村上さんのところ　コンプリート版

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投稿者：コンチャン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

これほど電子書籍であることの強みを生かした作品は他にないのでは？っていうくらいのボリュームです。電子書籍でなければ成し得なかったでしょう。こういうプレミアムなものが電子書籍にどんどん増えればいいのに、と思います。

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投稿者：雪空スウィング　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ああ、あのメールに返信しなきゃ」なんておもうことありませんか？書かなくちゃ、でもなんか気が進まないんだよなー、なんてこと。私はあります。知り合いからのメールなのに億劫になること。
この本はさながら質問1000本ノック（それ以上ですが）、村上春樹の許容量が窺い知れます。村上作品への批判も、不倫の悩みも、王様の耳はロバの耳的な下らない事柄にも、村上さんは答え、言葉を返していきます。
小説と同じ、またはそれ以上に、言葉の操り手としての村上春樹の力が存分に発揮された1冊と言えるでしょう。

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投稿者：パピコ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

たくさんの質問に１０００本ノックのように答えていく作者のスタミナに驚かされます。質問は１０００を優に超えますし。
自分だったらどんな質問をするだろうかと空想しながら、楽しく読み進めています。

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投稿者：くらら　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

なんで、こんなことを村上さんに、質問しようと思ったのか、質問者の不思議さと楽しさがある。尚且つ、その質問にさらりと、答えている村上さんが、なんとも魅力的です。

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投稿者：きなこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

文庫版を読んで、もっと読みたくなり電子版を購入しました。
こんなに読みごたえがあるなんて！と驚きました。
電子版だと、村上さんの名回答や面白い回答に気軽にマーカーで線を引けるので後で読み返したときに気に入ったところをすぐに見つけられて便利ですね。

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投稿者：KO403　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

村上さんと子供からお年寄まで様々な人々との会話を読むような本。そこには様々な人生模様があって、各々色々なことを想いながら生きているんだなぁと、当たり前のことですがじんわりと伝わってきます。本文構成も読みやすく、イラストが各所に散りばめられて楽しい。パラパラとめくり、気になる所で手を止めて拾い読みしたりできて、村上さんとの垣根を越えた自由な関係をこの本自体が体現しているようです。お勧めの一冊。

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投稿者：toto1Q69　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

2015年1月～5月にかけて、約40,000通ものメールに目を通して、3,716通もの返答をされた春樹さん。そのうち厳選された473問が本書にはちりばめられています。春樹さんのシュールな、そしてとても生真面目で時にはユーモアを織り交ぜた回答はもちろんのこと、随所に描かれているフジモトマサルさんの絵もほのぼのとして大変いいです。是非、電子版も合わせて購入されると良いのではないでしょうか。

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投稿者：＠と　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

スタンドプレーは一切なく
難しい質問もはぐらかさず
それでいてユーモアがあって温かく
読み終わって顔を上げると周囲の世界がちょっとだけ明るく見える
「人間のいいところ」を思い出す、きっかけをくれる一冊です

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投稿者：雄ヤギ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹さんに寄せられた多くの質問に、村上さんがすべて目を通し、厳選された質問に答える。ユーモラスな質問からシリアスな質問まで、様々な質問と答えを見ると、人間というか人生の多様さを感じる。村上さんは近年はラジオもやっているし、元々読者と媒体を介して触れ合うのは嫌いじゃないかもしれない。

この本の中に「ライトノベルを読んでいるため、学校で苛められる」という質問に、村上さんが「自分はフランツ・カフカを読んでもいじめられなかった」と答えたものがある。何年か前にTwitterでこれを取り上げ、「だから村上春樹が嫌い」といったTweetがあった。多分衒学的な点を勝手に読み取って嫌悪したのか、もしくは正面からアニメ・漫画好きを肯定しなかったことに業を煮やしたのかもしれないが、いずれも言いがかりをつけて、村上春樹を貶めようとしているとしか思えない。

