紙の本
とても実用的な「戦略思考の本」です
2003/08/21 17:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者自身が言っているように、確かにこの手の本はなかったかもしれない。
使える「戦略思考の本」というのが読後の印象だ。
MECEに(モレなくダブりなく)情報を整理するためのロジカルな左脳的思考と
感性をはたらかせてトガッタ仮説を導き出す右脳的思考のミックスが
戦略思考を効果的なものとするということが本書の主要な論旨。
そうした論旨に立った上で、
左脳をはたらかせるイシューツリーによる課題の論理的整理、抽出。
右脳をはたらかせた顧客視点でのトガッタ仮説の抽出。
この2つをメインに、初期仮説を策定し、課題のための施策をたてる。
こう書いてみると、きわめて当たり前のことだとしか思えないが、
実際、「じゃあ、やってみろ!」と言われて、すぐにできる人はそういないのでは?
でも、大丈夫。この本を読めば、きっとできるようになるでしょう。
とても実用的な本だと思います。おすすめ!
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開始:20071118、完了:20071118
ビジネスパーソンの思考のOS=戦略思考。
これは、使い続けないと使えるようにならない。
そして、その戦略思考とは、課題の設定→
課題の本質の発見・分析→解決策の立案→解決策の実行
、なのである。
結局は、仮説思考で問題解決をしましょう、という内容
だ。そして、そのためのツールを紹介している。
ボリュームの割には中身が乏しいように思える。
最後のブックガイドは役立つと思う。
以下メモ。
MECE、ロジックツリー、3C、顧客視点。
「なぜこの店で買ってしまうのか」
ドンキホーテ、買い場。
ビジョン、ミッション、戦略、オペレーション。パレートの法則。
成功するプロジェクトは最初がつらく後が苦しい。
4P、5F、7S(Strategy,Structure,System, Skills, Saff, Style, Shared Value)。
SWOT、競争戦略。価格戦略。KSF。
グラフ、変化分析(折れ線)、比較分析(棒グラフ)、ヒストグラム(棒倉fう)、
セグメント分析(散布図)、トレンド分析、シナリオ分析、
ピーク分析(来店者数)、PPM、損益分岐点。
「なぜ会社は変われないのか」「戦略ナビゲーション」「巨像も踊る」「ザ・ゴール」
「失敗の本質」「一下級将校から見た帝国陸軍」
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ロジカルシンキングを基礎を僕に与えてくれた本。
現在の部署に配属されたとき、机の上の置かれていた。
(というか、無理やり買わされた)
机に置いてあり、構想の組み立てに煮詰まったときにパラパラめくる。
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久々に読み返してみました。
右脳と左脳の両方をどう使いながら戦略を立てていくかというステップが細かく説明されている。
いかに、とんがったアイディアを右脳から生み出し、そこにどう左脳が理屈付けをしていくことができるかということ。
凡庸なアイディアに左脳でロジックとデータの裏付けをすることはいくらでも出来るが、それでは画期的な新しいものが生まれない。
直感的に「これいいっ」と感じることがよく有るけれど、それを左脳がうまく処理できるようになると、仕事の質が大きくあがるんだなー。
(ためいきー)
グラフなどのサンプルも多彩に乗っているので、プロジェクトのプレゼンをまとめる人には参考書としても使える本だと思います。
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著者は、河瀬氏である。東大ー王子製紙ーボストン大学(MBA)ーA.T.カーニー
ーソフトバンクー某コンサル会社というキャリアを持っている人である。
欧州系戦コン出身の著作物は初かも知れない。。。
内容は、大体他で言われている事と同じである。戦略思考が大切である。仮説メイン、
MECE、ロジックツリーそして、左脳だけでなく右脳を働かせる。また、本を読んで
分かった気になるな。ケースを自分の頭でしっかりやれ!やり尽くせ!
