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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2015/11/25
  • 出版社: KADOKAWA
  • レーベル: 角川文庫
  • ISBN:978-4-04-295501-6

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一般書

電子書籍

天使と悪魔(上)

著者 著者:ダン・ブラウン , 訳者:越前 敏弥

ハーヴァード大の図像学者ラングドンはスイスの科学研究所長から電話を受け、ある紋章についての説明を求められる。それは16世紀に創設された科学者たちの秘密結社“イルミナティ”...

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天使と悪魔(上)

税込 638 5pt

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天使と悪魔 上 (角川文庫)

税込 704 6pt

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商品説明

ハーヴァード大の図像学者ラングドンはスイスの科学研究所長から電話を受け、ある紋章についての説明を求められる。それは16世紀に創設された科学者たちの秘密結社“イルミナティ”の伝説の紋章だった。紋章は男の死体の胸に焼き印として押されていたのだという。殺された男は、最近極秘のうちに反物質の大量生成に成功した科学者だった。反物質はすでに殺人者に盗まれ、密かにヴァチカンに持ち込まれていた──。

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みんなのレビュー360件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

17世紀の秘密結社「イルミナテイ」が蘇る。犯行の標的は、キリスト教の総本山ヴァチカンだ。時あたかもヴァチカンでは、次の教皇を決めるコンクラーベがはじまっていた。

2006/09/14 08:43

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つれづれなるままに - この投稿者のレビュー一覧を見る

 良質のスリラーやサスペンスを読むのは至福の一瞬である。贅沢な時間をすごせたという実感があり、作者の確かな腕前をシカと見届けたという充足感がある。その意味でこれはお勧め。ページをくりながら、読み終えるのが惜しい気分を味わった。
 さてこの作品は「ダン・ブラウンのラングドン・シリーズ」の第一作である。こう書けばもうお分かりだろう。シリーズの第二作はいま話題の『ダ・ヴィンチ・コード』であり、その前作がこの作品である。
 物語の主人公はハーバード大学で宗教図像解釈学を講じているロバート・ラングドン教授である。熟睡していた彼のもとに午前5時、一面識もない人物から突然電話が入った。世界最大の科学研究機関、スイスのセルン(欧州原子核研究機構)の所長から、「研究所の優れた科学者が殺害され、その遺体に”イルミナテイ”という文字が刻印されていた。イルミナテイとはいったい何か。この分野の専門家である先生の意見を聞きながら、犯人追求にとりくみたい。ついては是非スイスに来てほしい」との依頼だった。
 はじめは断るつもりだったラングドンだが、「なぜいまごろイルミナテイなのか」、それを考えるうちに奇妙な不安と興奮にとらえられ、ついにスイスへ出発することになる。物語はこうしてスタートする。
 ラングドンが「なぜ、いまごろ」と思ったのも無理はない。ヨーロッパでは16世紀から17世紀にかけて、宗教と科学が鋭く対立した時代があった。その犠牲になった科学者のひとりが、地動説を是認して異端者の烙印をおされ、迫害をうけたガリレオ・ガリレイである。イルミナテイはこの憎いカトリック教会への復讐を誓って、17世紀に結成された秘密結社だ。
 しかし以来300年。イルミナテイはいまでも本当に存在するのか。犯行は本当に彼らの手によるものなのか。物語はこうした疑問をはらみながらハイテンポで進行する。
 このスピード感が心地よい。やがて事件の舞台はローマのヴァチカンに移っていく。
 このころヴァチカンは2つの重大な問題をかかえていた。1つはセルンの科学者を殺した犯人が盗み出した物質が爆発する時間が間近に迫っていた。また時を同じくして、ヴァチカンではローマ教皇が逝去し、新しい教皇を選ぶためのコンクラーベが行われていた。ところが最も有力な教皇候補の枢機卿4人がそろって行方不明になり、会場に姿を現さない。やがてイルミナテイを名乗る男から、「これも自分たちの犯行だ。拉致した4人の枢機卿を、1時間ごとに1人ずつ殺していく」と告げてきた。
 同時進行で進むこの2つの事件の解明に、ラングドンは、殺された科学者の若い娘、魅力的なヴィットリアとペアをくんで、必死になってとりくんだ。手がかりは犯人がもらした僅かな言葉から得たヒントしかない。しかし時間は容赦なく刻々とすぎ、犯人まであと一歩に迫る都度、殺人は実行される。こちらの動きがどうやら犯人に的確に伝わっているらしい。だが、誰から?
 すべては時間との勝負の形で進行し、最後に想像を絶するドンデン返しが待っている。この構成は見事である。
 日本人にとって宗教はいわば非日常の世界であり、この問題で深刻に悩むことはあまりない。ところがこの作品では、神の存在がさまざまな形で語られて、それがとてもいいスパイスになっている。
 また日本人になじみの薄い法王庁の内部を垣間見ることができるのも嬉しいところだ。つまりこれは、サスペンス、神の問題、さらにはヴァチカンの観光案内と、1冊で何冊分もの楽しみを味わせてくれる、本であり、その意味でもお勧めだ。

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紙の本

世界観

2016/12/17 09:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねこる - この投稿者のレビュー一覧を見る

ダビンチコードのみ読んでいたが、シリーズで通して読みたくなり購読。
どちらかと言えばこちらの方が好きです。しかしながら中盤くらいまでは、なかなかストーリーの動きが少なく、そこまでは少し我慢かなといったところ。
その分後半は、最後まで一気に次々と読んで止まらなくなります。すごく楽しめました。
テーマの世界観が好きです。映画だけでは詳細等が分からないと思うので必読です。

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紙の本

絶対に楽しめる最高のエンタテイメント作品です!

