紙の本
切ない…
2015/07/04 23:33
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投稿者:藤枝 雅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前科のある喫茶店「珈琲屋」のマスター行介のもとを訪れる人々の物語が詰まった短編集。
皆行介の前科を知っていて、そこに救いを求めてやってくる。彼らは皆、1人では抱えきれないほどの辛い日々を過ごしていた。
そしてメインは行介のかつての恋人冬子との不器用で切ない恋である。2人は、互いに強く相手を思っていながら、行介が自分の過去に縛られているために幸せになることができないと考え、結ばれずにいる。これほどまで純粋に、報われない相手を思い続けることがあるのだろうか…言葉にすれば安っぽいが、まさに純愛であろう。
人生の不条理、壁に突き当たり、絶望している人たちにこそ読んでほしい作品である。
ただ、出てくる人びとの抱えているものが、かなり似通っていることは気になる。その点はもう少しバリエーションがあっても良かったと思うのだが…
それでも、読む価値のある作品である。
紙の本
お久しぶり
2021/01/24 15:05
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
1冊目を読んでから久しく読んでいなかったが、本やさんでこの表紙を見てなんだか懐かしくなって購入。
その時1冊目も並んでいてそちらを購入しそうになったが、なんだか既視感のある表紙だったので、2冊目を購入。正解だった。
最近みかけない町の商店街にある珈琲屋。熱いコーヒーを飲んでみたい。
こんな強い男 みかけないなぁ
第3冊・第4冊を購入予定。
紙の本
ワンパターンだが、ホッコリします
2015/11/24 22:53
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投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
喫茶店のマスター 行介を中心としたオムニバス物語。
「熱いコーヒー」のフレーズには飽きたが、立ち寄りたくなる喫茶店。
2作目は行介の活躍ぶりと冬子との駆け引きが少なく感じたので、ちょっと物足りなかったかな。
ちょっとした淡い物語ばかりなので、暇なときにちょびちょび読むにはいいかも。
紙の本
がっかりです
2015/09/17 21:12
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投稿者:つかも - この投稿者のレビュー一覧を見る
「1」で少し気に入って「2」も読みましたが、「2」の終わり方に安っぽい感じをうけました。
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結末が気になる短篇ばかり。迷える街の人々がふと訪れる珈琲屋。そこの主人・行介の温かさと、熱い珈琲を飲んだあとの選択は?あえて選択の行方は示さないが、たぶんハッピーエンドなんだろうなと思わせる。いや、そう思いたくなる話ばかり。小さな幸せがどんなに得難いものかを説く秀作。
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現実にありそうな事件や物語なんだけど
行介の人柄と、「人を殺してしまった」過去が
つらいけど、解決へと導いたり、人を勇気つけたりする
ドラマで高橋克典さんが行介の役をやっていて
とてもよかったので、読んでいても格好いい行介さんになってしまった
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殺人を犯した過去を持つ行介の経営する喫茶店「珈琲屋」。
行介の人を殺した手に引き寄せられるように、迷いを抱いた客が店を訪れる。
そんな中でも、商店街のおでん屋の新しい女将になった木綿子は、かなり深い事情を抱えているようで……。
2015年5月30日読了。
連作短編集なのですが、ラストが「次巻を待て!」張りという、むちゃくちゃな終わり方。しかも、後味が悪過ぎるという。。。
最終的にどうなったかは気になるので、たぶん次も読むのでしょうけれど、今回のその後だけ分かったら、次はもういいかな?と思います。あまりにも、今回の終わり方は酷すぎます。。。
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『珈琲屋の人々』の続編。
ある事情により人を殺めてしまった過去を持つ行介が営む、商店街の珈琲屋。
そこには幼馴染みの冬子や島木のほかに、商店街の悩みを抱えた人達が次々とやって来る。
誰もが行介が人を殺めた過去を知っているのに、その行介のお店にやってきて珈琲を飲む。
きっと、自分の罪を未だに許せていない行介の真摯な気持ちを誰もが感じるからかもしれない。
そして、行介の温かさ。
この物語を読むと、きっと行介のことが好きになる!
2017.1.17
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東京の小さな町の商店街にある喫茶店『珈琲屋』を舞台に、苦悩する人々を描くシリーズ第2作。
人間は間違いを犯す生き物である。大切なのは、その後どう生きていくかだ。『珈琲屋』のマスター・行介に会いに来て、彼の淹れる熱い珈琲を飲みに来る人々の姿はとても痛々しい。しかし、痛みを感じているうちは、まだ救いがあるということなのだろう。
ラストシーンは、衝撃的だ。果たして行介に「救い」はあるのだろうか。そうでなければ、やりきれないのだが…。
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1作目よりも命にかかわる話が多くなった。
“人を殺した手”という表現が、繰り返し繰り返し出てくる。
刑期を務め上げる事は法律に対する義務であって、そのことで人を殺したことそのものを償うことはできないということだ。
それはそれとして、後半に行くにつれて冬子さんの執着みたいなものが鬱陶しくなってきた。
あなたさえついてこなければ上手くいったのに、みたいな。
そして、ついに…
何でここで終わるんですか!
もちろん、続きがあるってことなんでしょうが、週刊誌とか月刊誌じゃないんだから、待機時間が長すぎる!!
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あらすじ(背表紙より)
あることで人を殺した喫茶店『珈琲屋』の主人・行介。行介の幼馴染で、かつて恋人だった冬子。ふたりの、互いを大切に思う気持ちを軸に、東京のちいさな商店街に暮らす人々を描いた連作短編集。連続テレビドラマ化もされ、多くの支持を集めた『珈琲屋の人々』続編。この物語を読み終えると、きっと熱いコーヒーが飲みたくなる…。
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まさかの2巻目ですよ。
つか、
3巻目の予感もかなりありますというか、ありますね!
続きます!
つか、
終わり方が最悪や。
読まないわけにはいかないやないか!
・特等席
しっかり読んで!
・左手の夢
いい人っていますよねー。
・大人の言い分
これ、
凄く当然だと思う!
・ちっぽけな恋
歌舞伎町ってそんなに怖くないぞ!
つか、
新宿から総武線で30分ってどこらあたりだろう?
・崩れた豆腐
ちょっとテイストが左手の夢に似てるかな?
・はみだし純情
イロイロトアリエナイ
・指定席
この終わらせ方はないでしょー。
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前回同様、主人公の行助が人を殺したことによって一目置いて?過ぎなところにとても違和感があるが、冬子や島木とともにいいキャラ作りが出来ていて楽しく読めます。
ラストは冬子がとんでもないことになるんだけど、もちろん続きがあるんですね。
本を読んでいると無性に熱いコーヒーが飲みたくなりますね。
次回も読みたいとおもいます。
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「珈琲屋の人々」シリーズ第二弾。短編連作7話収録。今日も、行介は「珈琲屋」で黙々とコーヒーを提供し続ける。人を殺した過去を持つ行介。それを自分の中で清算出来ず自らを痛めることで、何かしらの救済を求めているのかもしれない。それにしても、次から次へと小さいけれど、結構ヘビーな事件が舞い込んでくる喫茶点だ。どれもバラエティーに富んでいて、退屈することは無いけれど、一話一話の深みがもっと欲しくなる。でも、人と人が繋がるって心もやわらぐ。ラストの展開が次の第三弾にどう繋がっていくのか興味深い。
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シリーズ第2弾。世の中人の数だけ悩みも生き方もそれぞれ。最後は自分で決めるしかないけど、その途中では色んな人を巻き込んでもいいんじゃないかな~と思わせてくれます。