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投稿者:マーチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなかドロドロした会話がリアリティを出していて良かった。
小田桐先生がどうも好きになれない。
響と紀伊が個人的には好き。友樹はなんかいそう(笑)
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【内容紹介】
会いたくはなかった。「あの日」の仲間には。5年前、響の暮らす田舎町に、都会の小学生たちが校外合宿で訪れた。同学年の5年生と言葉を交わすうち、きもだめしをしたいと言いだす彼らを廃校に案内する響。だが、ある事件に遭遇し、一人の女の子が大怪我を負ってしまう。責任を感じ、忌まわしい記憶を封印。やがて高校生活に希望を抱くなか、あの日の彼らと同じクラスで再会する──少年少女の鮮烈な季節を描く、青春冒険譚。
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小5の夏の「事件」。
そのせいで中学卒業までの期間が辛いものに。
そんな過去を封印したくて県外の優秀校に入学した響だったが、
彼女はそこで「事件」の当事者たちと再会してしまい・・・
といった感じの学園青春モノ+ちょっとしたミステリの物語。
色が強いキャラたち(でも、実際いるよね、こんな奴ら)の言動や
暗くて鬱な展開の前半を読んでいる間は「これは外したかも」
とおもってたけど、宙太の出番が増えて物語が集結に向かい始める頃には
ページを捲るのが早くなった。
でも、「犯人」を割り出したあの根拠は少し弱いかな。
物語のテーマはあくまでも主人公たちの過去の話と青春であり、
ミステリはおまけということなんだろうね。
それなら、もっと主人公たちのキャラを掘り下げても良かったのでは?
とも思うけど、読後感良くて全体的には良かったかな。
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『5年前、響の暮らす田舎町に、都会の小学生たちが校外学習で訪れた。同学年の5年生と言葉を交わすうち、彼らを廃校に案内する。きもだめしをすることになった響たちは、ある事件に遭遇し、一人の女子が大怪我を負ってしまう。責任を感じ、忌まわしい記憶を封印した響だが高校生活に希望を抱くなか、あの日の彼らと同じクラスで再会する―少年少女の鮮烈な季節を描く、青春冒険譚』
説明の通り。
内容がサラっとしてます。
キャラは個性的で良いですね。
ただし読んだのが少し前なので内容あまり覚えてません
。ということはそれなりだったのかなーと。
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自分の在り方を捜す青春ミステリ。とはいえミステリ要素はそんなにないけれど、人間臭さがリアルでよかった
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青春ミステリ。
新潮文庫nexで初めて『あとがき』がついていたものを読んだ気がする。
その『あとがき』にもある通り、登場人物1人1人が個性的なところは良かったが、反面、ミステリ部分はやや弱い印象を受けたのが残念だった。
読んでいて気恥ずかしさを感じるストレートな青春ものド直球だったのは逆に清々しいw
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青春ミステリはご専門かな。羅針盤は良かった。
市場と小田桐先生むかつくぅ。友樹もちょっと。
宙太と富永先生は好き。
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”消えない夏に僕らはいる”水生大海著 新潮文庫nex(2014/09発売)
(イラスト:鳥羽雨)
・・・5年前、響(ひびき)の暮らす田舎町に、都会の小学生たちが校外学習で訪れた。同学年の5年生と言葉を交わすうち、彼らを廃校に案内する。きもだめしをすることになった響たちは、ある事件に遭遇し、一人の女子が大怪我を負ってしまう。責任を感じ、忌まわしい記憶を封印した響だが高校生活に希望を抱くなか、あの日の彼らと同じクラスで再会する――少年少女の鮮烈な季節を描く、青春冒険譚。(公式サイトより)
・・・なんともコメントのしづらい作品。
さわやかな読後感・くせのない内容といった感じでしたが、それだけと言えばそれだけかなーっと。
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学園モノ推理。
