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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2015/10/16
  • 販売終了日:2018/12/13
  • 出版社: 講談社
  • ISBN:978-4-06-219665-9

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一般書

電子書籍

琥珀のまたたき

著者 小川洋子

魔犬の呪いで妹を失った三きょうだいは、ママと一緒にパパが残してくれた別荘に移り住む。そこで彼らはオパール、琥珀、瑪瑙という新しい名前を手に入れる。閉ざされた家の中、三人だ...

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琥珀のまたたき

税込 1,320 12pt
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琥珀のまたたき

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商品説明

魔犬の呪いで妹を失った三きょうだいは、ママと一緒にパパが残してくれた別荘に移り住む。そこで彼らはオパール、琥珀、瑪瑙という新しい名前を手に入れる。閉ざされた家の中、三人だけで独自に編み出した遊びに興じるなか、琥珀の左目にある異変が生じる。それはやがて、亡き妹と家族を不思議なかたちで結びつけ始めるのだが……。

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みんなのレビュー111件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

幸せだった共同生活は、他人の目には幸せに見えないのです。

2017/05/15 08:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

オパール。琥珀。瑪瑙。母と暮らす三人の子の名前です。
魔犬に四人目の子を奪われたと思い込むママ。
三人の子どもをかくまうべく古い別荘に移り住みました。
息が詰まりそうな出だしです。

そんな幼少時代の琥珀の経験を、同じ老人ホームに住む
私が聞き取り、物語にして語っていく展開です。

琥珀は、ゆったりとした静かな空間で過ごすのが好きです。
聞き取れるかどうか分からないくらいの小さな声。
長い時間、私とおしゃべりを楽しみます。

私には娘がいます。
時折ホームに顔を出すのですが、今日行くよと言ったきり、
何かのついでに寄るだけなので何時になるのか分かりません。
すっぽかしもあります。実の娘なのに。
それでも到着を待ちわびるのですが、私にとっては結局、
琥珀と過ごす時間の方が濃密になっていくのです。

自己主張をしない二人は、相手を受け入れることに重きを
置いています。琥珀が語ったのは、学校にも行かず、
古い別荘から一歩も出ない幼少時代の記憶でした。

ママが禁止したことを疑問も持たずに守り続ける琥珀。
老人になった今も変わりません。
きっと琥珀は、守られた時間の中で心が安定して
いるのでしょう。

姉のオパールは、共同生活が始まった時は分別のある
年頃でした。二人の弟のため、よき育て役となり、二羽の
ヒナが巣立つ準備ができるまでかくまってくれたのでした。
弟の瑪瑙は、物心ついたときはすでに共同生活だったので、
疑問はありませんでした。

琥珀の心の安定は、母と姉のどちらによるものかは分かりません。
ただ、じっと見ていた自分たちの世界が、琥珀の心に永遠に
刻まれたのです。

失礼ながら社会的弱者と呼びますが、ある意味で弱く、
どこか強いという人たちを描いたら、小川洋子さんは
ずば抜けていると思います。
この作品を読んだら、心に澱が沈殿していきました。

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紙の本

静謐な世界

2015/10/15 07:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「静謐(せいひつ)」という言葉の意味を調べると、「静かで穏やかなこと」という意味の他に「世の中が治まっていること」という意味がある。
 小川洋子のこの長編小説は、まさに2つの意味から「静謐」な作品であるといえる。

 状況は異常だ。
 物語は、長女を頭に、3歳下の長男、さらに3歳下の次男の三人姉弟が、自分の名前を捨てるところから始まる。三人は亡くなった父親がかつて出版した『こども理科図鑑』の任意のページから名前をもらった。長女はオパール、長男は琥珀、そして次男が瑪瑙。
 三人は3つになったばかりの小さな妹の死をきっかけに、外界と遮断された家に住むことになる。
 母親は断固として外界との接触を許さない。
 何故彼らはそういう状況に置かれたのか、そうして物語の間あいだに年老いた琥珀が登場することでその幽閉状況から脱出したことは推測されるが、どのようにして琥珀は外界に戻ったのか、ミステリーの要素はあるけれど、小川洋子の創作意図はそこにはないように思う。

 小川洋子はひたすら閉じられた世界を描いていく。
 琥珀と名づけられた少年が家にあった大量の図鑑の片隅に描いた、亡くなった小さな妹の絵が、この小さな家族に安らぎを与えていくのと同時に、成長する彼らがまったく外界と接することのない困難性を描いていく。
 小さな家族は大きな声で話すこともなく、それは静謐の一つの意味でもある世界観を表出している。
 そして、母をいれてわずか4人の家族の世界は外界と遮断されながらも、「世の中が治まっている」という、静謐の2つめの意味の世界観も表現している。

 彼らの世界は小さい。そのままであれば何事も起こらなかったかもしれない。
 しかし、ある日、外界から一人の青年が闖入してくることで、そこに綻びが生じる。
 成し得ることのなかった完璧な世界がそこから崩れていく。
 静謐は破られるのだ。
 小川洋子の作品世界が大好きな読者にとってはこの作品は実によく出来た世界観かもしれないが、何気なく手にした読者にとっては、揺れのない静謐そのものが怖くなる作品かもしれない。

