天国に涙はいらない(2) 畜生道五十三次
著者 著者:佐藤 ケイ , イラスト:さがの あおい
キツネに転生した主人公・賀茂は、人間の体を取り戻すべく妖狐の元へ。 しかしその手段は容易なものではなく、賀茂は絶望の淵に追い込まれる。 路頭に迷う賀茂を拾ったのは、一人の...
天国に涙はいらない(2) 畜生道五十三次
商品説明
キツネに転生した主人公・賀茂は、人間の体を取り戻すべく妖狐の元へ。 しかしその手段は容易なものではなく、賀茂は絶望の淵に追い込まれる。 路頭に迷う賀茂を拾ったのは、一人の猫耳娘・真央だった……。 ちょっとセンチなシニカルコメディ第2弾!
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どのへんがシニカル?
2002/07/06 20:44
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投稿者:十二番目の男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回、主人公である「賀茂是雄」は悪魔っこ「たま」の妖気によって命を落としてしまった。結構物議を醸したエンディングからの続きである。
死んでしまった賀茂は畜生道に落とされ、間なしに転生という形で再びこの世に生まれることが出来た。
ただし、狐として。
しかも、人間の記憶をとどめたまま。
人と狐の間には、容易には超えがたい諸々の問題があり、賀茂は再び人間の体を取り戻すことを決意する。東京の霊狐を頼りにしたのだが、賀茂が再び人となるには決して低くないハードルを越えなくてはならないことが発覚する。
絶望の淵で行き倒れる賀茂。だが、彼に救いの手がさしのべられる。
さしのべた少女の頭には、猫耳が……今回は日本男児の夢、ネコミミ娘である!
外角高めのストライクを思い切り引っ張る「天国に涙はいらないシリーズ」の第二弾。ものすごいスピードで出た。
狐、猫耳、悪魔っこ、大天使——と、登場人物のメンツを見ればすさまじいものがある。
お話も、笑えるところもあれば泣けるところもありで、結構ちゃんとしたエンターテインメントに収まっている。後半に登場する敵役「根呂とパトラッシュ」は、キャラクターとしてなかなかいい。
262ページでありながら、11章編成をとっている。章の一つ一つが短くて、その分テンポがいいと言えばいい。ちょっと中途半端かなぁ、と思えなくもないが。
ところで、今回も引っかかったのは、帯のキャッチコピー「笑いと涙のシニカルコメディ」。
これのどのあたりがシニカル(冷笑的)なのだろうか。そんな感じはどこにもないと思うのだけれど。
