「秘中の秘」のメソッドを公開した書です!
2018/10/11 14:53
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、トヨタの不朽のカンバン方式とも言われるトヨタ生産方式のノウハウを公開した書です。生産調査部などでトヨタ生産方式を指導してきた鈴村氏による作品で、これを身につければ、絶対に儲かると断言されていす。それくらい効果のあるメソッドなのですが、これまでは「秘中の秘」とされてきたために、社外でそれを知る人はほとんどいないというのが現状でした。しかし、今や本書がそのメソッドを公開してくれ、公の下にさらされます。本書を読んで、この貴重な機会をぜひともものにしてください!
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
トヨタ自動車の生産方式のカンバン方式が、わかりやすく解説されていて、よかったです。新しい時代にも通用してほしいです。
トヨタ生産方式とは?実践の現場から
2016/01/19 10:10
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投稿者:あらら - この投稿者のレビュー一覧を見る
理論的な手法というよりは、現場で実践した時、どのように指導・支援したかが、書かれているいる本。製造業のみならず全産業に示唆を与えてくれる本ではないだろうか。また、これまで指導したケースも多く収録されており、読んでいるだけで納得できる部分も多かった。
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筆者自らの経験論に基づく内容で説得力があり、また平易な言葉なので分かり易い。商品価値を上げることが主流の考え方の中で短納期こそ最大の顧客志向という原点回帰的な内容は有りかも。
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トヨタ生産方式についてわかりやすく書いてある。既にトヨタ生産方式についての本はたくさんででいるので、オリジナリティがあまりない印象。
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富士通の和Dさんが勧めていたので読みました。
これまでもTPS(トヨタ生産方式:Toyota Production System)の本は大野さんの原点を含め、何冊も読んできました。
でも、どうにも納得がいかなかったのですが、この本を読んで、納得しました。ああ、そういうことだよなと。
特にカンバンシステムについて「多くの本に書かれていることは方法のみ」であり、背景の理解が大切で、この本ではそれを学べたような気がします。
私の理解で書くと、カンバンは米国のスーパーマーケットの陳列棚に学んだ方法であり、買う側と売る側が陳列棚というバッファを共有し、顧客・企業側とも、ひと目で在庫の有り無しを理解し、企業側は無かったら間髪いれずに商品を補充し、お客様はいつでもすぐに欲しいものが手に入るようにするという方法です。
欲しいものを待たせずにお届けする。そのためにお寿司屋さんでも早朝にネタを買い、午前中に切り身を作る仕事をしてガラスで仕切られたエリアに並べ、お客様と品物の良さや有り無しを共有します。
そして、「コハダをちょうだい」というオーダーに「あいよっ!」と応え、数分で出てきます。そこがカンバンの肝だと。
とてもスッキリしました。TPSについてモヤッっとしている方は是非一読を。そうでない人も仕事のヒントになることがたくさん書いてあるので、お勧めします。
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痛みを伴って、普段の行動を変える(=パラダイムシフトを起こす)ことが大事。
「『コンサルタントは黒衣』の哲学」
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強い現場があるにも関わらず、その足を引っ張っているホワイトカラーの人々という構図は、製造業のみならず、サービス業にも十分適用可能な内容でした。
これまで意識的に表舞台には出てこなかったとされる著者(鈴村尚久さん)ですが、昨今、自称トヨタ方式の伝道師と称するインチキコンサルタントが幅を利かせていることに対して、我慢ならぬということでついに筆を取ったそうです。
付箋は15枚付きました。
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表題の逆襲って本書の内容と関係なく、意味不明である。本書は、トヨタ生産方式と言われている方法が、単に製造現場や生産工場にのみ適用されるものではなく、企画や調達、営業、販売などあらゆる職種にわたって取り組むべき課題であると指摘している本である。
したがって、トヨタ生産方式が変わったわけでもなく、新たな見方でもなく、これを知っている人にとっては本書を読んでも得るものは少ないだろう。
あらゆる仕事にとって、トヨタ生産方式はもはや常識ともいえる。今まで知らなかった人や、表面しか知らない人は、本書を読んでその本質を学んでおくべきであろう。もちろん知っている人が読み返すのもいいと思う。
