紙の本
僕のバケツの綺麗な一滴になった 。
2015/10/25 16:57
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「他人の幸せを勝手に自分のものさしで測ってしまう鈍さは暴力だ。(略)鈍くなることで自分を守らないと、生きていけない。人はもろい部分を見せまいと、ものさしを振り回す。(略)他人のことはどうでもいい。ものさしは自分の背骨だけ。」誰しも他人にものさしを当てて自分を誤魔化した経験があるはず。こういう「多くの人が気にしてはいるけどなんとなくそのままにしている」ことに気づけるのは著者の言う通りネガティブの力なんだろう。自分の外側から声をかけてくれる本。
紙の本
若い方に
2020/09/09 17:46
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投稿者:えぐちよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の殻に閉じこもっている人にはオススメしたい本かも。
これを読んだ時には私はもう大人になってしまったので…もっと若い頃に出会いたい本だったな、と思います。
紙の本
いいタイトル
2015/09/17 17:41
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投稿者:かど - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルにつられて読みました。
わたしも似たような人生なのでなにかしら共感できそうなかおりがしました。
(タイトルからのイメージ)
意外と共感はできませんでした!
自分はこんなにアクティブではありません!
でもところどころ感動しました。
電子書籍
メンヘラヘラ
2015/05/28 17:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
メンヘラという言葉があまり好きではないのだけれど、最近は精神病持ち=メンヘラという言葉が定着してしまいましたね。精神に問題(生活にも問題)を抱えながらも前向きに生きていこうという気持ちに胸打たれました。ただ、書いている人、頭いいですね……。企業に受かっていればそれで人生開けていた気がしてなりません。
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寺子屋塾の文庫なので、購読。
著者の文章を、等身大の言葉でつづっている。
POPな表紙と裏腹に、読んでいく中で深く考えさせられる所が何か所かあるはず。
読んでいて気分が悪くなって今う人もいるかもしれないけれど、
著者がそのままさらけ出しているからこそ。
きっと誰もが多かれ少なかれ、こうした問題を抱えながら生きているのだと感じた。
ここまで直球のエッセイはあまり読んだことがなかった。
現代の諸々の事象に興味がある方、
その糸口がこの中で見つかるかも?
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小野さんのブログで「さみしいってなんですか?」という記事を読んでからずっと小野さんをおっかけていたので、本が出るを楽しみにしていた。親子関係のことや自傷のことや、ここまでさらけ出せるのはすごい。さらけだすだけじゃなくてそういう表に出したくないような部分とも正面から向き合ったうえで文章にしているところが好き。
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作者は、頭はいい。過剰に教育的な母の元に育てられたから、だけでなく、もともと頭がいいんだと思う。
でも抑圧された生活に耐えられず、中3で自傷、不登校。大学は慶応義塾大学文学部卒業だが、大学には馴染めず仮面浪人。でも他人からイケてる自分でいたくて、1年間交換留学をし、世界一周の一人旅をし、NPOでボランティア活動もした。TOEICは950点。
就活なんてチョロいと思っていたけど、どこにも受からない。(大手ばかり受けてたんだろうけど)ある日、面接に向かう途中でパニック障害に陥り、就活をやめた。
副題が「メンヘラが就活で失敗したら生きるのが面白くなった」とある。パニック障害から、作者はどのように心をたてなおしたのか。
頭はいいかもしれないけど、(私には)文章は読みにくかった。
あまりに意識のままに書いていて、読者は置いてけぼりになっているようなかんじ。だけど、不思議に読み進むのは、続きが気になるからなんだろうな。
母との対決。
これがキーになるものが増えてきた気がする。
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共感できるところが多々あって心が痛い。作者の繊細な心が文章から伝わってくる。親との確執。自分の立ち位置を考えさせられる。ネガティヴなパワーを自分に向けるとしんどくなる。逃げてもいい。失敗から学ぶこともある。
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印象を一言で言うと、とても人間らしい著者の方。そして、文が流れるように読める。
先日、仲間達と再会する機会がありました。大学時代、人間という不確実なものについて一緒に話し合った仲間たちです。
みんな、悩みは尽きない。当時と同じ感じで悩んでいました。
でもずっと、そういうものと向き合っていかなきゃいけないよね。って、この本を読んでつくづく思います。
またあの頃と同じようにできるのなら、この本をディスカッションのテーマにしたい。そんな本でした。
本の最後の方まで悩み続けて、最後の方で一筋の光が見えるのは、きっと「捉え方ひとつで自分の人生が変わった」というシンプルな結論があるからなのかもしれませんね。
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私も多分この人と同じような出口を探して
同じような(規模は小さいけど)道を進んできたと思うんだけど…
この本にあることは全部通過した気でいるのに
私はなぜまだ迷っているのだろう?と
モヤモヤした気持ちが残った。
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壮絶。
よくここまで相対化して分析的に書いたなと思う。
自分のための涙をたくさん流した人だけが辿りつける言葉であり、強さだと思う。
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「知的パンク・ポエマー」
小野さんは最強のポエマーだと思う。キャッチーかつ強いメッセージに溢れた文があちこちに散りばめられている。刺さるメッセージとそれを伝えるためのエピソードが自然に調和して並べられている。
ビジネス書における名ポエマーはドラッカー。彼もパンチのあるメッセージをさり気なく散りばめ、その周りに説得力を補完するエピソードを並べている。ドラッカーは組織や企業を言葉で浮き彫りにした。彼女は人間を浮き彫りにした。
とにかく文章力がすさまじい。ナイフを刺してざくりざくりとかき回すような表現。言葉がしみだすようににじみだしている。それを幅広い知識と論理が補い、主観と客観がバランス良く成り立っている。
若者の社会に対するこんちくしょー!な気持ちを代弁してくれる一冊。悩める人も、ウェーイな大学生も、誰もが必読。
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一気読み。小野さんはポエマーだなぁと思いました。言葉がすんなり入ってきて、だけどただ軽いんじゃない。地に足がついている人の言葉っていう感じがしました。
「世界の見方は自分自身が更新する」
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夢見がち、自意識過剰、根拠無き優越感といった痛い思考パターン総覧の体。しかしこのような恥ずかしさを文章にして曝け出す勇気は美しい。誰しもが何か覚えがあるから、その勇気が響く。だから自傷行為や親の圧制に耐えかねての暴力の描写すら瑞々しく感じる。
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私自身も俗にいうメンヘラなので、気になって読んでみたら私自身と境遇や思考やその他諸々が似ており、自分自身を見ているようで自己嫌悪に陥ってしまった。私は父に認められたい!という一心だったのと私が我慢すれば、家族が円満なんだと思って洗脳が解けるまでずっと生きてきたため、著者の言っている事はとてもよく理解できる。自傷行為に関しても私自身の気持ちを著者が代弁してくれている気がした。一度、頭を空っぽにして旅に出るというのもいいのかもしれないと気づかされた。