商品説明
見慣れた妻の身体だ。いまさらではあるが、淫らな光景だった。
三十七歳。女として熟れきった年齢と言っていい。もちろん花びらの外側は色素が沈着している。が、内側は鮮やかな肉色がのぞいている。
すでにぬめったものがにじみ出しているのが見えた。
そのとき、田村の目がある一点に吸いよせられた。
「ん?」
花びらの上のほう、クリットに近い部分の内側に、あるべきものがないのだ。
彩恵はこの部分に、割合目立つ大きめのホクロがあった。その部分を目安にして、舌先で愛撫を加えるのが、田村のやりかただった。気のせいかもしれないが、ホクロの周辺がとくに感じるように思えたのだ。
―― 美しい文章とリアルな女性心理描写により、女性にも圧倒的支持を受けている小説家「香川潤」による官能小説。
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