これにより傷を負った凪は、九連内朱巳の助けも受けながら、ビートたちの手によって救出される。
凪を助けるために統和機構の情報を利用しようとする織機綺だが、逆に彼女を利用しようとする思惑が絡まり、彼女の意思に反して事態は進行する。
封印されたはずの炎の魔女の、未来の可能性を利用した逆転の一手が、氷の魔女の予測を上回り、状況を一変させる。そんな魔女たちに対して、霧間凪は自分の意思を貫き通すことが出来るのか。
奇蹟使いとか、まだ存在しない概念を引っ張って来るような無茶苦茶な魔女たちの力に翻弄されているかに思えた霧間凪だが、密かに逆転の策を考えていたことが分かる。ここで上げられるのは反撃の狼煙。
カレイドスコープなども登場し、統和機構の行方も含めて、各キャラクターたちの今後の行動が気になる。
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読了後、真っ先に思ったこと。
『そう言う展開をしますか!』
炎と氷の魔女の対決に、まわりの人や状況が巻き込まれて、あの機構のトップが出てこざるをえなくなるんだろうな、とは思ってたけど、この展開は読めなかった。
今後、この話はどこへ行くのだろう。行き着く先がまるで予想できない…。
しかし、上遠野さんの小説は、各シリーズとのリンクが多くて、記憶力の乏しい自分は辿るのが大変。
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もう人間関係がごちゃごちゃです。
困ったものだw
意外な人が意外なところでピックアップされたり登場したり、
えーと、あなた誰だっけ?www
ある意味ブギーポップシリーズの流れの話だったが
最早ブギーポップが絡む話ではなくなっている気もする。
ビートシリーズにも深く関わっているはずだが、ここまでピートを
絡めるとその後あちらの話はどう展開するのやら。
色々な話が絡みすぎてどうなっていくのやら。
今回の展開的にこれからは凪の逆襲が始まりそうですけどね。
統和機構の世代交代等の展開もありそう。
個人的に好きな「冥王と獣のダンス」がかなり関わって来ていて
ちょっと楽しくなってまいりました。
色々においてどう決着付けるのやら。
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ブギーポップの凪編というか、魔女戦争のお話の第3巻。
2巻まではややアルケー優勢でしたが、今回はヴァルプの反撃という感じ。この話は、2人の魔女や合成人間など強力な力を持つキャラが目白押しですが、その中でもただの人間のはずの凪の強さが光る。強さってなんなのか考えさせられるシリーズではある。
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話がだいぶ広がってるなあ。
合成人間&統和機構の人たちの歪な人間らしさが好きな一方で、凪は真っ当すぎて強すぎてちょっと感情移入しづらい。
主人公はビートと朝子くらいがちょうどいいよ。
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これはまだまだ続く??
一見、終わったような気もするのですけれど・・・。
内容は嫌いじゃないし、凪は好きなキャラクターなんだけど
緒方さんの描く絵がどんどん幼くなっているような。
もっと、大人な凪を書いてほしいのに。
ネタバレで凪の叔父さんがスゴイいい味を
出してると思う。
っていうか彼らは何処から来たんだろうか。
EDの居る世界ってのが一番高い可能性かな。
どうなるのかな。
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元々異能の人というか人外の人たちの物語の中で唯一の人としてがんばってきた炎の魔女(通称)と炎の魔女(本物の魔女)、人として抗うことができるのかと心配していたけど、なんとか…。最終的に後悔するのは人としての資質に対してなのかどうか、攻守が入れ替わった気配の次巻からも期待大です。
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話はどんどんスケールがでかくなってきてます。何となく予想はできてても「そこまで広がるか!」と。
ちなみにちょっとネタバレにもなりますが、今作は『冥王と獣のダンス』を読んでると話が少しだけ分かりやすいかもしれません。
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やっと読了。何故か積読山脈の底に埋もれてた。
外伝とはいえ、ブギーポップの関係者が総動員されている話。
ちょっとクロスがすぎて、作者全作を追いかけていないとわからない
部分があるのはどうなんだろう。
とはいえ、最後でどんでん返しでラスボスが判明。
最終巻も一気読みの勢いがあったりする。
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炎の魔女こと霧間凪が主人公の3巻目。今回凪の活躍は少なめ。
今作も多くの過去キャラが絡み合い確認しながらじゃないとちょいとキツかった(^^;
それ以外は、バトルも盛りだくさんで変化に富んでいて読んでいて楽しかったです。
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時空や世界をも超え、戦いを続ける2人の魔女。こちらにほぼ説明なく新たな世界観が現れるので、読む側としては分かりにくい。SFのような感じ。でも、電撃文庫の上遠野作品を追っている人は読まなければならないだろう。
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あ…あっぶな~
物語中盤でやっとおぼろげに物語の全容を掴みました。
登場人物がどこの誰かなんて瞬時に出てこないし前巻までの展開なんてハッキリとは覚えてないよ。
ブギーポップを読み始めてもう九年…長いなぁorz
たくさん登場人物が出てくるからどこの誰かまですぐには出てこない。
いい加減読み返さないとヤバいなぁ~
『ハートレス・レッド』辺りから読み返さないと。
ビートのディシプリンでは凪が出てこなくて寂しかったけど、こっちではフォルテッシモが出てこなくて寂しい(泣)
ブギーポップも出てこないしね。
このシリーズは『レイン・オン・フライディ』こと九連内さんが出てくるから嬉しいww
九連内さんの名前を『ハートレス・レッド』と間違えてる自分がいるけど。それは本の題名…
さて、炎の魔女が氷の魔女になってしまいました。
正樹と綺は幸せになれのかなぁ?