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トヨタ生産方式というと、よく「在庫を持たない」と曲解されることがあります。
長年トヨタ生産方式の指導に携わってきたコンサルタントが、本書の中でその真髄を披露してくれます。
欠品による機会損失や在庫過多に悩む会社は多いと思いますが、そのメカニズムを解析して課題の本質に迫って構造改革していくことがトヨタ生産方式の本質です。いわゆる「かんばん方式」などを表面的に導入してもダメだということが良く分かります。
業務改善というと、現代はとかくコンピュータシステムに頼りがちになりますが、著者がこれまでに手掛けてきた企業では、むしろアナログな手法を中心に成果をあげてきています。
その具体的な手法が「製品ストア」の設置であったり「後補充」の仕組みです。
本書の後半では、ホワイトカラー(営業・購買・開発など)の生産性向上や、仕入先を巻き込んだ効率的なモノづくりに関するトピックスもあり、企業全体としての改善のヒントが得られることと思います。
最後に、顧客が欲しいタイミングで必要なモノを必要なだけ届けることができるようになるのがトヨタ生産方式の最大価値であり、それには開発・生産・営業が一体となって動くことが必要不可欠である、というメッセージで締めくくられます。
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トヨタ生産方式の基礎がよく理解できました。
一番興味を惹かれた部分は、社内組織間のコンフリクトの部分です。
大変共感できる内容でした。
何事も、精緻な分析と必用なPDCAの繰り返しが大事だとあらためて再認識しました。
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基本的には生産現場の改善について。
ホワイトカラー部門については、問題提起こそしているが、解決策まで突っ込んだ深い話ではなかったので残念。
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「適切な在庫を持ち,注文が来てからお客様に渡すまでの時間を短縮する」という 1 点にこだわった本。具体的な手段の詳しい解説はないが,思想は理解できる。いろいろな都合で今の仕事のやり方が決まっているのだと思うが,本当にお客様を向いているか? と自問自答するときに,傍らに置いておくべき本だと思う。
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テーマと実例が載っており、とてもイメージしやすかった。
思考停止にならないこと、人に任せないこと、現場を見て考えること。基本的なことから、変革できることが分かった。
また、今の常識の疑い方が、よくわかる。上の3つの視点から、課題を深堀していく。改善は続くが、一段も二段も高みになっていくイメージが持てた。
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著書は、トヨタ社内で実際に生産方式の指導をしてきたという鈴村尚久氏(1976トヨタ入社→経理、購買、生産調査部等→1999エフ・ビー・エム研究所設立で独立)。鈴村尚久氏の父である鈴村喜久男氏は、トヨタ生産方式の生みの親とされる大野社長の片腕だったらしい方。
感想。
面白かった。世の中に広まっているトヨタ生産方式を網羅的に解説する本とは違う印象。「後補充」「ストアの設置」「短納期・リードタイム縮小」「その上で在庫はあっても良い」辺りがキーメッセージ。
備忘録。
・在庫減らして欠品発生や機会損失発生、在庫を増やしてキャッシュフローの悪化、この2つを行ったり来たり繰り返す、そんな会社が多いのではないか。
・対策として、受注予測&生産計画の精度アップに注力する会社が多い。しかし「当たり続ける需要予測」を作れる会社を著書は知らない。
・根本的な解決策は、「受注、即納品」の体制づくり。
・そのために役立つのがトヨタ生産方式だが、今はトヨタ生産方式を扱うコンサルがたくさんいる。中にはトヨタ生産方式の真髄と異なるアドバイスも、多いのではないか、と。例えば在庫を持たない或いは減らすことが絶対解ではない、という。あとがきのジャーナリストコメントに「これだけ世の中にはトヨタ生産方式が広がっている割に成功企業が少なくない?」に、なるほどと思う。
・鈴村尚久氏が大事にしてるのは、「ストア方式」「後補充」「短納期、リードタイム短縮」。これを突き詰めることだと。
・この実現に5Sやカンバンを使う。
・理想は寿司屋のカウンター。これはイメージが分かりやすい。
・名ばかり特注品の存在は害が多い。
・月次や週次の生産計画はやめる。まとめて生産・運送することが絶対効率的という考え方を捨てる。
・在庫引当ては百害あって一利なし。無責任な営業マンが「とりあえず」在庫確保を指示するケースはよくある。
・ホワイトカラーは会社のシロアリになってることが多い。工場の努力を食い潰してる事例が結構ある。
・営業は電離層。→そこまで悪者にしなくても‥と思うが、大事なのは生産も営業も、一緒になって顧客のために尽くすということか。
・ジャーナリスト発の、トヨタ生産方式より三菱重工の戦闘機生産の方が先行説。