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ザ・コクピット〔小学館文庫〕 2
著者 松本零士
▼第1話/零距離射撃88▼第2話/音速雷撃隊▼第3話/鉄の竜騎士▼第4話/戦場交響曲▼第5話/ゼロ▼第6話/ラインの虎▼第7話/ベルリンの黒騎士▼第8話/晴天365日▼第...
ザ・コクピット〔小学館文庫〕 2
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ザ・コクピット 2 (小学館文庫)
商品説明
▼第1話/零距離射撃88▼第2話/音速雷撃隊▼第3話/鉄の竜騎士▼第4話/戦場交響曲▼第5話/ゼロ▼第6話/ラインの虎▼第7話/ベルリンの黒騎士▼第8話/晴天365日▼第9話/妖機 黒衣の未亡人▼第10話/大艇再び還らず▼第11話/爆裂弾道交差点 ●「零距離射撃88」/イギリス空軍アーサー・アダムス・トレンター大尉は、基地に帰還する途中、隣を飛んでいた同僚機が日本軍の88ミリ砲に撃ち落とされる。その頃地上では日本軍とイギリス軍が銃撃戦を繰り広げていた。日本軍で生き残ったのは4人だけ。二等兵の石川、山下、酒田、砂山だった。戦線を撤退しようとしていた彼らの目の前にトレンターを襲った88ミリ砲が現れる。▼「鉄の竜騎兵」/1944年、フィリピン・レイテの戦場、ゼラバンカの草原。宇都宮一等兵は飛行場防衛の援軍を要請するため、サイドカーで重砲兵連隊に向かっていた。しかし、敵の砲撃を受けた重砲兵連隊は戦線を撤退することになる。これを聞いた宇都宮は仲間に撤退命令を伝えるため、再び伝令として、飛行場に戻ることを決意する。▼「ベルリンの黒騎士」/ヘルベルト・フォン・リヒター大尉はドイツ空軍歴戦の勇士。騎士道を重んじる彼はベルリンの黒騎士と呼ばれていた。ある日、彼は情けをかけた敵機によって撃墜されてしまう。命は取り留めたが、左目を失い、さらに自分の墜落で一人の女性を死なせてしまったことを知る。
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パラベラム
2024/03/14 08:25
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
連作短編集であるが、日本そしてドイツ という敗戦国側からの視点が多いため、どうしようもない悲哀感が漂っている。戦争は一旦始まってしまえば行き着くところまでゆかないと止めようがないのか。ウクライナ戦争も三年目に入り、都合の良い落とし所が見つからない。価値観や考えが基本的に異なる他国を相手に不幸な戦争の勃発を防ぐためには、古代ローマ人が言ったように、「平和が欲しければ、戦いの用意をしろ。パラベラム」しか無いのだろうか。