峠(上)(新潮文庫)
著者 司馬遼太郎
幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一...
峠(上)(新潮文庫)
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商品説明
幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。藩の持て余し者でもあったこの男、河井継之助は、いくつかの塾に学びながら、詩文、洋学など単なる知識を得るための勉学は一切せず、歴史や世界の動きなど、ものごとの原理を知ろうと努めるのであった。さらに、江戸の学問にあきたらなくなった河井は、備中松山の藩財政を立て直した山田方谷のもとへ留学するため旅に出る。
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青春篇
2024/06/23 10:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蒙古卵麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末の長岡藩の命運を左右した河合継之助の波乱の人生を描いた上中下巻三篇のうちの第一編。雪深い長岡から江戸、そして備中松山へ。どこまでも貪欲に進取の気性を吸収していく主人公の気概に引き込まれてしまいます。
良い本です
2024/03/29 16:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
長岡藩主河井継之助の歴史を語る一冊です。上巻は幕末スタート前までが書かれています。言葉だけではなく、行動に写る姿は凄い人だったのだと感じます。
混乱の時代に現れる人物
2023/04/13 09:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸の書生時に他の塾生とは違った行動を取る奇人のように見えるが、彼の評判が高く、名が知れたり、初めて会う日本人だけでなく、外国人をも惹きつけるのは、やはり相当の人物なのだろう。こういう人物は現代では、奇人としか評価されず、受け入れられないのかもしれない。
面白かった。
2019/04/21 11:28
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔、NHKの大河ドラマで「花神」がやっており、その時に初めて河合継之助を知った。高橋英樹が演じていた。とても魅力のある人間に思え購入したが、昔見た大河ドラマとダブり面白く読めた。
このあとの「波瀾」の「根はすべて前半にある」
2022/06/09 17:28
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投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
磯田道史さんの「日本史の内幕」→童門冬二さんの「山田方谷」とつながって本作に。著者曰く、このあとの「波瀾」の「根はすべて前半にある」ようなのでワクワクしながら上巻を読み終えました。