- 販売開始日: 2015/05/25
- 出版社: パンローリング
- ISBN:978-4-7759-9113-8
数字の変化が映し出す投資の原則 ──市場の流れに振り回されないオプションならではの優位性を利用する
著者 増田丞美(著)
マーケットはメッセージを送っている!オプションは難しい金融工学を理解しなければならない。そんな誤解を持たれている方が多いようだ。オプションを実践する際に、そのような難しい...
数字の変化が映し出す投資の原則 ──市場の流れに振り回されないオプションならではの優位性を利用する
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商品説明
マーケットはメッセージを送っている!
オプションは難しい金融工学を理解しなければならない。そんな誤解を持たれている方が多いようだ。オプションを実践する際に、そのような難しい側面からスタートする必要はない。ただし、気をつけるべきことはある。それは、同じマーケットをベースにしても、オプションは多くの方が取り組んできた株式投資や株式トレードとはアプローチの仕方が違うということだ。ゲームの内容が異なれば、ルールが異なる。その基礎を知ることは不可欠である。
オプションをほかの相場と異なるゲームにしているのは、方向性ではなく、時間的価値や市場参加者の“感情の数値”であるインプライドボラティリティ(IV)に焦点を当てているからだ。つまり、相場の方向性や変動をとらえるタイミングに重きを置かないため、チャートを見る必要もない。マーケットの状況を映し出す数値が変化を見せるときに、マーケット自身が歪みが出ていることを教えてくれる。すべては数値が教えてくれるのだ。
IVの数値の増加はマーケット参加者の感情の起伏を表している。混乱するマーケットの参加者の感情の高まりは、やがて安心を取り戻すときがくる。そこには好機が潜んでいる。米国の偉大なる投資家ウォーレン・バフェット氏が2011年に最も株を買ったという8月8日、米株価指数オプションのIVが同年最も高い水準だった。つまり、オプションのIVは、しばしば株の買いどきを教えてくれるのだ。
オプションでは、利益を上げる方法がいくつもある。株式オプションに見られる価格の歪みを取る戦略、オプション知識が少なくても資産運用として長期にわたって資産を増やす方法、そして積極的にリスクをとっていく方法など多岐にわたるのだ。ただし実践前には必ず、オプションの視点で見るマーケットの構造と、数字の変化をしっかり学ばなければならない。本書では構造やそこに生まれる優位性、そしてその優位性の生かし方など、詳しく解説している。
勝者と敗者を分けるものは、実はちょっとした違いだ。マーケットはいつでも目の前にある。そこに参加する者を勝者に導くのは、そのマーケットが送っているメッセージをどうより正確に受け取るか、だ。株式・通貨・債券・商品のマーケットを区別なく一つの巨大なマーケットとしてとらえ、日々挑み続けている著者の日記には、多くのヒントが散りばめられている。
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ミスプライス
2012/04/30 22:17
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヂャリや - この投稿者のレビュー一覧を見る
他人の日記ほど、つまらぬものはない。
なにより、かったるい、そして、どうでもよい。
ところがそれが、著者のいうところの「偉大な投資家ウォーレン・バフェット」のものだったら興味を持つチャンスも少なくないだろう。ましてや他人の「つぶやき」がビジネスになる世の中だから、他人の日記も売れるのかもしれない。
本書はもちろんバフェットの日記ではない。
「この著書は永遠に読む価値があると自負している」著者の日記だ。
「オプショントレードでまがりなりにも結果を示すことができた」とある。
その真偽は知る由もないが、興味深いのは2011年3月から紹介されている記録である点だ。しかもこの年の「歴史上ずっと記録と記憶にとどめられる最大の出来事は”欧州債務危機」だとしているところに、世界からの視点を感じさせる。
「オプションマーケットでは、ミスプライスは”控えめに言っても”多く見られる」そうである。
そのミスプライスこそ100%利益が得られる手法であると。
がしかし、そこにはオプション売りも含めなければならないところに個人の限界がある。
ただし、高い確率での勝ちパターンもまた、このミスプライスに含まれているので見逃せない。
チャンスに遭遇したときの行動力、チャンスを見つける視点、考え方などはズバリと表現できるものでなく、日々の細かな行動の中から培われるところを鑑みると、本書の日記は大いに価値あり、ということかもしれない。少なくとも本書の値段はミスプライスではないようだ。