電子書籍
ビッグデータ・コネクト
著者 藤井太洋
いま、そこにある個人情報の危機を描く警察小説公立図書館の私企業との提携を進めるエンジニアが誘拐された。サイバー犯罪捜査官とはぐれ者ハッカーのコンビが個人情報の闇に挑む。
ビッグデータ・コネクト
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ビッグデータ・コネクト (文春文庫)
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紙の本
ビッグデータの扱い方次第の社会
2016/07/28 19:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビッグデータが警察捜査と結びつくためには何が必要となるのか、そんな問いかけにこたえてくれそうな、近未来警察小説である。IT産業の闇というかブラック産業の部分が描き出され、個人情報保護法やマイナンバーカードの法的な不備があぶりだされている。日本人の名前に、妙な漢字が多いが、それがPC環境では「外字」という特殊な汎用性のない文字を生み出し、それがビッグデータクライシスの原因になるとは、想像にもしない。近い将来にありそうな社会を描いていると、本当に考えさせる物語でした。
紙の本
おもしろかった。
2020/12/14 23:42
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤井さんの本は、とにかくパソコンやIT関連のディテールがきっちりしていておもしろいです。お話の結末はあまりすっきりしたものではないですが、それもまたよしということで。
電子書籍
公務の下請け、そのまた下請けの顛末
2019/09/29 19:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
IT分野の仕事はよく知らないが、就職氷河期世代として、非正規職員を転々としたので、この中に登場する社会や企業の仕組み、歪み、世界観は嫌と言うほどよくわかる。個人情報保護について、非正規職員も法令遵守を事細かに指示され、研修を受け、教育されたことを思い出す。
はてさて、ところで、そんなに難しい専門的な業務を委託する発注者の仕事とは?!
不条理な世の中で起きた事件がフィクションでありながら、あたかも事実のように思えて仕方なかった。
電子書籍
業界のブラックさが怖い
2019/08/02 08:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はデビュー以来短期間に多様な作品を送り出してくれてすばらしいのだけれど、この小説はあんまり未来が明るくないし、プログラム搾取の現状がリアル過ぎて怖い。
電子書籍
意外に読み応えがあるが主人公の影が薄いのが難点
2015/11/23 14:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マル神保 - この投稿者のレビュー一覧を見る
スーパーハッカーの活躍を描く軽めの作品と思って読み始めたが、意外に骨太で読み応えがあっていい意味で裏切られた。
冤罪を主張し続けて無罪を勝ち取った男と、彼を追い詰めたサイバー捜査官。因縁の二人がコンビを組んで新たなサイバー犯罪を追う物語で、刑事と犯罪者によるバディ物のバリエーションとも言える。
しかし、犯罪者側主人公のキャラが立っている一方で、警察側の方は影が薄いので、バディ物としてもホームズ・ワトソン物としても何ともすわりが悪い。