綺はまだリキ・ティキの力あるのかなぁ。
正樹はビートと合流してちょっと凪と対立しそうだし。
羽原くんは炎の魔女陣営だしなぁ。
なんか『奇跡使い』って出てきたけど、これって上遠野さんが講談社ノベルスで書いてるシリーズの人たちかなぁとか思ったり。
繋がってたら凄いぞ。
さてFile4が出たころに僕はまだ話について行けるかしら?
そこがもっそい不安です。
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久しぶりに読んだので、最初は全然覚えていなかった。そういえばそんな設定あったなーとか。
異様なまでにスケールがでかくなった魔女編第三巻。枢機王出てきちゃったよ。
何が何だか分からないけど、なんだかすごそうな雰囲気を作るのは相変わらず上手いので、結構楽しく読めました。
一時期は本当にひどかったけど、最近はちょっと面白くなってきたかな。
てか、魔女たちが強すぎて、統和機構もういらねーんですけどw
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えー
人生ってやつは基本的に決断の連続である。あらゆる場面で決断を求められると言っても良い。
仕事の八割は決断と言われたりもするぐらいなので人生と決断は切り離せないものである。
しかし、決断とはその文字の通り、何か断つことを決めることなのだが、人間というものは何を持って決断しているのだろうか。
動物の場合は生死が基準となるかもしれないが、人間の場合は多くの選択肢に恵まれている。
多くの選択肢の中から一つを選び、未来を掴みとっていくわけだが、その未来を掴みとるという過程は本当に自分の意志で決定したものだろうか?
自分の決断を他人に支配されると言うのも不思議な話だが、実際のところそういうことが多いように思える。自分で決めたように見えて実は全体の総意を代表しただけとか。
そういった場合、人間はどこに自分の意志を見出しているのだろうか。
ぶっちゃけた話、自分の意志なんてものはなく、単に自分よりも上位な存在に決定づけられているだけも知れないが、そんな中でも自己の意志を見つけ出す方法があるとしたら、それはもう最初から決断しておくしかないんじゃないだろうか。
何かの意志が入り込む前に決断しておき、それを決して曲げないようにすることで、自らの意志というものを見出す。それは困難な話かもしれないが、善とか悪とかに挟まれた時にどちらか一方に偏るのではなく、自らをしっかりと持って決断していくという意志。それこそが自分の意志であり、善や悪を撥ね退けて自分の道を自分で決断していくというのが大切なことなのかもしれない。
まぁ、それによって大火傷するかどうかは炎の魔女にも分からないっていうことで。
しかし、この話、どう考えてもヴァルプルギスの部屋だよなー。徹子の部屋みたいに。
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結局のところ、「やっぱり凪が最強!!」って話?
魔女をも恐れず、魔女にすら恐れを抱かせる…!
どこまでもマイペースで己を失わない凪が格好良い^^
次は『氷の魔女』になった凪の反撃が始まるのかな?
ちょっと楽しみ♪
それにしてもw
ブギーポップ以外のシリーズにまでリンクしてくるとは思わなかったなぁ…。
このシリーズ以外は未読なのだが、読むべきかどうか…とても悩むところだ(-"-;)