ウェブニュースにおけるカラクリがわかる
2016/06/25 21:07
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウェブニュースにおける広告代理店・PR会社の儲けのカラクリを説明している。しかも記事と見せながら、実際は広告であることも述べられている。新聞発行部数が減少しており、ウェブニュースだけを信用する国民が増えていることに危うさを感じた。
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書評ではなくあらすじです。
【はじめに】
※大宅壮一の「一億総白痴化」を紹介しているがメディアによる民衆の思考力の低下がこの本のテーマではない。ある意味書籍名も「釣り」に近い。
【第一章 ウェブニュースの基礎知識】
・WebニュースとはWeb上でニュースを発信しているサイト全般のこと
・サイトを運営するために必要な免許や資格は要らない
・自社で記事を作成して配信するサイトと、他社から記事をもらって運営するサイトがある
・運営の指標はPV。収入源はページ内に埋め込まれた広告
【第二章 ページビューを追いかけろ】
・トップページに記事を棚出しする/しないは編集方針による
・ページのファーストビューが大事
・見出しはSEOを意識して。ヤフトピのように一瞬で頭に入る見出しも重要
・本文直下リンクは回遊性向上のための大事な場所
・画像拡大やページネーションなどPVを稼ぐ小ネタがある
・トラフィックバーターして配信元と共存共栄関係
・ヤフトピに取り上げられるには編集長と密通している必要がある
・SNSでバズる(シェアが連鎖する)と確変的にPV獲得。
・シェアボタンをつけるのは当たり前、記事内容をSNSにちょい出しする小技
【第三章 広告だらけのウェブニュース】
・バナー広告の定義
・広告のタイプ:インプレッション保証/掲出期間保証/クリック保証/アフィリエイト型
・ネイティブ広告は、従来の広告らしさを感じさせない広告。ニュースコンテンツと同じ文脈で配信される
・タイムライン形式で記事を配信するニュースアプリは、ネイティブ広告との親和性が高い
・メール広告:ニュースサイトが配信するメールを使ったPR。枠を買い取る/ジャックする/ターゲティングして配信
【第四章 あなたを騙す? ニュースのような広告】
・ニュースや報道だと思って消費していた情報が、実は企業の広告であることもある
・タイアップ広告:記事風の広告
・タイアップ広告の見分け方
-「PR」の記載がどこかにある
-サイト上の目立つ場所にタイアップ広告への導線がある
-ページ内に広告主のサイトへの誘導がいっぱい
・PR広告作成のシミュレーション。
※広告代理店とのやりとりや搾取っぷり(原価率2.5%)などがブラック企業的
【第五章 ステマづくりの現場から】
・パブ記事とは、企業の何らかの働きかけにより掲出された記事
・パブ記事が誕生のいくつかのパターン
-商品の取材で、企業から当該商品以外のサンプル以外の商品も供与され、それも記事にした
-企業のイベントを取材すると(高額)商品の供与があるので、そちらを目当てに参加した結果、記事も作ってしまった
-上層部からの指示で、編集者がイヤイヤ記事を書くケース
-広告営業が積極的にパブ記事を受注しているケース
・ステマの定義:PR表記がなく、記事作成に関し企業から媒体に金銭が支払われている記事
・ステマがはびこる原因
-ルールがない
-業界内で編集者と営業の地位が逆転した��と
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ウェブニュースにおける広告代理店・PR会社の儲けのカラクリを詳しく説明。かつて食べログ等のステマ問題もありましたが、今でははニュースサイトにいかにもその記事のような体裁で実は広告という(PRという表示を出さない)手法で消費者を騙し、あ、これもステマですよね。まあ、みなさんは知らず知らずのうちにそれをクリックし、広告サイトのページビュー数を上げ、ページビューが全てのネット広告において見事なカモとなり、場合によっては信頼して購入してしまうという罠に嵌り、いや嵌めさせる為の汚い手法でしょう。本書はこれを優しく説明しております。
そう言えば芸能ニュースの水着写真などに『写真を拡大する』チェックがあると瞬時にそこをクリックしている私も見事にページビュー数の増加に貢献しておるクズです。それが数ページに分けられていると全ページクリックしているのも私です。ありがとうございます。
ページビュー数を稼ぐ為には何でもやる。現在のネット広告の問題なんでしょうね。
