舟を編む
著者 三浦しをん
出版社の営業部員・馬締光也(まじめみつや)は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」の完成に向け、彼と編集部の面々の長い...
舟を編む
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商品説明
出版社の営業部員・馬締光也(まじめみつや)は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作! 馬締の恋文全文(?)収録!
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言葉は生き物
2015/04/06 19:59
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
言葉の意味を誰が決めているのかなんて考えたこともなかった。
実は、出版会社の編集部でつくっていた。
だから、辞書によって言葉の意味が各社さまざまな表現になっているのだ。
この辞書のこの言葉の意味は正しいと誰が判定しているのか。
文部省では監修していない。
昔と今とでは、用語の使い方も意味も代わってきている。
また、新語もどんどん世にあふれている。
だから、辞書は何度も改定されてきた。
この本は、辞書の作成に実直に向き合った青年の話です。
アナログ
2015/03/17 12:22
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:坦々麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まじめさんの行動や人間性に好感がもてる。現代社会においてまじめさんの様な人は皆無だと思うが、希少だからこそ出会ってみたいものだ。辞書作成というなじみのない分野を題材にしながら、解りやすくかつ面白かった。三浦しをんさんの取材力もすごいものだと思った。ペーパーレスの時代だが分厚い辞書を本棚に飾りたくなりました。
辞書を作る人たち
2016/01/22 00:01
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にえはづき - この投稿者のレビュー一覧を見る
辞書作りってこんなに手間暇かけて作られるものだと知りませんでした。
何年もかけて辞書を作りながら、同時に登場人物の人たちの人生も流れていくところがよかったです。まじめさんのラブレターは本当に素晴らしいと思います。想いを言葉にして伝えることがいかに難しいことか、考えさせられました。
自由な航海をするすべてのひとのために編まれた舟
2016/10/28 17:14
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメが始まり、積読状態だった本書を読了。早く読めば良かったと後悔しました。
「大渡海」という辞書の構想から完成までを追った話で、一見地味ですが、感動の物語です。馬締・西岡・岸辺それぞれの成長物語にも仕上がっており、特に最初は嫌なキャラと思った西岡の、意外とも思える熱い情熱やその成長ぶりは良かったです。また松本先生の死は感涙しましたが、タケおばあさんの死を追うようにいなくなった飼い猫トラさんのくだりも感涙ものです。
なお岩波書店辞書編集部の平木氏の解説は物語の補足になっていますので、必ず読むことを勧めます。
ところで子供の頃、子供用の辞書を買ってもらいました。今となっては、何が面白かったのか覚えていませんが、良く眺めていました。本書中に、辞書によって紙質が違うという話が出てきますが、中学生になった時に大人用の辞書を買ってもらい、その紙質が全く違うことに驚いたことを懐かしく思い出しました。
言葉のチカラ
2016/04/11 17:29
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yosioka - この投稿者のレビュー一覧を見る
言葉の意味ってたくさんあって、言葉で思いを伝えるのって難しくて、表現するために学ぶことって一生続くんだなって思いました。
純粋に楽しめました
2016/03/03 23:10
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:小さな花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに文学少女に戻って純粋に楽しめました。しおんさんの世界にひたって、一気に没頭して読了しました。家族や友人にも勧めたくなる本です。
言葉
2016/01/14 18:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おおちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さい頃から本が好きで、国語辞典を読む事もありましたが、他の小説のように作者を考えることはありませんでした。でも本作を読んで目からウロコ!確かに辞典にも作者はいるんだなぁ、と…。無限にある言葉、その1つ1つの意味を万人にわかりやすく伝えるのは想像以上に大変な作業だと思います。それこそ、言葉に対する愛がなければできないでしょうね。寝る間も惜しんで辞書作りに没頭する様子を読むにつれ、私もその輪の中に入りたい!一緒に言葉を編んでいきたい、と心から思いました。
素敵な本
2020/11/13 19:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マスタング - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題作という事で、ミーハーの私は読んでみることにしました。
三浦しをん先生の作品は初めてでしたが、状況を説明する一言一句が魅力的でその情景が目に浮かぶようでした。
また、辞書というカテゴリーはこんなにも奥が深く、また興味深いものだとも感じることができました。編集員、専門の先生方、OBの方など様々な人が日頃から膨大なことばの中から一つ一つに考察を深めていき、どんなことばをどのような解説で辞書にのせるかなどを熟考し、やっとの思いで出版する。
辞書というものは字だけでつまらない本だという幼い頃からの意識がいまだに存在し続けていた私の凝り固まった考えをほぐしてくれたオモシロイ一冊でした。
また、紙の方を購入させて頂いたのですが、表紙の紙の手触りが心地よく、読んでいる最中も気持ちよく読む事ができました。
電子書籍が流行る昨今ですが、紙の本もやはり良いものだなと改めて気づかされました。ぜひ、紙の方で購入していただき感触を実感して欲しいなと思います。
素敵な本をありがとうございました。
ゆっくりとおだやかな時間を満喫できる良本
2018/12/08 00:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメ化も映画化もされた「舟を編む」の原作本。
あまり分厚い本ではないので、読み終わるのにさほど時間はかからないのだけれど、ゆっくりとおだやかな時間を満喫できる良本である。辞書編集というあまり題材にされない世界ではあるが、作者の方が丁寧な取材をされていて、一気に物語の中に引き込まれる。物語への感動もさることながら、巻末に記されている作者氏のあとがきにも感銘を受けた。
母の誕生日に
2016/02/29 09:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黒子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
老眼で文庫本の小さい字で読むのは最近大変になってきた読書好きの母に、いくつか電子書籍をプレゼントしてみた中の一つ。なんとその日のうちに読み終わられてしまったくらい、グイグイ引き込まれて大変面白かったとのこと。
映像化されているものは、まず活字からを信条としているのでこちらもまずは本から読みましたが、この作品はどちらも楽しめたので、母にも映画版を見せてあげようと思います。
しみじみ面白かった
2016/02/28 15:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鎧編み - この投稿者のレビュー一覧を見る
辞書を作るだけのお話ですが、しみじみ面白かったです。再読しても面白い本です。ラブレターは、私の国語力が足りないため、面白さを充分味わえなかったのが残念です。
すごく良かった!
2016/01/17 22:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
辞書を作ってる人が目に浮かぶようで、この本を読んでから辞書を読んでみたい!と初めて思いました!
本が好きな方はきっと好きだと思います。
馬締くんの恋文
2015/12/30 23:44
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投稿者:黒猫ニコル - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本をもっているにもかかわらず馬締くんの恋文目的で文庫版も購入。すごい…こんなラブレター書いてたのか…。もらった方も読むのが大変そう。装丁がかわいいなぁと思ったら雲田はるこさんだった。
地味だけど熱い
2015/12/26 01:13
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投稿者:まちゃあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。辞書という地味な、でもないと困る書籍作りの情熱も伝わってきたが、周りのキャラが良い。前半出でてくる西岡君と、後半の岸辺さんが共に良い。こういう人がいると自然と現場は盛り上がるよなぁと感心してしまった。特に西岡君、良いヤツだなぁ。 また、最後の完成までの追い込み部分と松本先生のくだりが生まれてくるモノと消えゆくモノの対比のようで自然と熱くなった。 「何かを生み出すには言葉が必要」このフレーズだけで自国語を大事にしようという気にさせる。 賞を貰うだけのことはある。楽しい作品でした。
わーーーーー
2015/12/19 16:02
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投稿者:しゅーくりーむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まじめさんの、不器用な恋・・・。ほっこりしながらよみました! 三浦しをんさんの作品は、個人的にすごい好きです。