マンボウ 最後の大バクチ(新潮文庫)
著者 北杜夫
鬱病で寝込むこと十年、ようやく元気になったのはよかったが、いきおいあまって、人生最後の躁病を発症してしまったマンボウ氏。老いてなお盛んな躁病に、ギャンブル三昧の旅が始まっ...
マンボウ 最後の大バクチ(新潮文庫)
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商品説明
鬱病で寝込むこと十年、ようやく元気になったのはよかったが、いきおいあまって、人生最後の躁病を発症してしまったマンボウ氏。老いてなお盛んな躁病に、ギャンブル三昧の旅が始まった。「猛獣使い」の女性編集者、スーパー元気な娘を相棒に、上山競馬場、大井競馬場、平和島競艇とバクチ熱は急上昇、果ては韓国のカジノまで遠征することに。狂乱バブルのギャンブル紀行エッセイ。
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北さんサヨナラ
2016/08/28 22:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生の頃から好きだった作家、故北杜夫氏の著。
氏の遺言とも言うべき書。
独特のゆったりとしたテンポの、読みやすいエッセイ。
それでも、昔からの友人が次々と亡くなり寂しい様子が
行間から伝わり、切なくなる。
躁鬱というものが、偏見で見られなくなったのは、北氏が
自らをその病気であると カミングアウトし、そして、
その病気が後ろめたいものではないことを本に書いて、
世に広めたおかげ。
解説でなだ氏が語る。本当にそうだと思う。
読み終えた今、 氏が天国で、懐かしい友人の遠藤周作氏と
漫才のような掛け合いで、嬉しそうに語り合っている姿を
思い浮かべ、微笑ましく思っている。
単行本は
2017/04/30 18:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
お亡くなりになる2年前、2009年に出た本。2000年前後に躁期が始まったらしく、娘さんと新潮社の女性編集長に連れられてギャンブルやキャバクラなどに繰り出していった時期のお話。 この部分は正直あまり読んでも……と思う。
やはり作家の方々との挿話関連が好きだ。星新一氏が、躁病時期の北氏と酔って口論になった上にやり込めたこととか。