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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
秀吉の人生を描いた下巻です。なんと魅力的な人物なんだというのが私的な感想です。作者がそう描いているからなんだろうが、魅了されました。秀吉の人生の本だが、信長、秀吉、家康の流れもよくわかります。
人生とビジネスの指南書
2017/02/16 22:57
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投稿者:yasuy - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み返すたびに新しい発見があり、直近の問題解決のヒントが出てくる。電子版大歓迎します。
その後は関ヶ原?
2001/11/04 15:03
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投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
毛利攻略中に、主君・信長が本能寺で暗殺される少し前あたりから始まる。その後、光秀討伐、柴田との争いを描く。家康の生涯を描いた作品「覇王の家」と同じく、小牧・長久手を境に晩年を描いていない。たしかに秀吉は天下を取って以来、人変わりがしたようなところがでてきて、その辺を細かく描くと、きれいな終わり方ができなくなるであろうのでこれでよかったかもしれない。その辺は「豊臣家の人々」や、「関ヶ原」に譲ったというところだろうか。
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投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻は秀吉の中国攻めから本能寺の変、そして徳川家康を攻略し天下を取るまでの話が描かれてある。学校で習ったり、何度もテレビを見たり、歴史書で読んだりしているが飽きない。面白く読める。これが司馬遼太郎、福田定一の魅力なのだろう。忘れかけた記憶をよみがえらせてくれるだけではなく、臨場感をクローズアップさせてくれわくわくさせてくれる魅力的な著者なのだと実感する。
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投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
秀吉の生涯でも最もドラマチックで彼の能力が最大限に発揮された中国大返し・山崎の合戦・清洲会議・賤ヶ岳の合戦・小牧長久手の合戦・徳川家康の臣従といった事件を描く。彼が最も陽気で輝いていた時期だけに読んでいて楽しかった。ただ、秀吉が迷走した朝鮮出兵を扱ってないのはまあ良いとして(死の直前の秀吉は『関ヶ原』などで登場)、小田原の陣も天下統一も書かないのは少し残念である。
天運に任せるのではなく、用意周到な準備により、天運をつかみとるということ。
2005/03/06 16:20
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投稿者:くりぴょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
P.128 「戦さは勝つべき体勢を作り上げることであった。
(中略)合戦の持つ投機性を減らし、奇跡を信ぜず、物理的に
勝つ体勢へもりあげてゆく」(中略)戦は、それを始める前に
すでに勝っていなければならぬ。
この部分は、秀吉が天下統一を成し遂げられた根本の考え方
でしょう。私は、この部分は仕事にも応用できると思います。
ダンドリ8分とよく言いますが、用意周到な準備が仕事での成
功を生むと思います。運に任せたホームランを狙うのではなく、
確率と準備をしたヒットの積み重ねが重要だと思います。
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よく中途半端で終わるとの指摘がありますが、確かにそうです。あれっ?これで終わり?ってなります。でもこれはこれで最後はめでたしめでたしで終わってすっきりしてるからいいんじゃないでしょうか。やっぱり、秀吉の最後まで書くのは難しいのではないかと。どんどんおかしくなってく主人公というのはどうなのか、というところだと思います。その後の秀吉が読みたければ関ケ原を読めば良いと思いますし。うん。面白いと思います。
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日本一出世したであろう好男児、戦国時代苦労と心胆を重ねながら天下を統一した太閤豊臣秀吉のお話。
その下巻。
上巻では自らの道を拓く為に苦労辛酸する秀吉も、下巻ではかの有名な三日天下の主明智光秀を山崎の戦いで破り、その後トントン拍子に出世を続け、ついには関白に親補されて、最後はやぶれかぶれの狂言で徳川家康を風下につけて遂には太閤となる。
「おもうに、世の中狂言よ」
「おれの天下も、すべて狂言で決まったわさ」
その生涯はすべて狂言であったと秀吉は言う。
露と置き露と消えぬるわが身かな
なにはのことは夢のまた夢
千両役者です
本当にありがとうございました
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豊臣秀吉の一生を綴った小説。下巻は因幡攻略から亡くなるまで。本能寺の変、光秀討伐、家康との和解という激動の人生を表向きは飄々と渡っていく秀吉がいい感じです。実は余り秀吉が好きではなかったのですが、この小説でわりと好きになりました。ちょっとだけ「へうげもの」の主人公古田左介が出てます。
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天下を統一を成し遂げた豊臣秀吉。晩年の朝鮮出兵や淀君との関係など、暗い印象を受ける時代を描くことなく、頂点に昇り詰めたところで大団円を迎える結末は、ある意味心地よく感じました。この物語には、この結末が一番相応しいです。
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信長が死んだと報が入った後の秀吉はもう受け付けれませんでした。
こんなにも読んでいて鬱になる話も珍しい・・・・
内容的には素晴らしく面白いのなのだろうけれど、策略謀略に塗れた豊臣政権は本当に肌に合わないようですね!