風見高校1年生「響・紀衣・友樹・宙太・ユカリ」の5人が関わった過去の事件にまつわる謎解き。
節ごとにメンバー5人の主観視点が入れ替わりながら、物語が進むが、節の冒頭に誰の視点かが示されているので混乱することは無い。
正義正論の委員長。投げやりな担任教師。ドロドロしたクラス内女子トークなどなど、いや~な感じのリアリティが渦巻く。
なんとなく“名前探し”“冷たい校舎”といった初期の辻村作品に近い感じ。ぼくの夏休みにも似たノスタルジックな夏の出来事という雰囲気好きだわ。
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青春ミステリ。比重は青春が8割。
小学校の頃の事件、高校の女子社会、文化祭、先生に抱く恋心、おまけに宝探しと青春要素はたっぷりとある。
それぞれのキャラ付けはあとがきにも書かれているように5人戦隊風。
続編もあるようなので楽しみ。
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5年前、響の暮らす田舎町に、都会の小学生たちが校外学習で訪れた。同学年の5年生と言葉を交わすうち、彼らを廃校に案内する。きもだめしをすることになった響たちは、ある事件に遭遇し、一人の女子が大怪我を負ってしまう。責任を感じ、忌まわしい記憶を封印した響だが高校生活に希望を抱くなか、あの日の彼らと同じクラスで再会する―少年少女の鮮烈な季節を描く、青春冒険譚。
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小学校五年の夏の校外学習で体験した衝撃的な出来事を、そのときの五人(響、友樹、紀衣、ユカリ、宙太)は、何らかの形でそれぞれ引きずったまま高校生になって再開し、そのまま封じ込めようとしていたものが再びよみがえってきてしまう。五年生のときの立場や役割によって、それぞれが抱えるものが少しずつ違い、それがその後の性格形成にも影響を及ぼしていたり、僅かずつずれて微妙な気遣いになっているあたりが興味深い。高校のクラスの中の人間関係も絡み、面白く読ませるが、ラストの決着がいささか物足りなかった印象はある。彼らの本当の青春はこれから始まるのだと思わせてくれる一冊ではある。
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◎消せない過去、5年前に向かって謎を解く
水生大海先生の、風見高校シリーズ第1弾。
風見高校に進学した響は、できれば会いたくなかった人たちと、高校生活が始まった直後に会ってしまうことになった。5年前、校外学習でやってきたメンバーたちだ。
あんな事件がなければよかったのに。今までそれで苦労してきたのに。
友樹、紀衣、ユカリ、宙太。それぞれ響の存在に気づき、それなりの距離の取り方をするが、なかなか響との距離は縮まらない。
5年前の事件を引きずったままはじまり、そのままずるずるとその事件が文化祭をきっかけに発覚してしまう。
黒板にこれ見よがしに書いてあった言葉は、明らかに響が呪いの原因の「佑姫」だということを指していた。そして、一人ひとりの机に当時も語られていた伝説がコピーとして配られていて・・・
事件がなぜ発覚してしまったのかという謎。
そこから5年前の謎を解決するために5人は「仲間」として団結する。
彼らが成長し、真相を解き明かす流れは思わずひきこまれイッキ読み必至。
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5年生の夏休み、校外学習で訪れた町の廃校で、仲良し4人と地元の女の子、響が、事件に巻き込まれます。
時が過ぎ、響はもう2度と会いたくないと思いながら入った高校で、あの4人と再び会うことに。
自分は目立たず密かに密かに過ごしていたのに、学園祭をきっかけに、秘密が一気に暴露されてしまいます。
実は、響だけでなく、4人もそれぞれ5年前のできごとへの思いを持っていたのでした。
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読みやすい小説ではあるものの、幼い頃に親戚が起こした事件のせいで高校生になってもイジメられるという感覚に馴染めない。
基本的にイジメをストーリー展開のキモに使った作品が好きではないこともあって星3つ。
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女の子たちのいじめとかはぶりとかの表現は上手いな〜と思う一方、せっかく5人それぞれの視点で話が進んでいるのに今ひとつ感情移入ができないのがちょっと残念。
ミステリーではないし、軽く読むにしても今ひとつ。