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ヤフーニュースが開始されたのが1996年8月、スマホでのアクセスがPCを抜いたのが2014年6月。
本文の文字数は1000字程度に治めるのが良い。
1分で読めるから。
タイアップ広告は6万PVで180万円。
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ウェブニュース業界についての本。
自分はステマをステマと見抜けない人間だと思うけど、なんでもかんでもステマと思ってしまうのもそれはそれでバカなんだろなと思った。
秒刊サンデーというニュースサイトは知らなかったのだけど、もともとは老舗の食堂だったらしい。いったい、どういう経緯でニュースサイトを運営することになったんだ……。
ところで、タイトルの左側の単語がより検索エンジンに重要と判断されるって本当なんだろうか。そんなアルゴリズムにあまり意味ないと思うのだけど。
ニュースアプリの広告は本当に誤ってタップしてしまうから困る。なんとかならないもんだろうか。
それにしても、僕らが思っている以上にニュースサイトでのステマは多いらしい。著者のいうように、そのうち世間に露呈して、メディアで話題になるということはあるのだろうか。
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広告がないと成り立たないウェブニュース。なぜ
無料なのかをよく考える必要がある。ネイティヴ広告とは、さりげなくネイティヴに表示されることでユーザーのクリックを誘うバナー広告。今後ニュースサイトにおける広告手法の主流となる。
ウェブニュースの世界では報道か広告かを見極める必要があるようだ。民主主義の根幹をなすメディアのあり方について考えさせられた。
この著者のようにウェブニュース業界の中の人も
現状ではいけないと危機感を持っていることが、
終わりを読むと伝わってくる。
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ウェブニュースというよりは、ネット広告全般の実状や問題に切り込んでいる感じ。
内部告発的な要素もチラッと見えるが、いまいちインパクトが弱いのが少し残念だ。
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I think so too, about the news. 【パブ記事】it's publicity topic. the publicity is the advertising.
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『そんなの当たり前じゃん』と、『へぇ、そんなことになってるんだ』との差が激しく、最後まで興味深く読めた。
別にウェブ運営者やPR会社を儲けさせることがバカだとは思わないけれど、自分のように社会に出てからNETが普及した世代にとって、所詮ウェブなんて魑魅魍魎の詐欺ワールドであってステマの巣窟にすぎないが、ひょっとすると生まれた時からNETがあった世代は感覚が違うのだろうか。
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ウエブニュースが ただで読めるには
ただでよめる からくりがある。
広告と歌ってあるものから 広告色をよわめ
更にタイアップ記事にして、広告でないようなニュースを
つくりあげる。
そのたくみさに 『なるほど やるな おぬし』と言いたくなる。
企業も そうやって うまく乗ろうとしているのが
あざとく、たくましい。
それにしても Yahoo!ニュースが ポータルサイトとして
重要なポジションにいる事に、驚く。
専門の記者をもっていなくて、編集してしまうのだから。
報道機関の裏付けのあるニュースの価値が
一般からもニュースが出せると言う
ネットならではの おおきな変化が、
これから、どうやって深く考えないで
表面的なニュースで 満足してしまう
浅い思考力の 切れ切れの断片的な思考力が
世を渡っていくのだと思うと
ウエブニュース 総バカ時代がやって来ていると思ったしだい。
企業の言う事を聞かなくなった 消費者が
口コミを基本にする。
その中で 企業は PR戦略をつくり ニュースリリースで
記事が構成されていく。
新聞、ラジオ、テレビの時代は 敷居が高かったが
ネットニュースの時代になって、その敷居が低くなった事。
要するに、いくらでも情報を流す事ができるようになった事で
ステルス ニュースが あふれる事になった。
それにしても バカと言われる消費者は
それほど バカでもないと思う