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紙の本

宝石箱

2015/10/05 02:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

大好きな小川洋子さん新作!まってました。オパール、琥珀、瑪瑙、古い名前を奪われ、新しい名前で隔離され生きることとなった兄弟。母のいいつけを守りそれなりに幸せだったかもしれないけれど、完全なる隔離は難しく。。ジョーと出会ったオパール、いずれ出奔すると思ってた。でもきっと愛され幸福に生きているはず。琥珀色の左目をもつアンバー氏、かつての琥珀。周りがどんなに騒ごうと揺るぎない彼の凛とした佇まいが好きだ。彼の描く妹を見てみたい。彼の繊細な指先で生を与えられる家族は永遠だ。

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紙の本

小川洋子ワールドの極致

2016/12/20 17:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る

今まで数々の小川洋子ワールドを堪能してきたが、これはその極致とも言える作品だな。美しも悲しい独特の世界観は、好き嫌いがあるとは思うが、私は小川洋子の小説はもっと評価されてしかるべきだと思う。同時代に生きて、彼女の小説が読めることに感謝したい。

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紙の本

永遠に続かない楽園

2016/04/03 11:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ママはそれまで住んでいた家を引き払い、昔パパが仕事で使っていた古い別荘へ引っ越した。
「今日を限り、前の名前は忘れましょうね」
パパは図鑑の出版社の社長だったけれど、会社は倒産。
パパにはちゃんとした奥さんがいる。ママと3人の子ども達に残されたのは別荘だけ。

 子どもたちは、ママから言われた通りの図鑑から名前を選ぶ。
姉はオパール、弟は琥珀、その下の弟は瑪瑙。
子どもたちは、ママの言う通りにする。
決して外に出てはいけない。
外には魔犬がいて、襲ってくるから。
大きな声で話してはいけない。
勉強は全てパパの書斎にあるたくさんの図鑑から。
とにかく塀の外にでてはいけない。
洋服は全てママの手作り。

 本当は一番下に小さな妹がいたのだけれど、病気で死んでしまった。
ママはそこからもう何もなくしたくないと思ったのでしょうか。

 小川洋子さんの小説に出てくるパターンで、「狭い所にこもる」というのが
あります。または欲のない人たち。

 小川洋子さんの紡ぎだす世界は、狭くて厳格でそれでいて優しい。
いつまでもここにとどまっていたい、と思わせるものがあります。
母の狂気は子どもたちを軟禁するということになるけれど、反面、その世界は楽園でもありました。
子ども達は自分たちで遊びを考える。
外に働きに行くようになったママ。
それでも子ども達は、3人でひそひそと語り合い、勉強を教えあい、物語を作り、
歌を歌い、ダンスを踊る。
しかし、ママも子どもたちも「成長」にきがつかない。

ママの作り上げたい世界にもほころびが出てくる。
独特の世界観を持っていて、鉱石になぞらえた名前も美しいし、子ども達も美しいし賢い。
しかし、いつまでも外に出ない楽園はいつかは崩壊します。

 果物は成熟して腐る直前が一番熟していて美味しいといいます。
この本はまさに固かった果実が熟する過程を描いています。
自分の歌だけが歌える永遠の楽園は続かない。しかし、子ども達の記憶はいつまでも残る。
そして、琥珀に閉じ込められた太古の虫のようにいつまでも残り続ける。

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紙の本

美しくも歪んだ世界。

2015/11/08 17:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小川洋子独特の世界が、これでもかというほどの繊細さで織り上げられる。
末娘を病で亡くした〈ママ〉は三人の子どもを完全に世間から隔離して、家の中だけでの生活をする。それも、ファンタジックな設定を盛り込んだ夢見がちな空間に仕上げて。現実的に考えればどう見ても不自然で病的な世界だが、三人の子どもはそこで生き生きと暮らす。豊かなイマジネーションと、瑞々しい感覚が、彼らにしかない幸せな世界を形作る。
少年琥珀の目は、現実的にいえば徐々に視力が落ち、失明に至ったということだが、彼らだけの世界の中では喪った妹の姿を見出す特別な目。この辺の発想が、つくづく小川洋子という作家はすごい。ぞっとするほど美しいような、不気味なような、何とも言えない感覚が、読んでいるうちに全身を侵してくる。

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紙の本

心の反映

2015/10/21 00:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この人の作品が美しいのは、この人の心が映し出されているからだと思う。本作も例外ではなく、閉じ込められた家にクラス子供たちの心が、温かく描き出されている。難を言えば、幾分、独りよがりなことだが、純文学には、こうした展開も許されよう。

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紙の本

独特の世界観

2017/03/15 14:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はなこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

正直、最後は意味がわからなかった。不思議な物語。

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紙の本

静かに時は流れる

2022/11/14 20:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スピネル - この投稿者のレビュー一覧を見る

妹と失った3姉弟は、「魔犬」を恐れたママによって新しい名前を与えられ、外の世界と隔離されて塀の中でほとんど音を立てない生活をする。家から出られない子供たちは想像力を働かせて独自の遊びを作り出す。ママは子供たちに子供のままでいてほしいと思っているが、子供は確実に成長していく。小川氏の静かな文体が美しい。その後が語られないオパールには幸せに長生きしていて欲しい。

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2015/10/27 21:17

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2015/10/11 19:32

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2015/11/10 20:58

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2015/09/10 15:01

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2016/11/28 23:05

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2015/12/20 11:42

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