- 販売開始日: 2015/07/28
- 出版社: 山と渓谷社
- ISBN:978-4-635-04783-8
ヤマケイ文庫 穂高に死す
著者 安川 茂雄
近代アルピニズム発祥の地、穂高連峰では、数々の輝かしい初登攀記録の陰で凄惨な遭難事故が起きていた。加藤文太郎(北鎌尾根)、大島亮吉(前穂北尾根)、松濤明(北鎌尾根)、茨木...
ヤマケイ文庫 穂高に死す
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商品説明
近代アルピニズム発祥の地、穂高連峰では、数々の輝かしい初登攀記録の陰で凄惨な遭難事故が起きていた。
加藤文太郎(北鎌尾根)、大島亮吉(前穂北尾根)、松濤明(北鎌尾根)、茨木猪之吉など、名だたる登山家が槍・穂高の露と消え、前穂高岳のナイロンザイル切断事件、「松高」山岳部の栄光と悲劇など、登山史に影を落とす事故も穂高を舞台に繰り返されてきた。
穂高における山岳遭難の歴史を振り返り、連峰に若くして逝ける登山家たちの群像を描いた話題作を文庫化。
昭和初期から第2次登山ブームの30年代まで、穂高連峰で起きた遭難を、歴史を軸に紹介する。
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40数年ぶり
2015/09/29 12:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iwanadome - この投稿者のレビュー一覧を見る
20代前半で山登りを始めた頃、山の本も良く読んでいました。その中の1冊で大変感動したのを覚えています。当時の単行本がどこかにあるかと探してみたのですが、見つからず文庫で再読しました。今読んでみるとやはり少し古くなっているな、内容も書き方も、と思いますが、読んでみる価値のある本です。
さて、この文庫版の解説(遠藤甲太)(8ページ)ですが、ちょっと頂けません。内容的に解説になっていないと思うのですが、編集の方はどうお思いなのでしょうか。書評の一文としてでもヤマケイに載る分にはいいのですが。
同じ著者で「霧の山」という小説がありました。こちらは純然たる小説だったと思います。内容は忘れましたが、当時読んで面白かったという感想だけが残っています。こちらも文庫で再刊されては如何と思います。
いつまでも色褪せない山岳史
2015/08/26 11:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者の安川茂雄氏は亡くなって既に40年以上経つのに今でもその書は古びていないと思う。
時代は確かに明治大正から戦後の時期まで取り扱っているので今の岳人やアルピニストを自認する人が読むと???みたいな部分があるかもしれない。
そう言った方は山の風俗も勉強するつもりで掲載の写真や他の著作などを通じて、予め予備知識を持ってほいて欲しい。
幾つもの遭難を取り上げながらリアルタイムに感じる筆者の筆力には感心する。
惜しむらくは昭和一ケタ世代故なのだろうか言い回しが多少古臭い部分が多く、鼻につくと言えば言えなくもないし、分り難いかも。