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電子書籍
碓氷と彼女とロクサンの。
著者 著者:阿羅本景 , イラスト:バーニア600
「ここにあるロクサンを、私たち女子高生だけで運行して碓氷峠を走らせようって計画なんだ!」正式名称、碓氷観光開発コンソーシアム・女子学生鉄道プロジェクト。廃止された路線に、...
碓氷と彼女とロクサンの。
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碓氷と彼女とロクサンの。 (ファミ通文庫)
商品説明
「ここにあるロクサンを、私たち女子高生だけで運行して碓氷峠を走らせようって計画なんだ!」正式名称、碓氷観光開発コンソーシアム・女子学生鉄道プロジェクト。廃止された路線に、伝説の電気機関車を走らせるという壮大な計画に参加することになった僕、志賀 真。れっきとした男である僕がなぜこの活動に参加したかというと、鉄道に興味があるから――ではなく、地域貢献がしたかったから――でもなく、僕の前で楽しそうに鉄道の魅力を語る女の子、浅間夏綺がいたからだ。リーダーの明日香、広報の朱鷺音、機関士の夏綺、整備士のみすず。僕ら五人はこの伝説の地で、新たな歴史を作っていく――。
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紙の本
夢の実現
2016/02/16 11:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢を実現するのは、ひたむきの努力と少しの偶然だと思わせる作品でした。
詳しい御託は無しに、ただ目的に向かって突き進む姿は美しかったです。
電子書籍
夢
2015/12/12 23:42
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:楽しいで~ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実現するといい内容です。 碓氷峠に関しては色々な思いを持っている人が多いですからね・・・
続編希望!
紙の本
夢
2015/12/12 23:41
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:楽しいで~ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実現するといい内容です。 碓氷峠に関しては色々な思いを持っている人が多いですからね・・・
続編希望!
紙の本
昨日よりも遠い過去に向かって疾走する若人たち
2017/10/01 00:13
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:でんしゃずき - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は残念ながら,ここの通販ストアや店舗で購入した物では無い。注文時には紙書籍版は確保出来ず,仙台市内の店舗にも在庫は無く,かといって電子版で読む気にもならず,申し訳ないが他のネット通販で購入した。しかし,本書を初めて知ったのがここなのでレビューはここに書く。
帯を見る。へー,今夜は「伝説の夜」からちょうど20年なのか。あの日自分は「1年前に乗った」ということで,報じられる騒ぎから退いていた記憶がある。夜の民放某局ニュースで現場中継があり,キャスターが「明日から便利になるんだから」とこれまた醒めたことを言った記憶がある。その後少しして鉄道に興味が無い人も交え,話をした時に「その発言」が話題になった記憶がある。でも,「戦後日本の鉄道における伝説の夜」と言ったら「87・3・31」が最大では無いのか。あの夜はそれこそ民放各局特番組んでた筈だけど。
本書は学園物とは言い難いかもしれないが,「青春物」としては良く書けていると思う。それでも,否定的な感想でどうしても書いておきたいことがある。
主人公は横川駅の規模に疑問を抱いているが,彼のバイト先は「碓氷峠鉄道文化むら」である。そこで尋ねたり,「偶然」にその理由を知ったりしなかったのだろうか。
浅間がEF63復活の理由を語る。残念だが,自分には「それ」が集客効果があるとは思えない。そして「日常の交通機関としての視点が欠如している。」現実に「鉄道の復活を求める意見」があの付近にはあった,と思うのだけど。まあ,作り話だからそれは無視して良し,とする。で,読み進めると男性差別と感じてしまう意見すら出てくる。今はどうか知らないが,実際に女性運転士を使っていたJRFだって彼女らを「大々的に前面に出す」ということはしなかった筈だがねえ。
その浅間は子供の頃,旧軽井沢駅記念館でEF63を見て織姫と彦星をそれに重ね合わしたが,高校生になった今でも「それ」が変わらないのなら,「べんきょう」してないのでは,と思ってしまう。何故ならEF63に取って「引き離されてしまった相手」とは,通行を手伝う電車やら客車やらであって,「EF63では無い」と自分は思うので。
「しぇるぱ部」の温泉招待については「汚ねえやり方」だと思った。こいつら,自分達の「楽しみの為にそこまでやっている」ようで。
そこから進んで話の見せ場に来ると,奇妙さが更に増す様に感じられた。「信越本線を復活させる理由」が書いてある,のに無視。まあ,この女子高生どもなら,「それ」を認識したところでロクサンに固執するのだろうけれど。「自力登坂可能な電車」は技術上,問題無く実現出来る,のだそうだけれどね。新しい方が安全で,尚且つ経費も安くなると思うけれど。まあ,こいつら「社会に背を向けた重度のロクサンマニア」っぽいので仕方ないが。
P241に矛盾が表れている。「新しい歴史を刻む」のに,何故「過去の方法」を選択するのか!おかしいよ。「復活」が「新しい歴史を刻む」だなんて理解できないよ。
結局「伝説」とはその時代にいなかった者が思い描くことなのだろう。「釣り落とした魚は大きい」というのに似ている。こいつらは過去を美化してそっちに突っ走っている。若いのに・・・
何故アプト式じゃダメなんだろう。それに,自力登坂の電車ならロクサンよりもっと凄いのに。
話が中途半端な終わり方のように思えたが,所詮「自然の理に反する様な行為」なのだから,当然ではないだろうか。
評価だが「小説の構造」で☆を付けた。だから☆4つなのである。
あー,こうやってる内に「伝説の夜」が終わっちゃったね。