2016/02/21 08:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、ベストセラー作品『ダ・ヴィンチ・コード』の著者ダン・ブラウンの「ラングドン」シリーズの1冊です。実は、『ダ・ヴィンチ・コード』が本シリーズの第2作目で、本作は第1作目なのです。その意味で、『ダ・ヴィンチ・コード』を読まれた方は、ぜひ、この作品も読めれることをお勧めします。内容は、図表学者ラングドン教授が、スイスのある組織から不可解な紋章についての解読を求められます。この紋章の手がかりを探っていくうちに、ガリレオが組織した科学者たちの秘密結社であることが明らかになってきます。この後は、ぜひ、本書をお読みください。

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紙の本

ラングドン教授最初の事件。

2015/09/11 22:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

次期ローマ教皇を選ぶコンクラーベの前夜、古の秘密結社・イルミナティが復活。想像を絶する威力を持つ反物質の爆弾をヴァティカンに仕掛けたと通告してきた!象徴学者・ラングドン教授の最も長い夜が始まろうとしていた・・・
現実に存在する芸術作品とフィクションであるイルミナティをうまく組み合わせながら、科学と宗教の対立という根源的なテーマを扱った完成度の高い小説である。上巻はどちらかというと反物質やイルミナティの説明が多く、まだ事件の序盤という感じだが、それでも読者を飽きさせないものがあった。ちなみに映画版は「科学と宗教の対立」の面をはしょっているので、原作の方が読み応えがありおすすめである。

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紙の本

新教皇選出の日、世界が目にするのは地獄か?奇跡か?

2006/08/11 22:37

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kou - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ダ・ヴィンチ・コード』のラングドン・シリーズ第一作目です(『ダ・ヴィンチ・コード』はシリーズ二作目)。
途中で職場に忘れてきたりもして、なかなか進まなかったのですが、ようやく読み終えました。

ストーリー展開の大筋は、今回も『ダ・ヴィンチ・コード』と同じです。宗教図象解釈を専門にしているハーバード大学教授のラングドンが、とんでもない事件に巻き込まれて、その専門性を活かして事件解決に尽力するというもの。
今回の事件は、15日前の教皇逝去を受け、新教皇を選出するために全枢機卿がバチカンに集まるその日に起こります。
反バチカンの秘密結社、とうに消滅したとされている組織イルミナティが復活し、バチカンにその手を伸ばすのです。17世紀にガリレオ・ガリレイが創設し、当初は科学と宗教との共存をめざしたというその秘密結社も、相次ぐキリスト教からの迫害を経て、後にはキリスト教への復讐をめざす組織へと転身しています。
そのイルミナティが、新教皇の有力候補者たち4人を拉致し、1時間にひとりずつ殺していくというのです。そして最後、夜の12時には、スイスの科学研究所から盗み出し、バチカンの奥に設置した反物質(核の何倍もの威力を発揮する)が、バチカンそのものを、この世から消滅させるという。
ラングドンは、有力候補者たちが殺されるであろう場所−イルミナティの科学の祭壇を探すために、バチカンに遺されているガリレオの文書を解読しようとしますが…

このシリーズの面白さは、主人公のラングドンがいつも不承不承、いやおうなしに事件に巻き込まれているところ、それでも学者根性から、魅力的な滅多に見ることがかなわない資料や痕跡にさらされると、ついつい興奮してしまうところや、そしてそこに述べられる薀蓄が面白さのひとつです。
そして読者をあきさせないジェットコースター的な展開と、そのありえなさ(笑)。
今回の場合、始めはイルミナティという秘密結社に関する薀蓄から始まり、拉致された教皇有力候補者たちを救えるのかというスリルが中盤まで続くのですが、後半からは今回の事件の首謀者は誰なのか? その動機は? と、謎の焦点が話の進行とともに、どんどん展開していくので、なかなか目が離せません。
それにラングドンが見舞われる災難(?)とその脱出方法もすごい。燃え盛る教会の中でひっくり返った棺の内側で難を免れたり、数千フィートの上空から日よけシートをパラシュート代わりに飛び降りたり・・・「24−TWENTY FOUR」のジャック・バウアー顔負けです。でもそのありえなさがまた面白いから許す。

個人的には『ダ・ヴィンチ・コード』よりも、こちらの方が若干面白かった気がします。

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紙の本

素晴らしいスピード感

2018/06/11 14:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

矢継ぎ早の事件、歴史のミステリーを豪華に散りばめつつ、スピード感いっぱいの展開は職人技の領域。下巻が楽しみ。

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紙の本

ラングドン教授 第2弾

2019/12/30 22:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作のダヴィンチコードではまり
今回の作品に手を出しました

が、前回とは打って変わり
個人的に
知らないモノの山!って感じで…
ちょっと難しかった

新しい元素物質を追う!ってのは
理解できたけど…うん…
これから
どうミステリーに変化していくのか
楽しみにしたい

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2005/04/08 23:08

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2006/06/17 00:06

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2006/06/19 18:57

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2006/06/19 20:34

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2006/06/26 10:11

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2006/06/30 17:51

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2006/07/13 13:07

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2006/07/14 01:59

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