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複雑なパレスチナの問題が理解できます!
2016/07/17 01:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bidulgi - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、正編がパレスチナ問題の基本的な事柄について、図などを合わせて、とても理解しやすかったです。
今回続編が出て、その後現在のイスラム国の問題に至るまで、これもまた分かりやすいものでした。
正・続が合わさった電子書籍がありましたので、今回初めて電子書籍を購入しましたが、紙の本以上に使い勝手が良く、満足しました。
紙の本
まんがパレスチナ問題を読んだ人はこの「続」も読むべし
2016/05/15 12:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あくあ9いっぱい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユダヤ人少年は3年間の徴兵をうけました。そして海外旅行をしてパレスチナ友人に再会しました。彼は兵役中に武器を持たないパレスチナの子供が石を投げてきたら棍棒でぶん殴ったのでしょうか。この矛盾を解決するにはどんなとんちが必要なんだろう。
紙の本
導入におすすめ
2016/01/16 11:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mop - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校時代は世界史に興味が持てず、
中東問題に関して全くの無知でした。
教養のためにと、前巻と併せて購入しました。
「まんが」というよりは、イラストの多い参考書の印象です。
歴史が苦手な私でも非常に読みやすく、
近年の中東問題の大枠を理解することができました。
また、この本を手に取られるような方は、
池上彰氏などの、社会情勢を書いた著作を読まれる方もいると思います。
氏の著作は非常にわかりやすいのですが、
不勉強な私にはそれでもよくわからない点が多く、
そういった意味でも、本著は知識を補完してくれる良書だと思います。
電子書籍
分かりやすく、丁寧に
2024/01/18 22:32
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投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
パレスチナ自治区やイスラムの国々を理解するための基本書として、とても役に立ちます。
時として、漫画(風刺画)が雰囲気を和らげてくれます。
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パレスチナとユダヤの報復合戦、誘拐による殺し合い、しかも無惨なものが続いている。どうにかならないだろうか。
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今まで読んできた中でも最高のランクに入ると
思っている。”まんがパレスチナ問題”の続編の本書。
前作ほどの感動と衝撃は正直いってありませんが、
今回作も分かり易く、とてもいい視点での
話と、二人の主人公の交流が少しチープでは
ありますが、前作と同様素直に感動します。
ユダヤ・イスラエル・パレスチナ・アラブ・イスラム
関連の問題や世界の課題について一番分かりやすい
解説書だと思います。関心のある人はぜひ読んでほしい
と思える本です。前作・本作とも
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最近の中東情勢のおさらいに。
アラブの春のころはまさかこんなんなるなんて思ってなかったよなあ・・・。
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最後の憲法の話いらない‥これだけ厳しい現実を解説しておきながらなぜ9条を称賛できるのか、教えてくれ。
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2015年前半までのパレスチナ問題を解説。前著に続いて、簡潔で分かりやすい。
あとがきを読むと、筆者の見方にも偏りというか、これはこうであると考えるものが見えてくる。それでも、ある特定の視点から物事を捉えた後に、反対側から見ると、全体像を立体的に理解できるものである。
そう考えると、本書を読んで終えてしまうのではなく、関心を持った箇所をさらに学び、理解を深めていくことが良いのだろうと思う。
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暴力には暴力でしか戦うことができないのだろう?
憎しみは憎しみでしか塗り替えることはできないのだろうか?