終いには謙信公をを田舎侍扱いしてなんとも泣きたくなる小説でした。
いや、豊臣政権に興味ある方はとても面白いのかも?しれません。
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「自分を一つ上の立場から見ることで自分を道具として見れる」
ってことがなんとなくわかった!
あと、
自分というものはいろんな部屋を持っているんです。
心で感じる部屋と、頭で感じる部屋を同時に開けることができれば、
人としてよくも悪くも違う人になれるんじゃないんかなと思う。
もちろん難しい。
就活で年上の人に見せる部屋っていう
俺の今までの人生の中でほぼ無かった部屋(今までは年上の人に接する時に今ある部屋で対処してきたけど)
を作っとる最中やけんいろいろ悩んだりするんですが、
正直これ作らなな。
一歩成長できると思う。
あと、本の感想としては
「辛い時こそ笑わな!」
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本能寺があったり中国大返しあったり山崎あったり賤ヶ岳あったり小牧・長久手があったりと秀吉大活躍の時代がまさに下巻の内容でした。
信長が死んだ時は本当に悲しかったんだろうなと思いつつも、そこでやっぱ天下をねらう気持ちがむくむく育たなきゃ戦国の快男子とは言えないよね!とは言い過ぎかしらん。小姓時代の三成・吉継・清正なんかも出てきます。吉継は章タイトルにもなってるんだZE! あ、利家も出てきます。なんか司馬遼利家好きなのか嫌いなのか微妙な感じで書かれるのが何とも言えんw こっちはふるさと補正入ってるから好きなのに。。。
この巻の最後の方になってようやく家康に開眼し始めたわし。秀吉を悩ませる家康とてもイイヨイイヨー! ニヤニヤしっぱなしでした。私やっぱり家康っぽいところあるからかなーとか自意識過剰に思ってみる。次に読むのは彼主役の「覇王の家」ですがいい感じに好感度高まりました。三河武士強いし漢臭くてカコイイ! 秀吉は家康対策に対してムキになっててその辺り自分的は秀吉ざまあだったんですが(ひでえ)秀吉らしい派手さというか大気さというのは、やっぱり家康にはなかなか無いものなので、その点は羨ましかったです。秀吉ってアメリカナイズドされてると思うね(まだアメリカの存在知られてないYO!)
家康がああ、秀吉、こいつには負けた、狂言に付き合おうじゃないかと笑うシーンからラストにかけてはとても面白かったです。頭の中に映像がとても自然に浮かびましたし、司馬遼らしいさりげなく、しかし印象深く描写するというのはやっぱり上手いし面白いなあ。
最後寧々とのほのぼのシーンで終わって、その後の彼の仕事は描かれず(つまり朝鮮出兵とかはない)辞世の句が載せてあるのが逆に切なかった。このあとに関ヶ原読んだら一層切なさが溢れてくるんだろうなあって思った。
秀吉も自分の天下が一代で終わるだろうって思ってる描写も出てくるしなあ。そこの文章すごくよかった。「時勢の雰囲気」を土台にした「かれ一個の魔術的才能でつくりあげた一大楼閣」で「実体は指一本でがらがらと崩れ去ってしまうようなものである」ことを分かってるからこそ、何でもやるのだ、って。ホント不思議な世だったのかもね、戦国における豊臣政権ってのは。
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秀吉成り上がり物語下巻
中国地方有力武将毛利氏との合戦のため秀吉は攻戦の準備を始める。
その中に調略あり。どっちつかずの中立を保っている武将に対し、仲間に引き入れる。
実際の戦いでは、今まで誰もが考えつかなかった秘策を用いる。
毛利氏との戦いが終結間際に本能寺の変が起こる。
信長という神にも近い存在を失った秀吉は悲観に暮れるとともに、次なる行動を起こす。
明智光秀の征伐から信長の筆頭家老柴田勝家との戦い、さらには内部の調整などめまぐるしく時代が動く。
そして、天下統一の最後の砦徳川家康との対決。
時代の流れだけでなく、秀吉の人間的な描写がえがかれているのがおもしろい。
戦が強いだけでなく、事前準備、調整能力がいかに重要な時代であったがわかる気がした。
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いやあ面白かった!下巻は秀吉が天下を取るまでを描いたもの。
1番良い時代で終わってます。
同僚だった人たちを家臣とし敬わせるまでの秀吉の努力が素晴らしい。
読み終わるのがもったいなかった。