東工大講義録の3冊目
2016/02/24 13:38
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投稿者:卯月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今流れているニュースの背景を知る為の知識が載っている。
現状を理解するには、まずどうしてそうなったかの経緯を知る事が大切だと感じた。
社会主義国や民主主義国の成り立ち、日本の自衛隊がどうして出来たかが載っていて、今まで漠然と触れて来たニュースが、この本を読む事によって理解が深まったと感じた。
中立的な視線で解説されているので、日本を知る為にも、世界を知る為にも役立つ。
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必要なのは,中庸と多角的な視点.これは訓練で身につくと思われる.史学が暗記だという刷り込みを与えている原因は,センタ試験に代表される小中高の試験のせいに他ならない.もっと頭を使った論述問題にすれば,こんなことにはならない.
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簡単な言葉で、絡み合った出来事を説明するというのは難易度高い。池上さんはこれをさらりとやってのけるのでついつい読んでしまう。
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学生時代にこういった授業を受けたかった。それも全て鵜呑みするなと言わたら、授業に身が入っただろうな。
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世界史をざっくり復習した後は現代史について。
一番大切だと思うのに、学校では教えてもらえない内容です。読んでいてまず抱いた印象は、現代史ってホント戦争の繰り返しなんだなあって。しかもその背景には必ず東西冷戦が関わっているんですね。現代史の知識がなさすぎる私にとって新しい発見ばかりでした。
私のような現代史に明るくない方はもちろんのこと、ある程度詳しい方でも知識の整理にちょうどいいのでは、と感じました。
通史仕立てで無味乾燥な文章の本を読むよりよほど分かりやすくて幸せだと思います。さすが池上さんです。思想の変な偏りもなく、偏見や思い込みを捨てて歴史を直視しましょう、というメッセージが伝わってきます。最近は文庫版も発売されてるようですね。もし書店で見かけることがありましたら是非手に取ってみてください。
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池上彰氏の本は、読みやすく、分かりやすいもので本当にタメになる。ただ、この本に書かれている内容は、基本的に彼の既刊本において書かれている内容と同じなので、やはり違う本である限り、少なくとももう一捻り入れて欲しかったなあ〜。
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集英社文庫『そうだったのか!現代史』(07年刊行)の、情報をアップデートした上での簡略版(内容がほぼ完全に重複している)。
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現代史のトピックスをまとめた本。
池上さんの本は分かりやすいので、理解した気分になりやすい。自分できちんと理解した内容を説明できるのかを、自問しつつ読み進めるようにしている。
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池上先生の東工大での講義、三部作の内の第三作目。
今回は、第二次世界大戦後の現代史がテーマです。
二部で扱った日本の戦後に続き、今回は大戦後、世界で何が起こっていたのか?について、
大きなイベント(出来事)を中心に講義は進んでいきます。
多くの人にとって、現代史は、学校の授業で時間切れになって、
勉強が広く浅くしか進んでいない分野です。
または、内容が新しすぎて(まだ歴史になっておらず)新聞などのメディアを通じてしか、
知らない分野でもあります。
そんな多くの人にとってちょっとあやふやな分野を
池上先生が分かりやすい口調で教えてくださいます。
世界中の人とコミュニケーションを取るためにも、
これくらいのことは最低限知っておきましょうという内容がコンパクトにまとまっています。
情報はだんだん古くなりつつありますが、それでもこの本は(現代史に苦手意識のある人にとっては)一回は読んでおくべき本だと思います。
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100円だったので購入。現代史のおさらいとして読了。
サラっと流し読み。世界を取り巻く因果は歴史として残される。
指導者たちは何を学び、活かし、実行してゆくのか。
お金、権力、名誉、あらゆるものが交錯していく。
この頃に、2020年現在のことがどこまで想像できたのだろう。
つくづく思うのは、イギリスやフランスはどこまでも野蛮だったし、理不尽極まりない悪行を無かったことのように振る舞う。いつもムカムカする。
アメリカはその力に影りが見え始めている。ロシアだって混沌としてきた。
日本においては、何を信じていいかわからん。
いよいよどこに向かうのか。21世紀は人類はどんな道を歩むのかな。
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2020.49
池上彰シリーズ!わかりやすいなぁ。
・他国に軍事介入していくと、巡り巡って自国に不利益を被る。
・ベトナム戦争とポルポトの誕生。
・共産主義と社会主義の戦い。
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現代史をさらっと復習。
もっと学校の授業でやってほしいところでは
あるけれど「定説」にはなっていないので
教科書には載っていないのがネックです。
個人的にはベトナム、カンボジアの
現代史にはとんと疎かったので
少しかじることができてよかったです。
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知らないことの多すぎる自分が悲しくなったが、内容は非常に分かりやすく良い本だと感じた。
東工大講義シリーズ三部作とのことなので他の2冊も読みたい。
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義務教育ですら怪しい私にも理解できました。
権力者、独裁者による虐殺。いつだって国同士の争いに巻き込まれるのは国民。
国をやり直すと思ったなら、人の教育からやり直さないといけないのかと愕然としました。あまりにも長い。
ベルリンがあんな所にあるとは知りませんでした。
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沢山本を読んでいるつもりだけど、歴史的出来事を関連付けて理解するには、何だか知識が断片的な部分があり、池上彰のこの本はその点を補完してくれる良書だった。特に、冷戦構造を軸に、朝鮮戦争やベトナム戦争、キューバ危機、中国が反日に傾いたきっかけなど。
読めば読むほど、英国も米国も好き勝手やっている事を改めて学ぶ。最近になって新自由主義とか自国中心主義とか言うムードがあるが、歴史は一貫して、自国の国益を中心としたものであったし、これからもそうだという事だ。この本を読んで、改めて、ソ連の解体が起きた事の凄さを感じた。