真綿荘の住人たち
著者 島本理生
レトロな下宿で青春と恋の始まり、のはずが……真綿荘に集う人々の恋はどれもままならない。性別も年も想いもばらばらだけど、一つ屋根の下。そんな奇妙で切なくて暖かい下宿物語。
真綿荘の住人たち
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書店員レビュー

今どきの若者たちが暮らす下宿、…
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん
今どきの若者たちが暮らす下宿、真綿荘で起こる恋愛や葛藤や何やらの青春物語、かと軽い気持ちで手にとって読んでみると、ずしんときます。島本理生の物語に出てくる女の人はそれぞれに闇を抱えていて、でも普段はそんなところを微塵も見せずに、誰かを気遣ったり、慰めたりして生きています。それが、逆に少し不気味に思えて、でも共感できてしまって、不思議とやみつきになってしまいます。
実用書担当
「シュレーディンガーの猫」って、知ってた?
2025/07/22 16:39
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ねたばれ
この小説の焦点の一つになっている「シュレーディンガーの猫」の話、「一定確率で毒ガスを放出する装置と一緒に箱に入れられたネコは、蓋を開けて観測するまで生きた状態と死んだ状態が重なり合っている」という量子力学の思想実験の話なのだが、登場人物の一人、大和君が言うとおり生きているか死んでいるかは猫自身が一番よく知っているのだ、本人にしか分からない自分がいるのだと、作者は訴えているのだと私には思えた。そう考えてみると、途方もない結論を導き出したあの人たちのことも理解できる、私はあの人たちのことは椿さん同様にあまり好きではないけど、私は大柄な女性、鯨さんが好き、あったかくて包容力がありそう、それから大和君と彼の友達、緑川もいい、とくに緑川の今後に興味あり、というか綿貫さんがいうとおりかなり心配