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これまでのPR関連書籍の多くは、「PRコミュニケーション」の「戦術レベル」の議論や指南に留まっていたが、本書は「マーケティングコミュニケーション」の「戦略レベル」にまで、PRを昇華させたと言える。特に「2×4戦略MAP」は圧巻で、あらゆるコミュニケーションをここまで整理・体系化した例を他に知らない。またその戦略ベースに、実践活動で指南する「局面作り」も的を射ている。単に、「露出をどう獲得するか」や「広告の聞く耳作りとしての戦略PR」等、パブ屋的発想とは一線を画す内容に多くの気づきを得られるだろう。
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■目次
0 51年目の新しい提案―森永ホットケーキミックス
1 「広告が効かなくなった」と言われる本当の理由
2 超PRのための3つの発想転換
3 消費者を動かす4つの戦略ステップ―連鎖型IMCの実践
4 ステップ1―徹底した「洞察」から提案の糸口を見出す
5 ステップ2―+nの発想で「説得」のインフラを整備する
6 ステップ3―「拡声」で話題を喚起する
7 ステップ4―情報が伝わる「連鎖」の仕組みをつくる
■レビュー
現代社会と取り巻く、「広告」と「PR」の新しい視座を示した本だと思います。
IMCというフレームが基礎になっているので、たくさんの事例とともに、これからの「広告」と「PR」の世界が概観できると思います。
オススメです!
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「感性のスイッチオン!」
PRの「今」を知ることができる1冊ではないでしょうか。
「お知らせ」から「提案」という形へのアイデアをどのように組み立てていくか―。
「今」を知ることとそれを踏まえた上で、新たな「エッジ」を効かせるポイント。
そんなことを今一度考えさせられる本です。
読みやすく、さらっと自分に溶け込む感覚を覚えました。
2009年7月2日 第1刷発行
著者 山田マサル
ダイヤモンド社
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CMとかWeb広告とか、ここ数年で状況は変化したけど、なかなか答えが見つからないなーという感じで手にした本。
TVCMはじめWeb/雑誌らの広告と販促、PR、イベントを一旦フラットにした上で有効活用しましょう、といった内容。、
コミュニケーション(=伝える)よりパーセプション(=動かす)なのは共感。
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■広告
①AIDMA→AISAS(attention,interest,search,action,share)
②ブログは波紋を大きくする道具。
③マーケティング・コミュニケーション、伝えるから動かす。
④パブリックインサイト。パーソナルインサイト。
⑤3つ集めて現象になる。
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PRのいろはが分かる本。
「人に伝える」を仕事にしている著者だけあって、言葉に無駄がなく、一言一言がすーっと頭に入ってきて理解しやすい。
さらに具体的な事例とともにPRの仕組みが紹介されているので、イメージしやすい。
就活生の私には業界研究として大変役立った一冊。
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クロスメディアはIMCではない。生活者の情緒的インサイトに基づいた「情報クリエイティブ」を機軸とした統合マーケティング戦略と、情報を拡散させる仕組みの説明。スピードが問われるネットビジネスにおいても、このメソッドは非常に有用であると感じたのと同時に、(メーカーならではの)「数年がかりでの戦略構築」をネットビジネスにどう落とし込むか、について考えたい。
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PRをうまく使うことの有効性がわかりやすく書いてある。実例が分かりやすいが、他に応用できるフレームワークにまでは落とし込めていない。
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この本の肝は、2×4連鎖型IMCマップにあると思う。
1)ONE to ONE
一人のターゲットを徹底的に観察し、仮説の糸口をつかむ。
2)N to ONE
一人のターゲットを多数の裏づけで納得してもらう。
3)ONE to N
潜在するターゲットに一気に情報を届け、話題を喚起する。
4)N to N
振り向いたターゲットが次々と伝達者になり広がっていく。
このプロセスに対して、世の中のPRの構造を把握して、
しかるべき相手に、相手の必要とする情報を提供し、
話題が広がる仕組みを仕掛けることを説いています。
その仕掛けるポイントが、従来のTV一辺倒ではなく、
雑誌媒体、Web、TV番組等の様々なメディアの連鎖反応を
理解して、必要なところにおいていくというのが秀逸。
PRの仕組みの徹底した理解と関連する人脈、
人々が話したくなる話題のクリエイティビティーがセットになって、
初めて狙ってできるようになると感じました。
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「伝える」ではなく「動かす」まで考えて消費者とコミュニケーションを図ろう、という本。PRにも限界はある。どうすれば消費者を動かせるかということを念頭に、広告頼りではない、PR頼りでもない、IMC(統合的マーケティングコミュニケーション)戦略の必要性を事例を交え教えてくれる。
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マーケティングを考える上で参考になっている本。
確かに自分も広告を見てよっぽどのことがない限り、購入まではいたっていないな。興味があれば、検索はするけど…。日々の業務のマニュアル化するための参考にしたい本。
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戦略PRの事例を具体的にわかりやすく述べている。
広告クリエイティブと情報クリエイティブの違い。
すぐに仕事に使える情報クリエイティブの作り方のコツ。
幾つかの事例は使えそう。
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キシリトール仕掛け人藤田氏と「連鎖型IMC」を提唱するPRマン。メディア業界に投入できる資金と人脈がないと実践は難しいと思うが、「ヒトゴト」を「ミンナゴト」ひいては「ジブンゴト」に落としこませるしかけ、のくだりは唸った。PR見直さなきゃ。
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論理的にまとめてあり、ヒントが多い。但し、まねができないこと(PRのために学者と共同で研究プラットフォームを立ち上げるなど)が多く、「誰向け」に書いたのかが不明(おそらく、著者の会社の宣伝本という位置づけであろう)
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「広告」と「PR」をばっちり区切ることは意味がない。それは 旧来の「認知至上主義」みたいなパラダイムの中では通用したけど、情報量が多い今では通用しない。
新しいコンセプトとして以下の3つの切り替えが必要
1)ゴールイメージは「伝える」から「動かす」へ
2)メッセージは「お知らせ」から「提案」へ
3)伝達のアプローチは「one to n」から「n to n」へ