- 販売開始日: 2015/07/21
- 出版社: 東京書籍
- ISBN:978-4-487-79491-1
図解 女と男のからだ学
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男女の違いをちゃんと知りたい
2001/06/29 22:44
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投稿者:鈴木クニエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通り、男と女のからだの違うところを、すみずみまで説明する。2章は膣やペニスなど目に見えやすい違いのある部分や、目には見えないけれど違いがありそうな脳の性差、3章は受精から、発生・第二次性徴の段階でどのように男女になっていくか。遺伝的な説明もある。4章は性交としてのセックスに焦点があてられる。性欲や性感帯、オーガズムの話で、「セックス指南書」といった雰囲気。いろいろと謎の多い分野であるが、「潮吹きの正体は尿」という説も紹介されている。どの章も多くの図版があり、視覚的にもわかりやすい。
男性についての解説部分はもちろん、女性の器官についても初めて知ることがあった。代表的な処女膜の形が紹介されていた。予想以上にいろいろあって驚く。穴がつまっている針を俗に小町針というが、ほんとうに塞がっている閉鎖処女膜があった。セックスどころではない。この場合は、経血を出すために切開が必要になる。処女膜信仰をお持ちの方々には、ぜひ知っていただきたい事実だ。
個人的には、どこかの週刊誌に出てきそうな男女の表層的な話のある1章と、微妙な話を一方的に扱っている部分を感じる5章は、あまりお勧めしない。
<目次>
chapter01 男と女のちがい
chapter02 脳と性器とホルモンから見た女と男
chapter03 女から男が生まれた
chapter04 女と男の性交
chapter05 女と男はひかれあう