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  • 販売開始日: 2015/06/05
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • ISBN:978-4-10-115242-4
一般書

(下)(新潮文庫)

著者 司馬遼太郎

開明論者であり、封建制度の崩壊を見通しながら、継之助が長岡藩をひきいて官軍と戦ったという矛盾した行動は、長岡藩士として生きなければならないという強烈な自己規律によって武士...

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峠(下)(新潮文庫)

税込 737 6pt

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商品説明

開明論者であり、封建制度の崩壊を見通しながら、継之助が長岡藩をひきいて官軍と戦ったという矛盾した行動は、長岡藩士として生きなければならないという強烈な自己規律によって武士道に生きたからであった。西郷・大久保や勝海舟らのような大衆の英雄の蔭にあって、一般にはあまり知られていない幕末の英傑、維新史上最も壮烈な北越戦争に散った最後の武士の生涯を描く力作長編。

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みんなのレビュー125件

みんなの評価4.2

評価内訳

完結編

2024/06/23 10:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:蒙古卵麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

封建制度の限界を理解しながらも長岡藩士としての使命を全うすることにすべてをささげた河合継之助の人物像を描き切った完結編。時代の苛烈さを否が応でも感じさせられてしまい読んでいて辛くなってしまいました。ただ我々は歴史の真実から目をそらしてはいけないということなのでしょう。

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良い本です

2024/03/29 16:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

継之助と幕末への理解が深まり、舞台が始まった感じです 無知や意固地ではなく、信念と覚悟を以て、歴史や伝統と心中するなら美しくあると感じてしまいました。

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明治維新の影に犠牲になった傑物

2023/04/28 17:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る

元々、薩長の明治維新、特に龍馬を暗殺し、旧幕府軍を挑発、会津征伐に至るプロセスは好きではなかったが、改めて河井継之助を失った北越戦争での薩長(敢えて官軍とは言わない)の愚かさに憤慨する。
河井継之助こそが生きて明治新政府にいたら、日本はどうなっていたのだろう、もっと早くに近代化を遂げていたのか、知る由もなく、残念。

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長岡藩、河井継之助のアッパレな生き様に感動

2022/10/05 14:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画化をきっかけに興味を持ったが、正直読む前は上、中、下もあって読みきれるかなと不安だった。しかし読み進めるにつれ、教科書にも出てこない河井継之助なる人物に惹かれ、一体この人物が何をしたのか、どんな最期を遂げたのかを知りたくてあっという間に読んでしまった。

今では知りたい情報がネットや新聞ですぐ入手でき、日本や世界の情報を知ることができるが、江戸時代には、新しい情報などは知りたければその地を訪ね、人に会って話すことで得なければならず、新潟からはるばる江戸や京都まで旅をしながら知識を高め、世情への考察を深める主人公の姿に、学ぶこと、また生きることに対する並々ならぬ熱意を感じた。
主人公の考えは平和な世の中ではすぐに受け入れられるものではなかったが、どんな反論にあっても意見を変えず、たとえ目上の殿様に対しても臆することなく意見するところがこの人物のすごいところだと思った。

この物語を通して、いつの世も、多くの知識を身につけ、磨き上げた己こそが何にもかえがたい寄る辺になるのだと感じた。
いくつになっても学ぶことを続け、平和を願いながら、その知識を行動に反映させること。そのことの大切さを教えてもらった。

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余韻の残る読み応えある一冊

2022/06/09 17:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る

望まない戦争に入っていく終盤は本当に苦しかった。もし違った選択ができたら、そう思わずにはいられない。元々の新聞連載は50年前、明治維新からちょうど100年の頃。当時の読者はどんな風に感じたのだろう。余韻の残る読み応えある一冊。

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「峠」を読んで

2018/10/16 21:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みか - この投稿者のレビュー一覧を見る

河井継之助という人物をこの本で知りました。戦を避けようとしているのに、小千谷談判で敵方の岩村精一郎には嘆願書を受け取ってもらえず、辛い中で戦を決意した姿、最後のあたりで松本良順と会話する姿、そして亡くなる姿、どれもがすごい生き様だったと思います。それにしても長岡の人から戦後、墓石に石を投げつけられるという話は悲しいですね。私は故・中村勘三郎さんが演じた河井継之助の印象が強いのですが、この「峠」が映画化されるそうで、それも楽しみです。

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指導者は結果責任

2021/06/10 18:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

「小さな藩に不釣り合いの才能」というのが作者司馬遼太郎の河井継之助への評価である。それは確かにそのとおりだが、結果 長岡藩の住人たちを苦しめたのも河井継之助の政策判断である。運不運 精神の美しさ 気高さ 勇気 等いろいろな視点からの評価があるが、とどのつまり指導者は結果責任ということになると思う。作品そのものは司馬遼太郎の作品の中でも屈指の名作と思う。

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いよいよクライマックス

2019/04/21 11:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る

昔、NHKの大河ドラマで「花神」がやっており、その時に初めて河井継之助を知った。高橋英樹が演じていた。とても魅力のある人間に思え購入したが、昔見た大河ドラマとダブり面白く読めた。映画化されるということだが、私にとっての河井継之助は高橋英樹以外にない。って、本のレビューになってないか!?映画化されるなら、人選をシッカリしてもらいたい。中々この本に出てくる継之助の思想・個性を体現できる役者っているだろうか。

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2004/12/24 04:14

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2005/09/15 11:47

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2006/10/16 02:59

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2008/01/29 19:40

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2009/02/06 00:13

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2009/03/13 12:46

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2009/06/22 09:19

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