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投稿者：ひまわりまま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハルキストという呼び名はチャラいと、自らのファンを「村上主義者」と名付けてしまった最初の本。ノーベル文学賞の騒ぎごとに「ハルキスト」と連呼する奴はこの本を読んでいない証拠。心の中で「フフン」と思ってよろしい。村上さんに相談した質問の中から選りすぐりのものが「村上さんのところ」として出版されました。実は私も相談し、お答えをいただいたのですが、残念ながら本書には載っておりません。色々悩みがあって煮詰まった時には本書を開く、すると似たような事例があって村上さんが解決方法を教えてくれていることもたまにはあるし、いろんな悩みがあるんだなと思っている間に自分の悩みを忘れていたりという悩み解決書ではないのにそんな処方がある一冊。

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投稿者：ヴィクトリア　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

村上さんのエッセイのファンですが、読者のさまざまな質問への誠実な回答の一語一語に感銘を受けました。ユーモアたっぷり、時には哲学的、ますます村上さんのお人柄に魅かれました。規則正しい生活を心掛けている村上さんにも！！

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投稿者：どすこい、鯉太郎　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

2015年は年明けから春樹主義者の年でした。
村上さんのところで直接やりとりできたし、
東京ヤクルトスワローズも優勝したし、
ノーベル賞は、
ノーベル賞はまた次回ということで、
世界の春樹さんのことを今まで以上に理解できる良い機会です！
春樹主義者は必読です。

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投稿者：ken　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ヤクルトへの屈折した？応援や猫に関する回答が楽しかったです。
そして、なによりも質問へきっちり答えようという姿勢が伝わって来ました。

何度も読み返せます！

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投稿者：夏の雨　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹さんはあまりマスコミに出てこない。
　出てこないけれど、村上春樹さんのファンは多い。出てこないからではない。出てこない村上春樹さんがみんな好きなんだ、きっと。
　だから、2015年1月15日から5月13日までの期間限定で開設されたサイトにはなんと1億以上のページビューがあったという。累計の数字だから、ハルキストの読者は何十回と見たことでしょうが、それにしてもわずか119日の開設でこの数字の多さに驚く。
　ちなみに、村上春樹さんは「ハルキスト」という呼び名を嫌っていて、「村上主義者」がいいなんて書いています。すごいな、「村上主義者」は。

　そのサイトに寄せられた質問や相談メールの総数が約4万。村上春樹さんが回答したのが約4千。
　なんだ、たった1割かって思った人もいるかと思いますが、この本に収められた473通のやりとりを読めば、村上春樹さんの4千という回答数がすごい数だとわかります。
　この本をじっくり読むのも大変なのですから。
　まして、やっぱりネットの文章を読むのは普段本を読むようには簡単ではないので、村上春樹さんも大変だったと思います。

　そんな膨大な質問や相談はどんな内容であったかというと、実にくだらないものや真剣に悩んでいるものまで千差万別です。感心したのはみんな村上春樹さんのことをよく知っていること。
　特に村上春樹さんの大好きなヤクルトスワローズねたが面白かった。（ここはかっこで書いておきますが、今年スワローズが調子いいのは村上春樹さんのこのサイトの影響かもしれません。どうでしょう）
　もちろん、原発の問題とか村上春樹さんは真剣に答えていますから、村上春樹さんのことをもっと知りたいと思っている「村上主義者」の人たちにはたまらない一冊になっています。
　毎晩寝る前に読むのが、一番いいかもしれません。

　最後に、村上春樹さんとイラストレーターの関係について。
　この本ではフジモトマサルさんが絵を担当しています。村上春樹さんといえば安西水丸さんとのコンビが有名ですが、安西さんが亡くなって、フジモトマサルさんがその後任のようになった訳ですが、これがいい。特に村上春樹さんも年齢を重ねたんだと思えるところ。
　「村上主義者」のみんなはどうだろう。

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投稿者：ととも1Q69　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

2015年1月～5月にかけてネット上で展開された『村上さんのところ』はファンにとっては本当に落ち着ける居心地のいい場所でした。書籍版ももちろん購入しましたが、やはりゆっくりと全回答を読めるのは電子版ならではのこと。今回、電子版も同時発売されると聞いて、即購入しました。寝る前や待ち時間等にも開いて浸っています。