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ローランドベルガーグローバルCEO シャレドア・ブエ氏と、同日本法人会長 遠藤功氏、初の共著作。予測不能なグローバル経済を生き抜くための秘策を解説する。その秘策とはずばり...
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LFP 企業が「並外れた敏捷性」を手に入れる10の原則
商品説明
ローランドベルガーグローバルCEO シャレドア・ブエ氏と、同日本法人会長 遠藤功氏、初の共著作。予測不能なグローバル経済を生き抜くための秘策を解説する。その秘策とはずばり、“速さ”だ。LFPが意味する「ライト・フットプリント」とは、「足跡が残らないほどの速さ」を意味するアメリカの軍事用語である。このLFPこそが、めまぐるしく変わり続ける経営環境に適合するためのキーワードであり、「足跡が残らないほど敏捷で、変化に柔軟な経営」を身につけた企業だけが、今後の乱気流時代を生き延びることができる。大企業病に陥ったままでは、待つのは死のみ――。シュナイダーエレクトリック、ZARA、BMW、東レ、セブン&アイ、トヨタという欧州と日本を代表する企業の実践事例の他に、グーグルやウーバーといった「LFPネイティブ」といわれる「生まれながらに“速い”企業」の事例も取り上げ、世界のスピード感を体感できる内容となっている。
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紙の本
VUCAが及ぼす次世代経営
2019/04/08 08:21
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投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1 LFPとは・・・
世界を取り巻く環境の特徴
V olatility(不安定性)
U ncertainty(不確実性)
C omplexity(複雑性)
A mbiguity(曖昧模糊)
不安定で変化が激しく、先が読めず不確実性が高く、かつ様々な要素が不確実に絡み合い、極めて不明確で不透明な環境。
VUCAという未知な経営環境に勝ち残るために必要な新たなコンセプト
→LFP(ライト・フットプリント)
「軽い・軽快な・身軽な」「足跡」
足跡が残らないほど、素早く身軽な経営
ヒト・モノ・カネ・情報に続く、第5の資源「時間」に着目する。
VUCAを勝ち抜く3つの組織能力
・並外れた敏捷性
・並外れた柔軟性
・並外れた創造性
LFPの4つの特徴
・中央集権と自律分散の両立
・協働協創
・相互信頼
・隠密潜行
2 変革のためのパラダイムシフト
並外れた敏捷性は「まずやってみる」
考えて動くでは、チャンスを逸脱する。
5つのパラダイムシフト
・「本社主導」から「現場主導」への転換
・「体格」一辺倒から「体質」重視への転換
・「戦略」至上主義から「戦術」重視への転換
・「革新」偏重から「改善」重視への転換
・「個人」依存ではなく「チーム」重視への転換
本社というメインフレームに依存するのではなく、支店・支社が自ら地域戦略を策定し、実行・学習しながら持続的に成果を上げるクライアントサーバー型のシステムを実現する。
価値創造の主体はあくまでも「現場」。
単純に同じことの繰り返すだけのオペレーションではなく、変化を先取りする「創造的なルーティン」「創造的なオペレーション」でなくてはならない。
進化しなければオペレーションに価値はない。
現場力の格差そのものが、企業の競争力の差である。
現場ならではの切迫感、臨場感に耐えうる生きた「知恵」こそが求められている。
「グローバル・ハブ」の役割
現場力を支えるプラットフォームであり、組織の求心力として、分散する現場を束ねる機能を有する。
・企業全体のビジョン、戦略のグランドデザインを明確に打ち出すこと。
・掲げたビジョンを実現するために、自律的に動くことができる現場を育て、支援すること。
3 LFP経営を実践する10の原則
<戦略的視点>
・「並外れた敏捷性」を中心的経営課題として掲げる(速さ×的確性)
・ダイナミックに「時間を買う」
・異なる「体内時計」を持つ企業と組む
・徹底的に「初」にこだわる
<組織的視点>
・分ける、任せる、つなぐ
(事業単位を小さくし、権限委譲を行い、ネットワーク化する)
・タスクフォースチームを編成する
・早期に着手する
<オペレーション的視点>
・常に現場を起点にする
(現場の感度のみならず、本社の感度も高めることが鍵)
・緊密な人間関係を構築する
・原点を忘れない