- 販売開始日: 2015/10/02
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-389057-1
ゴーマニズム宣言EXTRA パトリなきナショナリズム
著者 小林よしのり
『わしズム』連載の好評シリーズ電子化!小林よしのり苦悩す――日本のナショナリズムに火をつけ戦後の言論空間に地殻変動を巻き起こした『戦争論』から9年。日本に出現したのは「危...
ゴーマニズム宣言EXTRA パトリなきナショナリズム
商品説明
『わしズム』連載の好評シリーズ電子化!
小林よしのり苦悩す――日本のナショナリズムに火をつけ戦後の言論空間に地殻変動を巻き起こした『戦争論』から9年。日本に出現したのは「危険なナショナリズム」だった。ネット右翼、ネオリベ一派の「偏狭なナショナリスト」は小林よしのりが『戦争論』によって昂揚させた「愛国心」から生まれたのか? 日本に真のナショナリズムは育ちつつあるのか? 今回はパラオ現地取材による「日本統治論」、自らの故郷・福岡から「美しい国」を描く「パトリ(故郷)とナショナリズム」、挑戦的意欲作の「国家と結婚」、など新しいテーマが満載。さらに語り下ろしと漫画による“沖縄戦スペシャル”、ギャグ漫画「ザ・樹海」なども特別収録する。(2007年6月発表作品)
フィックス型EPUB140MB(校正データ時の数値)。
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同調圧力に対抗するにはまず個の尊厳
2007/09/09 23:27
10人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラクの人質3人のバッシングから、自称“愛国者”たちに失望したという小林さんの気持ちの変化に拍手。
――彼らの守るものは「国」ではない。「権力」になってしまっている。――
年次要望書にができたあたりから加速度的におかしくなったんじゃぁないかなぁ。みんな考えようともせずに、多数意見に“右へならえ”をして、そうでないものを叩く。人を叩くことでしか自分の存在価値が認められない、弱虫になっている。「同調圧力」に対抗するには、自分の意見を負けずに言っていかないと・・・
この本は、「沖縄論」ほどまとまってはいない。でも、いい言葉および反論したい大事な言葉があちこちに。
パラオの独立を米国に認めさせた前大統領。「大事なのは、その国に住む人たちが、自分たちの変化をコントロールしていかないと問題が起こる。これをどうやってコントロールするかというと、やっぱり法律。それは国民が決める」です。これって基本だよね。
次に、米太平洋艦隊司令長官、C・W・ニメッツ提督の碑。「諸国から訪れる旅人たちよ。この島を守るために日本軍人がいかに勇敢な愛国心をもって戦い、そして玉砕したかを伝えられよ」
小さい国だって、日本人だって、バカにしちゃあいけません。たった一匹の蟻だってかまれりゃ痛いんです。それをしっかり学ばなかった米国はベトナム戦争で負けました。アフガンとイラクからも、早く撤退すればいいのに・・・
――沖縄戦では、日本軍が住民を壕から追い出した事例があった。死に直面した日本兵が住民を犠牲にして生き残ろうとした例が多くあった。だから沖縄の反戦運動家は「軍隊は住民を守らない」と子どもたちに教える。
住民に対して銃を突きつけ、壕から出て行けと脅した兵隊は、「私の命か」「他者の命」かの極限状況で、「私の命」を優先させた。私の命を大切にした!――
ここのところは、小林さんの捉え方が間違っている。天皇から頂いた銃や馬よりも劣っていると常日頃言われていた兵隊たちが、「自分の命」を大切にするだろうか。負傷し,飢えていてもなお投降をせずに日本兵であり続け玉砕していった兵隊だよ。もし、一人の人間として自分の命を守りたいと考えたのなら、自分の身内の女性なり、子どもを連想して、とても追い出すことなんかできない人たちだったと思う。非情なことができてしまったのは「天皇の軍隊」というおごり、傲慢さからなんだ。だから、「軍隊は住民を守らない」という言葉は適切な表現だと私は思う。
ー―軍が、軍それ自体を守るのは「私心」であって、「公心」ではない。軍は民間人を守ってこそ「公心」なのだ。――
本当は、そうあるべきなんですけれどね。いまどきの官僚、政治家を見てもわかるじゃないですか。公私混同。自分を権威付けるためには「公」であると言い張り、結局自分に利することばっかりしていませんか?
――美意識の欠けた人々には公共性というバランス感覚も育たない。教育基本法に愛国心や愛郷心を明記しても、美意識は育たないのだ。安倍総理の言う「美しい国」からは猛烈な勢いで遠ざかっているのが日本の経済政策の帰結としての現状である。――
漫画に画一化された地方の街並みが描かれている。ほんとにつまらない風景。地域の経済復興、農林水産業への梃入れ、過疎・少子化対策、問題は山積みです。
――女に能力があるのに、その能力を発揮してはいけない、美しくなってはいけない、生き生きしてはいけないなんて、そんなバカなって思うよ。――
おっ、いいこというなぁ。
――「悲惨でも勝てばいい」と居直る国民に、戦争の悲惨さを教えることはできるのか!?――
中国はそれこそ欧米のみならず同じアジア人にも踏みつけにされ悲惨な戦争を味わった経験がありますから・・・ただ、核については、わかってない。汚染された地球に生き残ってそれがうれしいですか?教えないとね。核の悲惨さを。
それと、中国は脅しも含めテクニックが上手です。本気で覚悟をしているからなんだと思うけれど・・・日本は覚悟も、まともな考えもない。防衛問題、もうすでに属国なんだから、別な国の属国になることを何で恐れるんでしょうねぇ。人口集中、資源のない国、食糧自給率の低さ、どう戦っても負けます。無駄な防衛費(役に立たない米国のお古や不用品を買うのをやめましょう)を削って、まず日本の底力、生活を整える方を優先しましょう。最低必要な防衛の具体案を聞きたいです。どうやって守るつもりなんだろう。面子でなく国民を、ですよ。
――平和の反対は無秩序、戦争の反対は外交であれば、戦争で国内が無秩序にならないために何をすればよいのかといえば、相手の国と話し合い、外交するしかないじゃないですか。――
この本を読めばいい言葉がもっと見つかりますよ。でね、自分なりにいっぱい考えてね。日本の将来のこと。
保守派とは?平和とは?
2021/06/24 10:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:prcw - この投稿者のレビュー一覧を見る
この国の保守派は何を保守しようとしているのか?それを深く考えさせられた作品だった。同時に、反戦平和を掲げる左翼の欺瞞にも気付かされた。沖縄の学徒に対し、「軍国主義の犠牲者」などと言う左翼の思い上がりには本当に腹が立つ。
