紙の本
家族を介護されている方に勧めたい
2015/11/11 21:52
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投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫や妻に限らず、認知症の家族を介護されている方がこの本を読まれたら、とても楽になられると思います。介護者が最初に闘わなければならない相手は、「自分がどんなに犠牲になって世話をしても、誰にも感謝されない虚しさ」と考えます。やり場のない怒り、虚しさから、腹をくくり、誰かに打ち明けることで気持ちが楽になり、最後は自分を頼り切る相手がとても愛おしくなるという感情の変化を教えてくれます。10年前に亡くなった母を介護した泣き笑いの4年間を思い出させてくれました。何度も母に暴言を吐き、本気で死のうと思ったけど、あの4年間は眩しいほどに煌めいた幸せな日々でした。砂川さんも、幸せなあの日々を思い出させてくださり、ありがとうございます。のぶ代さんの写真も最高!
紙の本
参考になります!
2016/02/20 18:59
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投稿者:ちいこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
親御さんが認知症になられ、どのように日々つきあえばいいのかが、わからないと悩まれていた方に、是非!とお勧めしました。頭では認知症と理解していても、どうして?どうして?ということが多々ありストレスになっていたそうです。見えない脳の萎縮の病気だから、今まで通り接して失敗してしまうようです。しかしながら、この本を読むことで救われたと仰っていただけました。是非是非!お勧めします!
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ドラえもんといえば、大山のぶ代さんですが、そんな大山のぶ代さんが認知症になり、夫の砂川さんが介護に奮闘した話や、大山のぶ代さんへの思いがまとめられています。
色々と辛い気持ちになり、老老介護の現実がかかれた一冊です。
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この本を読んで、3つのことを知りました。
ボケないためのゲームはききめが無いこと、認知症を隠していると著しく交際を制限することになり、結局患者のためにならないこと、役者のマネージャーは(人と場合によるのでしょうが)が介護までするのかということ。
想像した通りですが、一番大変なのは、パートナーのボケを認める(受け入れる)ことですね。ボケて行くというのはだんだん別人になって行くこと。愛した人がだんだん消えて行く感じは、読んでいてもつらいから、著者の苦しみはいかばかりかと思います。
妻としての人格を失った夫人を娘として受け入れる。それは知恵であり愛情であり機制だと思います。
著者と夫人が穏やかに幸せに過ごせるよう祈ります。
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砂川さんの奥さんへの想いが感じられました。
本当に、大山さんのことを愛しているんだな。
私も、そのように永遠に大切な人のために生きていきたいです。
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先日観た「アリスのままで」のアリスの生活がここにあった。
私は子どもが生めなかったが、2度の妊娠と子供を失った辛さは想像以上だろうと思う。そして老老介護の現実。これも他人事ではない。
子どもを授からなかったけど、子育てを経験したい夢が頭の片隅にあって、いずれ叶う気がしているのだが、介護という形での経験が一番現実的だ。親かもしくは夫か・・・。
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大山さんといったらドラえもん。
ドラえもんといったら大山さん。
それ以外は何も知らなかった。
今の日本、認知症になる人が多い。
大山さんもその1人に。
砂川さんの愛情溢れる介護に、感動します。
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胸が締め付けられる本でした。冒頭の手紙ですでに涙がボロボロです。いつかは迎える現実として覚悟の受皿が少しできた本でした。大山さんは二人の子供を早くに亡くしており、もし子供が無事に育っていれば家庭に入っていたらしい。すなわちあのドラえもんは誕生しなかったことになります。その息子同然であるドラえもんの記憶すらも喪失していると知り、大山のぶ代のドラえもん世代としては人が壊れていく様が非常に心が締め付けられました。認知症や介護というのはまだまだ知らない現実がありますが砂川さんの勇気ある一歩は立派だと思います。
ただ、砂川さんは出版される以上叩かれることも想定してるはずなので叩かせてもらう。この本では終始あんなに頭が良かった妻が何故認知症になったか分からないと言っているが、大山さんは糖尿病を放置した上にヘビースモーカーである。昔から認知症にならないために脳のトレーニングを実施したとあるがそれ以前に改善すべき点があるだろ。そうすれば今の現実は存在しなかったかもしれない。
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公開することを迷ったのは、ドラえもんのイメージに配慮して、ということもあったそうで、日本全国であのドラえもんオリジナルの声として認知されている大山のぶ代さんのイメージを本人の承諾なく崩すかもしれぬ行為は、夫である砂川啓介さんでもはばかられたのかもしれません。心中するのは、周囲に迷惑をかけたくないという真面目な人が多いと聞きますし。ホント身近なこととして、心の準備だけでもしたいね。はじめの独白、最後の対談に全俺が泣いた。本書出版のあとに肝付さんも逝ってしまったのだ。・゚・(ノД`)・゚・。
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涙の介護日記だと思います
美しいし切ない
つらいです
でも私は引いてしまいました
なぜかなあ
独りよがりだから?
≪ 認知症 ないのでしょうか 止めるすべ ≫
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ドラえもんの声優大山のぶ代さんが認知症になったというニュースは覚えていたが、どんな人でどういう人生を歩んできたか全く知らなかった。砂川さんが大山のぶ代さんと結婚する頃から現在に到るまでの人生と、認知症になった妻のことを公表できずに一人抱え込んでいる様子や、あるきっかけでそのことを公表してからの人生と、苦悩や価値観の変化がリアルに伝わってきた。
夫と妻の形はいろいろあるけれど、あらためて夫婦のあり方について考えさせられるきっかけになった。大山さん・砂川さん夫婦のように一緒に過ごせる幸せを噛み締め、できる限り共に時間を過ごしたいと思った。
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残念ながら数年前亡くなってしまった砂川啓介氏の本。
妻、大山のぶ代への愛が溢れすぎなくらいに愛してたんだろうなぁと。
元気な時も介護が必要になったときも
色んな嫌なこともいいこともあって、発表するのにすごく時間がかかったことや
老老介護の現実を思い知らされた感。
自分の親や自分がいざそうなったとき
身近で介護が必要になったときにさて自分はここまで強く生きれるのかと
かなり考えさせられた。
認知症にならずにずっと元気で長生きって本当に難しい
ドラえもんは未だに大山のぶ代さんの声の方が好き
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26年間アニメドラえもんの声を担当していた大山のぶ代さん。2012年秋に認知症と診断されてから、徐々に自身がドラえもんを演じていたことも忘れていってしまいます。老老介護に夫の砂川さんも、限界を感じていましたが…。
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筆者78歳、妻82歳の時の本。
その後、著者は80歳で死亡。
妻の認知症をラジオ番組で告白して、
少し気が楽になった。
介護保険などは使わない一軒家で在宅介護。
マネジャーらが入浴させてくれたりもする。
介護共倒れになりそうな時も。
結構赤裸々。
料理やゲーム、ボケ防止に気を配っていたが、
なってしまう。
そういうもの、とは分かりつつせつない。
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最愛の人が認知症だというのは本当に辛いのだなと思いました。
最後までドラえもんに囲まれたお家で2人で過ごせることを祈りながら読み進めていました。