名作復刊の続巻!
2015/11/06 10:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンスの角に薬指 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は元々はソノラマ文庫より出版されていました。
第1巻が1992年7月に、第2巻が1993年4月に出版されました。
それから10年以上経った2005年に、ソノラマノベルスより完全版として1冊に纏められ加筆訂正されたものが出版されています。
その作品が再び創元SF文庫より甦ります。
20年以上前の作品と侮る事なかれ。
その面白さは今でも通用します。
最高のスペース・オペラ作品です。
女子高生とチョイ悪オヤジの宇宙海賊とその仲間達の活躍が最高に楽しい作品です。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラストは好みだったが、結局秘宝とはなんだったんだ?もっとはっきりとしたSFチックなオチを期待していたのだが。戦闘シーンは面白かっただけに、少し残念。
星のダンスを見においで
2016/01/30 10:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yasu - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球の普通の女子高生が主人公の地球編の続編。主人公が地球人ということで近未来の話と思ったら、はるか彼方の宇宙に展開されるので、スペースオペラすきにおすすめ。展開が早く、読みやすいが、途中、飛びすぎるのでもう少し途中経過を詳しくかいてほしいかった。続編が出ないかな?
来る来る来る~!
2016/01/11 18:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙海賊の続き。後半は宇宙ステーションの描写なんか出てきて、少しは物語に奥行きが出てきてます。
それにしても、敵役の提督が女性なのには笑ってしまう。
終わり方は何だかご都合主義で力業だけれど、それもこれも笹本ワールドのなせる技。スカッとストレス解消と行きましょう。
重ねて言いますが、余裕のある時、笑い飛ばすのが。この作品の正しい読み方です。
投稿元:
レビューを見る
ラストの艦隊戦にもう一盛りほしかった気もしますが、その戦端が開かれるまでの課程がこの作品の醍醐味なんですよね。
面白かった。
投稿元:
レビューを見る
スペースオペラの源流を見ることができる.残念ながら,スペースオペラに思い入れがないので,世界に入れないのだが,それ以上に,作者本人が世界を楽しみ読者は二の次という筆致に(少なくとも僕は)感じられる.楽しむ側面は人それぞれ,それを否定するつもりはない.
投稿元:
レビューを見る
【9&10/10000】
星のダンスを見においで 1 地球戦闘編
星のダンスを見においで 2 宇宙海賊編
笹本祐一
創元SF文庫
ラノベ スペース・オペラ物で本年の初投稿 (^^)
主人公は高2の女子高校生
宇宙海賊に星間連合艦隊
どのような望みも叶える謎の秘宝
スペオペの定番設定 (^^)
ひょんなことから海賊や連合艦隊との騒動に巻き込まれると言うか自分から飛び込んだ主人公 唯佳
飄々としながら芯のある女の子 じゃなきゃ現実主義の海賊達にあんなに好かれる理由ない気がします
お宝が何だったかは… (^^)
投稿元:
レビューを見る
ソノラマ文庫版からの再読。
下巻の描写がより細かくなっていて楽しい。
笹本祐一がラノベ作家の走りと聞く違和感がある。
いや、いいのか。萌えを走りとする小説ではないという意味でのライトノベルなら問題ない。
笹本祐一の小説に出てくる人物たちは、物語の中の役割をきっちりと果たす。無駄にきゃーきゃーいうだけのお邪魔虫や、悪意しかない薄っぺらい悪人など出てこない。リアクションは薄いけれど、きちんと生きている人物が出てくる。
唯佳なんてヒロインの女子高生なのに萌えの欠片もない。むしろジャックやアレックスのほうが萌えキャラである。
モーパイをきちんと読んだことないんだけど、解説を読むと気になる。萌え萌えすぎるんだよね。ビジュアルが。
投稿元:
レビューを見る
好きなシーンの目白押しな後半
宇宙に出てからのお話
パフ
パスポートを持っての宇宙ステーション
連合艦隊からの袋叩き
墓場からの脱出劇と邂逅
唯佳のお願い
エピローグ
どれも楽しい
唯佳のふてぶてしさもいい感じ
いくつか昔は無かったよな?
と言うシーンがあるが、ない方が個人的には好きかな?
お願いシーンはこんなあっさりだったけか?
