謎とき『ハックルベリー・フィンの冒険』―ある未解決殺人事件の深層―(新潮選書)
著者 竹内康浩
作中、何者かに殺されたハックの父。その犯人が見つからぬままに終ってしまうのはなぜか? 執拗にくり返される死にまつわる迷信や逸話、その隠喩に込められた真の意味とは? そして...
謎とき『ハックルベリー・フィンの冒険』―ある未解決殺人事件の深層―(新潮選書)
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商品説明
作中、何者かに殺されたハックの父。その犯人が見つからぬままに終ってしまうのはなぜか? 執拗にくり返される死にまつわる迷信や逸話、その隠喩に込められた真の意味とは? そして周到に仕組まれた結末の「ごまかし」とは? “父殺し”という観点で読み直してみると、秘められたトウェインの驚きの過去が露わとなる――。
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ぞくぞくする
2021/07/29 23:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
優れた文学批評はそれ自体が読む快楽を与えてくれるものだが、『ハック』という作品のみならずマーク・トウェインの人生をもミステリーとして読むかのような読解はぞくぞくする。
謎とき『ハックルベリー・フィンの冒険』 ある未解決殺人事件の深層
2021/05/11 21:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカ文学史上の傑作『ハックルベリー・フィンの冒険』において、謎に包まれた未解決殺人事件・主人公の父親である「パップ」(名前は明らかにされていない)を殺したのは誰か、という問題を推理小説を解くように追求している。マーク・トウェインのほかの作品や、生い立ち、フロイトの精神分析理論などを応用して謎に迫っている。明確に答が示されるわけではないが、そこは文学作品内の事件で、作者も真犯人は明らかにしていないので、仕方ないのかもしれない。