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マリワナ・ピープル
ぼくの武器は童顔とそばかす――テイトはカナダの国境近いカフェでバリスタをしている17歳。背が低めで目立たないが、14歳で大学に入った天才だ。闘病中の母と妹を養うために必死...
マリワナ・ピープル
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マリワナ・ピープル (ハヤカワ・ミステリ文庫)
商品説明
ぼくの武器は童顔とそばかす――テイトはカナダの国境近いカフェでバリスタをしている17歳。背が低めで目立たないが、14歳で大学に入った天才だ。闘病中の母と妹を養うために必死な日々だったが、ある日、常連客のランドルから破格の報酬で仕事を頼まれる。あやしみつつ行って見ると――ランドルはマリワナの製造・流通業者だった!テイトの才知と童顔に目をつけたランドルは、勢力拡大の陰謀に彼を巻き込んでいって……
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紙の本
ブラックな青春小説
2015/10/24 23:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
目立つ表紙(背表紙まで真っ赤)だったので気になって買いました。
この本は様々な二面性があり、そこが魅力かなと思います。
まずは物語の世界観。主人公テイトの目線から麻薬密売ビジネスが描かれているシーンは犯罪小説として楽しめますが、問題だらけの家族に向き合うテイトが描かれるシーンは青春小説として楽しめます。
また、大麻と大金の魅力に憑りつかれる大人達と、大人達の世界に入り込む自分に酔いしれる主人公の対比も面白いです。海外文学特有の軽い語り口なので、クサいセリフでも全然楽しめます。
最後に、終盤の展開で唖然とし、テイトの最後の独白でミステリらしさが顔を覗かせます。
海外小説が苦手な方でも読みやすいと思います。ぜひ。