とも思ったが。
その後もあった記憶はないが、ない方が良さげ
まぁ記憶は曖昧だけれども
解説は佐藤竜雄監督だが、この人にアニメ化して欲しい
モーパイも良かったし
でも再販ものはアニメになり難いよね…
投稿元:
レビューを見る
2巻目は宝探しと連合軍との宇宙戦闘。
そして見事なオチ。解り易さを重点に置いたシンプルで楽しく読めるSF。
今ならライトノベルのSFに分類されると思うけど立派にスペースオペラだと思う。
普段SFを読まない人に薦めたい。
投稿元:
レビューを見る
小説が古くなっていないと解説にあったが、この小説は古い。1992年出版だ。ネットワーク関連のテクノロジーが当時の技術基準から可能な想像の範囲内で収まっている。対して宇宙を光速を越えて移動できる未来技術がある。この2つの技術の格差に古臭さを覚える。要するに昔のエンタメSF小説である。
次に作者がアニメで育ったとあとがきに書いている。
この小説の元ネタもアニメだと語っている通り、アニメのノベライズみたいなキャラクターと描写のやり方だ。口調も古いアニメキャラみたいだし外見描写もコテコテ。小説を読んでイメージするものが各人それぞれあると思うが、現実的な想像をしてこの小説を読むとだいぶ合ってない。作者がアニメ的な絵を元に書いてるんだから合うわけない。
そしてこの小説は全然冒険してない。アクションシーン・戦闘とその理論・技術の話ばっかりだ。生活描写がないのでキャラクターの魅力も感じられず。
最後に、ラストシーンは投げっぱなし。エピローグは時間をぶっとばしまくり。ひどい。
この小説は少年向けエンタメ小説なので、作者と同じようなアニメを見て育ったか、90年代の少年の頃読んだら面白いとは思う。そのくらいはおもしろさはある。
だけど発表から30年たって読めるほどこの小説に面白さはなかった。
投稿元:
レビューを見る
それにさ、あの場はああ言ったほうがかっこいいとおもわない?(p.256)[内容]順応しつつある唯佳/物理法則すら書き換えることができるノウハウが「笑う大海賊」のお宝らしく、皆が欲しがっている/海賊たちは手を結ぶことにし、その頭にジャックを据えたいというがなんせ海賊なので誰かが裏切りそうだ/また、既にスクラップ寸前になっているヴァイパー(コンピュータは上物)をどうするのか/ようやく「海底軍艦」的機能が役立つ[感想]ハードな「ひと夏の経験」ですなあ…
■簡単な単語集
【アルピナ】海賊。アレックスの部下。スキンヘッドの大男。身体をあれこれ改造しており自称「ワンマン・クルーザー/一人巡洋艦」。
【アレックス・へイザー】海賊船グレイハインド艦長。赤毛。海賊艦隊を組織した。《世の中に宇宙海賊ほどステキな商売はないってことさ。》第二巻p.256
【ヴァイパー】ジャックの艦。機動力と情報戦用のコンピュータが重視された元巡洋艦の海賊船。最大の特徴は先端に単粒子回転衝角、要するに不壊のドリルがついているのでルックスは「海底軍艦」。
【ヴィン・シュピーゲル】銀河中央星系連合の軍人。新造の超弩級戦艦「ゼラ」の艦長。海賊退治専門の第五外遊艦隊所属。「皆殺しのヴィン」と呼ばれ最大火力を出し惜しみなく使うタイプ。唯佳いわく「スケベ仙人みたいなじーさん」。
【海賊艦隊】ジャック。アレックス・へイザー。ドワイト・ハンバー。ドック・ベイツ。ドン・ドーファン。ブラック・ウッド。ジョン・ドリトル。ビリー・スティーブンソン。マリア・フォルゴーレ。ケニー・ライアン。レイ・ミランド。デカ・ジョエン。ケン・サンカー。計十二名の船長で十六隻。
【海賊航路】海賊が横行する航路と思われる。『ワンピース』の「グランドライン」みたいなもんか。その果の「流れ星の巣」に笑う大海賊が秘宝を隠したとジャックは言った。
【ケニー・ライアン】ダブルワスプ頭目。海賊艦隊に参加。
【ケン・サンカー】ラッキー・オバノンのボス。海賊艦隊に参加。
【ジャック】ジャンピング・ジャック・フラッシュ。元大海賊。
【ジャンクス】「からくた」の意。横須賀の骨董品屋。店主はジャック。
【ジョン・ドリトル】ライト・サイクロン号船長。海賊艦隊に参加。
【中央連合】銀河中央星系連合。銀河最強を自認する連合艦隊を擁する。海賊を排除したい。
【デカ・ジョエン】テスタロッサ船長。海賊艦隊に参加。
【冬月唯佳/とつき・ゆか】→唯佳
【ドック・ベイツ】海賊船ゲラン船長。海賊艦隊に参加。
【ドワイト・ハンバー】海賊戦艦エレクトロ頭目。海賊艦隊に参加。
【ドン・ドーファン】高速輸送船ベロニカ艦長。海賊艦隊に参加。
【能力】《能力とか経験ってのはどこにでも持っていけて、無くす心配もない財産だぞ》第二巻p.218
【パフ】唯佳がコントロールするときのヴァイパーの名前。
【ハンターキラー/猟犬艦隊】海賊の天敵。中央連合所属。
【秘宝】笑う大海賊が残した。
【ビリー・スティーブンソン】ケストレルの船長。海賊艦隊に参加。
【ブラック・ウッド】ウィスパーノイザーのキャプテン。海賊艦隊に参加。
【ブラッディ・マリー】ヴァイパーに搭載されている戦闘連絡艇。
【マリア・フォルゴーレ】マリーン船長。ジャック旧知のマリーベルの娘。海賊艦隊に参加。二つ名は「大宇宙の魔女」。
【三崎純子】唯佳の友人。
【唯佳/ゆか】冬月唯佳(とつき・ゆか)。高校二年生。女子。ジャックの戦闘に巻き込まれた。というより好んでついてきたようでもある。アルピナ《あの娘と一緒にいると、時々、自分が海賊だということを忘れる》第二巻p.182。《宇宙(ここ)で損得勘定じゃなくて格好を選ぶようになったら、堅気には戻れねえぜ》第二巻p.256
【ライザ】アレックスの部下。
【レイ・ミランド】クリッパーのユモ船長。海賊艦隊に参加。
【笑う大海賊】有名な海賊だったようだ? ジャックはその副長だったらしい? 三つの新しい航路と、十二の可住惑星を発見し、秘宝を残したらしい? 《俺たちは、宇宙海賊だ。この宇宙すべてが、俺たちの星さ》というような言葉を残したらしい。
【笑う大海賊の秘宝】モノとしてのお宝ではなく、なんでも物理法則を書き換えることすらできるノウハウで、手に入れたらなんでもできるらしい。