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※大宅壮一おおやそういち1900~1970の「一億総白痴化(1957年にコメント)」を紹介しているがメディアによる民衆の思考力の低下がこの本のテーマではない。ある意味書籍名も「釣り」に近い。
WebニュースとはWeb上でニュースを発信しているサイト全般のこと
サイトを運営するために必要な免許や資格は要らない
自社で記事を作成して配信するサイトと、他社から記事をもらって運営するサイトがある
運営の指標はPV 収入源はページ内に埋め込まれた広告
バナー広告 タイアップ広告
トップページに記事を棚出しする/しないは編集方針による
ページのファーストビューが大事
見出しはサーチエンジンオペレーションを意識→左上にある単語ほど重要
すぐ下のリンク→本文直下リンクは回遊性向上のための大事な場所
画像拡大やページネーションなどPVを稼ぐ小ネタがある
トラフィックバーターして配信元と共存共栄関係
ヤフトピに取り上げられるには編集長と密通している必要がある狭き門
SNSでバズる(シェアが連鎖する)と確変的にPV獲得
シェアボタンをつけるのは当たり前、記事内容をSNSにちょい出しする小技
バナー広告の定義
広告のタイプ:①インプレッション保証(50万ipm サイト上で50万回表示される)
②掲出期間保証(一定期間サイト上に表示される)
③クリック保証 CTRクリック・スルー・レート(表示されたバナー広告がクリックされる割合)
0.2%で想定の場合 50万×0.2%=1,000クリック 15万円なら1クリック150円
アフィリエイト(成果報酬)型→広告会社は嫌がる
ネイティブ広告は、従来の広告らしさを感じさせない広告 おもしろそうな記事→実際は広告 ニュースコンテンツと同じ文脈で配信される
タイムライン形式で記事を配信するニュースアプリは、ネイティブ広告との親和性が高い
メール広告:ニュースサイトが配信するメールを使ったPR
ニュースや報道だと思って消費していた情報が、実は企業の広告であることもある
タイアップ広告:記事風の広告
タイアップ広告の見分け方①「PR」の記載がどこかにある②サイト上の目立つ場所にタイアップ広告への導線がある③ページ内に広告主のサイトへの誘導がいっぱい
広告代理店とのやりとりや搾取っぷり(原価率2.5%)などがブラック企業的
パブ記事とは、企業の何らかの働きかけにより掲出された記事
パブ記事が誕生のいくつかのパターン
①商品の取材で、企業から当該商品以外のサンプル以外の商品も供与され、それも記事にした②広告営業が積極的にパブ記事を受注しているケース
ステマの定義:PR表記がなく、記事作成に関し企業から媒体に金銭が支払われている記事 ステレスマーケティング
ステマがはびこる原因①ルールがない②業界内で編集者と営業の地位が逆転したこと
食べログ 好意的な書き込み代行業者
〇%の男は部屋が汚い女性が嫌→芳香剤メーカーのステマ記事
ステマがばれたとき→ステマをする企業のレッテル
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広告の表記を記載していないタイアップ広告はニュースサイトの抱える大きな問題点の一つ
トラフィックバーターとはヤフーから提供元サイトに飛ばす仕組み
ネイティブ広告の例
PR、Sponsored、企画編集、特集企画
パブ記事とは、企業からの、何らかの働きかけにより掲載された記事
ニュースサイトにおいて
1)PR表記が無い(あるいは気づかないようにわかりにくい記載の)記事の場合で、かつ
2)広告主から媒体に金銭が支払われている場合はステマ
2ちゃんねるの書き込みはステマではなく、ファンの書き込みの可能性が高い、なぜなら広告費換算が難しいから
ニュースサイトの内容は話半分で良いレベルまでステマが氾濫している
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そんな目新しいことは書いてありません。
ページビュー、アクセス数等の言葉を聞いて何が書いてあるか予想がつく人は読む必要はないかと思います。
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ウェブの「中の人」である著者がネット上のニュースサイト、バナー広告、PV等のしくみを解説。タイトルの「一億総バカ」と内容がずれている。バカがタイトルにつくと売れ行きがアップするのだろうか。
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もともとウェブニュースには懐疑的だったけど、想像以上に酷い作られ方なのだということがわかりショック。
今思えば自分もいいように踊らされていたんだと。。。
ウェブニュースがますます信用ならなくなった。