感情教育(下)
故郷で悶々とした生活を送るなか、フレデリックに思わぬ遺産がころがりこんできた。パリに舞い戻ったフレデリックは愛をうちあけ、ついにアルヌー夫人から媾曳きの約束をとりつけるこ...
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商品説明
故郷で悶々とした生活を送るなか、フレデリックに思わぬ遺産がころがりこんできた。パリに舞い戻ったフレデリックは愛をうちあけ、ついにアルヌー夫人から媾曳きの約束をとりつけることに成功する。そして、運命のその日、二月革命が勃発するのだった……。フローベールがみずからの青春時代に材をもとめ、多彩な登場人物を配して時代の精神史を描こうとした、自伝的作品にして歴史小説の傑作。
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翻訳者曰く、恋愛教育
2016/01/15 12:58
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たいこたたき - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までに何度も手にとっては挫折を繰り返し、今回の半額セールを機に読み切ろうと決めて読んだ。
美しい。こんな小説を今の今まで知らなかったとは、私の人生はどれだけの損をしていたのか。モローと様々な女性たちとの恋。目に浮かぶような情景描写に吸い込まれる。何だこれは。美しき革命、革命後の失望。こんなに心を揺さぶられた小説は久しぶりだ。
太田浩一氏の翻訳も見事の一言。
感情教育 下
2021/11/12 15:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
フレデリックの関係は女性関係のほうに比重が移っていき、四人の女性の間で揺れている。それでも結局フレデリックはアルヌー夫人に心を寄せるのだが、二月革命やその混乱などによって周囲の人間たちは翻弄されていく。
最後の場面は1840年代から十数年たった1867年、物語の大部分をすごしたパリは都市改造によってなくなり、それまで積極的に描写された町並みも変わってしまったパリで、フレデリックが昔を回顧する場面はとても感動した。