他の本との違いは、ケースが多い事だろう。また、ケースの答えの無い事も特徴的だ。
大体の本は、ケースについて90%程度完成率の答えを準備している。そうすると
何が起こるかっていうと、良く考えないで答えを見てしまう。そして分かった気になる。
これがまずい(笑)
なので、本書はさくっと速読するというよりも、じっくりケースをしながら、
実習しているってモチベーションで読み進めていくべきだろうな。私もそうした。
そうする事で、理解が深まり、意外と出来ない自分に気づく事も出来た。
そのような意味で、本書はお薦めできると言える。
ただし、内容は本当に他の本と変わらない。
でも、巻末にお薦めの本が紹介されているのは素晴らしいと思う。
本の紹介はあまりしないのがコンサルだが、勝間氏よりもこんなにコンテンツの多い
ものを出している事に少なからず驚いた。出し惜しみしてない感じに好感が持てる。
まだ、ケースをやりきれてない箇所もあるので、再度読み直し、
時間があるときに、改めてケースをやりたいと思う。
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内容
戦略思考であなたの付加価値を高めよう
オリエンテーション―戦略思考のアプローチを知ろう
基礎トレーニング
左脳でイシューツリーを作る
右脳で仮説の手がかりをつかむ
実戦テクニック
論点を分解し初期仮説を作る
仮説を実際に検証してみる
戦略思考であなたの人生を豊かにしよう
著者は王子製紙→カーニー→ソフトバンクという経歴を持つ。
いわゆる問題解決本であるが思っていたよりもかなりよかった。
初歩的な内容ですがとても基本に忠実な内容で思考の型を効率的に学ぶことができるでしょう。私は特に「CDを売れるようにするにはどうすればいいか?」というケースがとても参考になった。
例が多く読みやすいので一冊目に買う本としては上質だと思います。
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問題解決にあたっての、
・論点整理の方法(MECE、イシューツリー)
・仮説の立て方(ブレスト)
・仮説の検証(仮説と論点のつきあわせ、分析ツール)
が整理されている。
コンサルとしての頭の使い方を見直す上で良い本。
例題もついているので、しっかり取り組むといろいろ考えさせられる。
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(S)
ロジカルシンキング、MECE、仮説思考、ゼロベース思考などいわゆるコンサルの思考ツールを一挙紹介した本。
通りいっぺんの説明だけでなく、つまずきやすいポイントやそれをどう克服するかが書かれていて、実践ベースの解説になっている。
また、こういった能力を身につけるのはとにかく訓練、と強調されており演習問題もほどよく含まれている点が好ましい。
タイトルもそうだし、内容も「戦略思考」について言っているが戦略の話は一切書いていない。ちょっと「戦略戦略」言い過ぎな感がある。戦略なめんなよ。売るためにキャッチーにしなきゃいけないから仕方ないか。
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【Memo】
物事を論理的かつ戦略的に考えていく上で、ベースとなる考え方が体系的に学べる。
ロジカルシンキングや戦略思考を強化したいなぁと考え始めている人にとっては抜群の名著。
ただ単にロジックツリーを作っておしまいといった説明ではなく、仮説の立案から検証方法、そしてどんな場面でどんなフレームワークを使うことが有効なのか、ケーススタディを通して実際に体感することができる。
本著に書いてあるように、左脳のロジカルさだけでなく、右脳のクリエイティブさが合わさって初めて洗練された仮説立案・検証ができるのだということを改めて実感した。
説明を読んでいると非常に納得できるが、実際にケースを通すと、戦略思考はものすごく難しいことに気づく。
理論と実践の差を埋めるために日々努力ですね。。
そう思えたこの本に出合えてよかった。
一生本棚に置いておきたいくらいの名著です。
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戦略的思考(ロジカル・シンキング)を丁寧に説明している本。
左脳の分析的な面と、右脳のアイディアが浮かぶ面の両面を上手に使って、具体的な問題を洗い出し、問題をつかむところから丁寧な順番で、必要な方略で解決策を導き出すまでをまとめている。
ロジカルシンキングの教科書的と言えば教科書的な本だといえる。
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イシューツリーやMECE、仮説思考等、ロジカルシンキングの考え方を網羅的に示した良書であって、約10年前に書かれた本であっても、特に古さは感じさせない。程よく例を説明しながら具体的考え方を読者に提示する一方で、すべての答えは提示しないことで「考えろ!脳に汗をかけ!」と読者に繰り返し求めてくる。具体的行動を求める著者の姿勢がよく表れている。
"So what?"を繰り返せる、でも謙虚、といった人間になりたいものです。
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問題の発見と解決の具体的な方策が詳しく述べられている。
フレームワークについても改めて確認する事ができた。
手元には置いておきたい。
戦略というよりは問題解決の基本的な思考法とツールという感じの内容。
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平易にロジカルシンキング+右脳思考を説明している戦略本。わかりやすい。
まず、えいやっで仮説を立てる。間違っていてもかまわない。仮説検証する。間違っていたら潔く仮説を書き換える。大物論点から手をつけて、些細なモノばかりになったら検証作業に見切りをつけて結論にする。
落としどころの検証は最悪の方法。
イシューツリーはしっくりくるまでゼロクリアで何回も作り直す。論点は網羅的に掘らずに、重要な論点を深く掘り、そうでないところは議論しない。できのいいイシューツリーはシンプル。
優れた解決策が論理的なのは結果として論理的にまとめたから。演繹的に導かれたのではない。
(グラフの使い方が載っているのがありがたい。)
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読み始めました。すべてのエクササイズをきちんとこなせば戦略思考が身に付くとありました。真面目にきちんと取り組みながら読み進めます。
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戦略思考は左脳と右脳の両方大事でそれをどう鍛えるかが詳しく記載されており、且つ練習問題も豊富。こいつを使って新入社員研修のプログラム開発をやろうとたくらんでいます。グラフの使い方が参考になるし、フレームワークについても一歩踏み込んだ解説がしてあるので勉強になります。変にお手軽感を演出していないので、じっくり読めてグッドでした。