ガザ地区に留まるパレスチナ人たち。
イスラエルを建国したユダヤ人たち。
お互いの想いが交錯したくさんの人たちが亡くなった。
場所は変わりアフリカ。
報道規制があるなかで、インターネットの発達、Facebookへの投稿、
自由に発言できる力が、アラブの春を呼び起こす。
しかし自由は暴力でなぎ倒されてしまう。
今もなお続くイスラエル国の意味が少しわかった気がしました。
(以下抜粋)
○血縁を重視してモハメッドの従兄弟のアリがいいって言う「シーア派」と、
血縁に関係なく皆から優秀な人を選ぶほうがいいっていう「スンニー派」(P.58)
○「最後の審判」を信じる一神教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、普通火葬は避けられる。
死体は土葬され、墓の下で最後の審判の日によみがえるのをじっと待っているニョだ。(P.67)
○だって、エジプトじゃ、100%民主的な方法―――デモで、
それも多くの若者が命をかけて非暴力で腐敗した独裁政権を倒した。
そしたら巨大な軍の暴力―――
クーデターでひっくり返されたんだぜ!
しかも、若者は機動隊を襲った罪で無期懲役だよ!
「イスラム国」は言うんだ。
「平和的なデモをいくらやっても意味はない。
こうなれば実力行為だ。暴力に訴えなければダメだ!」。(P.86)
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アラブの春とイスラム国について。ニュースでよく耳にするため、わかったような気になっているが、その詳細と背景について書かれている。歯に衣着せぬ表現があってわかりやすい。まんがとタイトルについているが、挿絵が多いという感じ。続 から読んでしまったので、前作も読んで見たい。このテイストで北朝鮮について取り上げて欲しい。
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正編からの連続で読了。
簡潔でわかりやすい内容だけに深く刺さるものがあって、思いがけず、深く内面に迫る一冊となった。
欲をいえば、前作のようにアリ、ニッシム、ネコがもう少し自分の境遇や立場から掘り下げてくれると、より深い内容になったかなと思う(なかなか難しいが)。とはいえ、昨今の混乱した中東情勢を理解するには、良い一冊である。
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前作から10年。前作はユダヤ教の成立から3・11までだったが、今作は2005〜2015年。副題にあるように、正に「アラブの春」と「イスラム国」の10年。特に前者はチュニジア編・エジプト編・リビア編・シリア編と国別に整理されていて分かり易い。
フランスだけでなく、世界には闘う風刺漫画家が沢山いることを知ったのが大きな収穫。著者の山井教雄さんも、何気に絵がお上手と思ったら、こちらが本職なんですねー。
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パレスチナ問題やアラブの春について、分かりやすく、可愛らしいイラストとともに。
中東での戦争や内紛に、西欧諸国が軍事的に参加するのは、やっぱり「利益」があるからなのね…と。特に、米国の動きに結構着目して批判している。
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「まんが パレスチナ問題」の続編で、その後の10年間(2005~2015年)を描いたもの。
前著と同様、わかりやすい説明で、ニュースなどで断片的に知っていたいろいろな話がつながってくる。
タイトルは「パレスチナ問題」なのだが、内容的には、アラブの春とその後、そして、ISの話が中心。
パレスチナ問題が改善に向かったわけでもなく、こう着状態におち入り、状況が悪化しているなかで、中東問題は、 ISやシリアなどの問題にフォーカスが移っていることをあらためて実感する内容。
パレスチナ問題は、今や、そうした中東問題との関連においてしか語ることができないようだ。
一時は、希望に思えた「アラブの春」も、その後の混乱のなかから生まれるのは、内戦状態であったり、独裁的な政権の復活だったり。。。。
独裁者を倒せば、なんらかの民主的なプロセスが生じて、より平和で自由な体制が生じる、という期待は、なんども打ち砕かれる。
最初は正義の人も政権にながくいると腐敗して、結局は独裁政治になってしまう。そして、体制を維持するために秘密警察や軍隊の力を使うようになる。
権力は腐敗する。絶対権力は絶対的に腐敗する。
という言葉をまた思い出してしまう。
そして、中東からの難民の増加は、ヨーロッパの混乱を招き、多民族に対する不寛容さをさらに強めてしまう。そして、ヨーロッパ社会から阻害された若者が、テロリストとしての訓練をうけて、ヨーロッパでテロを引き起こし、それがさらなる不寛容さを高める、という悪循環。
この循環をかえるレバレッジポイントはどこだろうか?